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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第04章 獣と鳥と新たな出会い
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第52話 最強勇者、ナダレの力

3人の勇者がそれぞれ戦闘形態に並ぶと、さらに武装したレイガと2本の魔剣を持ったリリスも並んだ。

そんな5人の迫力にマグームとロボット兵は思わず怯んでしまう。


「んで、誰から先にやるんだ?」

「もちろん、全員でしょ?」

「だったら、さっそく楽しもうか!」


最初に動き出したナダレは右手をさっきみたいに剣に変形し、さらに左肩に収納されてた。麒麟の頭部をした光線銃のような武器を取り出した。


「さぁ、久しぶりにミヤトの前で戦ってやるよ!キリジェード、ガンモード!」


キリジェードと呼ばれる武器でロボット兵を攻撃した。

それもちゃんとロボットの間接や回路を、正確に狙って光線で撃ち続けた。すると一度キリジェードを上空に向かって投げると、レーザーソードに変形してキャッチする。


「キリジェード、ソードモード!」


そのままキリジェードと剣になった右手でロボット兵を斬り倒していった。

すると右手の剣をナダレの背と同じ位にまで伸ばした。


「喰らえ!ロケットブレード!!」


右腕はロケットパンチのように推進発射されると、次々とロボットの頭部を突き刺しもぎ取り。そのまま右腕はナダレの肘に自動で戻ってくると、見事にロボットの頭部の串団子が完成してた。


「まだまだ行くぞ!」


さらに左腕からバルカン砲を出して撃って、右膝からもミサイルを発射した。

それから右手を元に戻すと指先から、から冷凍光線を発射して敵を凍らせた後に、左手を鉄球に変形してそのまま豪快なアッパーが決まったり。ナダレはたった1人でロボット兵を50体ほど楽々スクラップにした。


「どうだ、俺は勇者の中でも最強なんだよ!」


自慢して高笑いしながらもナダレの攻撃は続いていた。


「アイツ、1人だけ暴れやがってよ…俺にも、喧嘩を楽しませろよな!」


北金も超合金の鉄拳で次々とロボット兵を殴り倒していった。


「アイツの両腕って…」

「オリバグリウム……究極の超合金!」


ロボット兵が言う究極超合金オリバグリウムとは、世界融合の時にそれぞれの世界の金属が偶然融合して生まれたのか、または初めから太古から存在していたのか不明だが。とにかくこの世界において最強を誇るレアメタルである。取れる数は少ないけれども、その強度と耐久性と耐熱性に腐食性など目でもない程。

それらはロボットのコアや発電などの機関に使われてるが、大胆に北金の両腕に使われていた。


「男がもっとも燃えるものって知ってるか?」

「「「「え?」」」」

「それは合体と…」


すると北金の掌に装備してある発射口を敵に向けると、そこから特大のビームを発射して敵を蹴散らした。


「ビームに決まってんだよ」


ドヤ顔になりながら宣言した。

その頃、琥珀も右腕をドリルに左腕を回転ノコギリに変形して、ロボット兵にドリルパンチで攻撃したり回転ノコギリで切りつける。

だが、遠くでロボット兵が10体程頭部を大砲に変形して琥珀に砲撃を開始しそうになった。


「全員、照準確認!」

「「「「照準確認良し!」」」」

「撃っ…!」


その時、砲撃隊のリーダーロボットの胸が何かに撃ち抜かれて倒れた。


「え?これっ…て」


驚いてリーダーロボットに近づくロボット兵だけど、そのまま胸を撃たれて倒れてしまい。そのままドミノ倒しのごとく、砲撃ロボット全てがライフルのようなのに撃たれてしまう。すると1体のロボット兵が完全に機能停止する前に見たものは、戦闘中の琥珀の背中から自動射撃のライフル銃が出てきた。そしてライフル銃に撃たれたのを確認して機能停止した。


「なんか、変な視線を感じたけど…気のせいよね」


しかも当の琥珀本人は全く気付いていなかった。

それからリリスもロボット兵に囲まれていた。


「アイツ、ハーフ魔人らしいな?」

「そうか、だったら魔法陣の刺青が発動する前に倒す!」


彼女が刻印のないハーフ魔人だと分かりながら、舐めきった態度を取っていた。

だが、リリスは自分の所有する魔剣のレーヴァテインとカラドボルグの柄を掴む。


「お前達に、この魔剣の力を存分に教えてやる」


両腕にも刻まれた魔法陣を発動して2本の魔剣に巻かれたの鎖の封印を解き。そのまま同時に鞘から抜いた。

そして鞘から抜いた2本の魔剣レーヴァテインは刀身が血か炎のように真っ赤で、カラドボルグは鮮やかな銀色の刀身でどちらもさっきより危険なオーラを漂っていた。


「あれが、魔剣か…」

「だがしかし、我らはそんなんで恐れる事ない!」

「そうだ!行くぞ!!」


そのまま襲い掛かってくるロボット兵だったが、リリスは精神を集中させて両手の魔剣を構える。


「では、参る!」


するとレーヴァテインの柄の目蓋が開いたのを合図に、それはまるで美しく舞いを踊るかのような動きをし。リリスは敵の攻撃をかわして回転やジャンプで2本の魔剣を巧みに操りながらも、敵に軽く斬撃を与えたりした。

