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外道の道も本能故  作者: モロモロ
第一章
9/90

9 ヒデェ

※いろいろと酷いです。耐性の無い方は後書きまで飛ばしてください。

「食事?バカ言わないでっ!そんな余裕があるならレントの手当てを!」


母親はサルシュにそう言っていたが、大鍋が運び込まれてくると突然押し黙った。


「アグッェゥゥ!かぁ、かぁさんをはなせぇぇ!」


「うるせぇ大人しくしてろっ!」


ボキュッ!!


「ウアガァァァギャハッ」


親指はまた少しくぐもった音がしたな。

怒鳴ったライルの目が血走っている。

いい面構えだ。


「な?何?この臭い!?食べ物じゃないっ?!」


泣きじゃくっていた姉が顔をしかめる。


母親は鍋のある一点を見つめて目を離さない。


「いや…嫌よ…だって…そんな…まさか…」


母親が見ているのは、鍋の端をしっかりと握った手だった。

煮えたちグツグツと湯気の立つ鍋の中から鍋の端をがっちり掴む手の薬指には薄汚れた指輪がくすんだ光を放っていた。


「え?…ロウ?え?ロウ…?な?の……?」


無骨な手に見覚えがあるんだろう母親の目線は一瞬もそこから動かない。


「ウガッァ…まさか………父さんを…」


「さぁて、皆さん苦労して私達が調理したご馳走ですよぉ」

魔導師ゴルスが呑気にそう言いながら大きな器を用意する。



「活きが良くてなぁ。ちぃと締めるのに傷物にしちまったよ」

格闘家ジウが肩を回しながら言い放つ。



「さて、じゃぁ愛しい旦那様が必ず助けに来てくれるって言っている殊勝な奥方様に今晩の仕事の前に精をつけてもらおうかね。ゴルスさん一番栄養がある部位でお願いしますよ」


「へい旦那!」


元気に返事をしてゴルスが料理を盛りつけた。

盛りつけた椀から女を見つめる頭部。

母親は椀に話しかける。

その目は既に焦点が合ってない。


「ああ、あなたお帰りなさい。遅いから心配してたのよ。レントがグズって大変だったのよ」


焦点の合ってない目に、慈愛に満ちた笑顔を称え椀を見つめる。


「旦那、駄目だその女壊れましたぜ」


ダウがサルシュに忠言する。


「うあああああ!!!!コロスッ!殺してやるぅぅぅぅ!!!」


少年が暴れ出す。


「少し元気過ぎるな。ちょっと大人しく横になって見てろや…」


ライルとダウが少年を組み倒すと、両手両足に剣を突き刺した。


「ァ………」


あまりの痛みに声にならないのか、少年は軽く身体を痙攣させ横たわっている。


「レントッ!誰かっ!すぐに止血をっ!母さんっ!しっかりして」


姉が手錠に繋がれた手をガチャガチャと動かし、血の滲む手首も気にせず、もがきながら叫ぶ。


「ジーナ。レントが起きてしまうわ。大きな声を出さないで。それよりも、父さんが帰って来たのよ。お帰りなさいは言ったの?」


虚ろな表情で娘に話しかける母親。

絶望を顔に張り付かせ母と弟を交互に見つめる姉。

その姉に小刀を片手に近づくサルシュ。


「ほれ!動くな!傷付いても知らんぞ!弟を止血して欲しいのだろ?すぐに治癒魔法士を読んでやろう。おおっ!こんな所まで美しいのぉ!助けは来ないのは分かったろう。足を開くんじゃ」



小刀で手早く娘の衣服を切り取るサルシュ。慣れた手際の良さが、この行為の常習性を感じさせる。


悪徳を積んだ人間特有の良い香りが、サルシュから窓際まで漂ってくる。


「ううう・・・ごめんなさい。父さん、母さん、レント。ごめんなさい、ごめんなさい」


謝罪しながら足を開く姉。


「おお、良いぞ良いぞ!」


嬉しそうにはしゃぐサルシュ。


「エレレルさんを呼んできて下さい。それと水と油もお願いします」


ゴルスとジウが部屋を出て行く、そして、数分で戻って来る。


その間、抵抗をやめた姉はレントになされるままだ。


「ふむぅ。やはり従順過ぎるといのも興が削がれますね。エレレルさん少年に治癒魔法を!ジウさん顔に水をかけてやって下さい。ゴルスさんはジーナさんに油を」


とんでもない変態野郎だな。


僧侶エレレルの杖先から淡い光の霧が出て少年に降り注ぐ。

次第に血が固まっていく。



ジウが水をぶっかけると目覚めた少年が、ぼうっと周囲を見回して姉の姿を発見し、拘束する二人の男の下で再度暴れ始める。


「姉さん!うああああああおおおおおお!!!!!」


「レント!見ないでっ!!」


姉に油をぶっかけるゴルス。

肢体が妖しいヌメッとした光を放ち始める」


「あああああ!!!やめろぉぉぉぉおおおお!!!!うあああぐふぁぁぁあああ!!」


怒鳴り、叫び、男達に蹴りを入れられても抵抗を止めない少年。



「見ちゃ駄目!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!許して!許してよぉぉ!」


泣き叫ぶ姉。


「やっと面白くなって来ましたね!」


いそいそと衣服を脱ぎながら恍惚とした表情で話すサルシュ。


「さて、ではいただきますよ」


ニヤついたサルシュが姉に近づく。



「やめろおおあああ!!!殺すぅううう!!!ああああああああああああああああおおおおおおおおおううううううああああああ!!!力を!!俺に力をおおおお!!」


絶叫する少年。



同時に俺にも異変が。



※注意※

「契約依頼が来ています。承諾すると保有DP(ダンジョンポイント)を一時的に全失します。また契約内容によっては、併せて肉体変化、魔物の消失などが発生します。」



悪魔契約


<承諾>

<拒否>




<承諾>←

「ピコッ」


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