きょうは僕の即位式の日 青き王誕生
銀の城に帰ると、青き女王より言われた。
「これであなたは青き王の条件を満たしました。」
「即位の儀式を行い、青き王になり、これよりあなたの寿命の尽きるまで
王としてここにいていただきたいのですが、ご承知いただけますか?」
「OK牧場」
ただちに女王は青き王の即位の式典の準備を命じた。
銀の都市の町中が青き王を迎える準備で湧きかえった。
きょうは僕の即位式の日。
きょう、腹黒田高校1年の田中太郎は、ジルコニアの青き王となる。
即位の式典は銀の都市の入り口から
僕は、なぜかパンツ一丁で入場させられる。
靴も立派な金糸で縫った絹の靴を履き、金糸で織り上げたマントをつけている。
ただ、体はパンツ一丁。
痩せてる僕はあばら骨が浮き出て前かがみで貧相なことこの上ない。
高らかなファンファーレともに正装した楽隊が賑やかな音楽を奏でながら僕の前をいく。
銀の城を目指して歩いていくと、
途中で白いローブと帽子の上品なおばあさんの魔女が
青いサファイアの鎧の靴と手袋を履かせた。
つぎの町の角で赤いローブと帽子の赤の眼鏡の痩せた魔女が僕に
青いサファイアの鎧の下パーツを履かせた。
次に町のまがり角で緑のローブと帽子のデブの圧化粧の魔女が
青い鎧の上をつけた。
つぎの噴水のところで黄のローブと帽子の小柄なつぶらな瞳の魔女が
青い剣と兜をつけてくれた。
完全武装になったところで、楽隊の音楽が賑やかな曲から荘厳な曲に変わった。
僕は銀の城の大広間に入った。
そこには女王がいて玉座に座っていた。
女王は全身に青い小さなリボンを散らした青いロングドレスを着て
髪はふんわりとした盛髪に白い小さなリボンを散らしている。
物凄く可愛い。
そしていつもの金の王冠を被っている。
僕が前まで進むと、僕の前に来て、僕にchu!とキスをした。
僕は顔が真っ赤になり、なにをしたらいいか全部忘れてしまった。
女王がそっと
「兜をとってください」
といったので兜を外すと、
頭にサファイアが散りばめられたの金の王冠をかぶせて、
僕にサファイアの王笏を持たせた。
僕は女王と二人で2階のバルコニーから
広場に集まった人々に姿を見せて両手をあげて答えた。
人々の歓声があがり、城の城壁から燃え上がるように
花火が大量に打ち上げられた。
そして、町中がパーティ会場になって、
女王の大判振る舞いの料理と飲み物と、パレードが始まった。
人々の歓声が響き渡る
「万~歳!万~歳!青き王様おめでと~う。」
青き女王が、そっと田中太郎の横によりそい微笑んでいる。
女王は消え入りそうな声で恥じらいながら「愛してるわ 青き王 貴男はわが夫です」とそっと囁いた
(まだ、契れてないんだよな……ごめんねアルテミシアちゃん、
あと1年か2年無理かも。でもがんばるね)
ーーアルテミシアちゃんのこと「あんた非処女かよっ!」って言わなくて良かったーー口は禍の元ーーいまは、ぼく、アルテミシアちゃんのこと大好きですっ(キリッ)
(ジルコニアの希望と成れ!青き勇者よ! ……いあ、いま僕には愛がある!)
FIN