しかしリリスの攻撃が軽かったのか、ロボット兵のダメージが少なかった。


「随分と美しい剣さばきのようだが、爪が甘かったようだな?」

「この程度で、我々が倒せるとても?」

「もう、お前らは倒されてるけど?」

「なに?ん?これって…!」


1体は突然ボディが発火して燃え上がって、さらにもう1体もいきなり倒れてしまう。


「どっ、どうしたんだ!!」


すぐに倒れた方に駆け寄ってカバーを開いてみると、まるで電流が流れたかのように全ての回路が焼き切っていた。


「このレーヴァテインは獄炎を封じた剣で、カラドボルグは稲妻の力を宿した剣。切られたら相手は燃えてしまったり、電流を受けてしまう」

「そ…それって!?」


時既に遅しで、殆どのロボット兵は発火や電流で全滅してしまった。


「みんなやるねぇ?だったら私も負けてられないな!!」


ブロドンとパラメと合体武装したレイガは、2人の所有武器の剣と槍を持って戦闘に入った。

襲ってくるロボット兵を、剣と槍でバッタバッタと倒してさらに9本の尾から妖弧が得意とする。妖術の1つ狐火を大量に出して攻撃した。


「ほらほら、アンタ達の力はそれだけなの?とんだポンコツね!」

「クソ…!全員であの女狐をやるぞ!」


レイガの挑発に乗せられたままロボット兵全員はさっきの琥珀相手の同様に、頭部を大砲にだけでなく両腕もキャノン砲に変形した途端。


「さぁ、発射!!」


そして琥珀の時では失敗したがロボット兵の一斉砲撃が見事に決まって、レイガの居た場所は砲弾やミサイルで強い爆風や爆発が起きた。


「うわっ!凄い爆風だ!?」

「てか、レイガは大丈夫かよ!」


少しは離れた場所でレーグラスとハークスオンに、少し体力を回復させている倉山とダイゴは敵の砲撃を喰らったがレイガを心配し始める。

しかし、その場にはレイガの姿はなく代わりに一枚のマントが落ちていた。


「マント?」


不思議に思った1体が、マントを拾い上げてみた。

するとガスっと何かを突き刺した音が響いた。


「ん?これって…」


なんとマントから槍が出てきて、ロボット兵を刺したのであった。

しかもそのまま鳥のように羽ばたきながら、敵に向かっていくと周りから火の玉を出して攻撃する。


「なんだっ!?」

「あのマントは一体!!」


敵が混乱していると、マントから武装形態のレイガが現れて、そのままマントを羽織った。


「残念♪ジャックランタンのマントは丈夫で特殊空間と繋がっているのよ。と言ってもこのガーゴイルの鎧の強度も最強なんだけどね!」


さっきまでの倍の狐火で攻撃し続けた。

しかし次々とロボット兵は、屋敷から出てきた。


「全く、ぞろぞろとロボットが出てきて!」

「無駄だ!地下には半永久的に動き続ける自動ロボット製造機があるし、なにより地下には俺達以外に作動する罠が多数あるからな!!」


自慢するマグームだったが、それを聞いてナダレはニヤリと笑い出す。


「じゃあ、外から破壊すればいいじゃん♪」


ナダレは背中と両肩から特大ミサイルを3つ出した。


「どうせなら、もっと豪快に♪」


レイガも両手と尾を上空に掲げて、巨大な狐火を生み出した。


「まっ、万が一の為に三倍に」


さらにリリスもレーヴァテインから炎を、カラドボルグから稲妻を纏うかのように刀身を包む。


「お、おい…ちょっと待てよ!」


マグームは獣人特有の危機管理で危険を感知し。慌てて3人がやろうとしている事を理解して恐れるが、すでに遅かった。


「トリプルビックミサイル、ゴー!!」

「巨炎狐火!!」

「フレイムエレキスラッシュ!!」


ナダレの特大ミサイル3発と、レイガの巨大狐火と、リリスの炎と稲妻の同時斬撃と、3人の必殺技が見事に決まり。マグームの屋敷は地下のロボット製造機と一緒に爆発し破壊された。


「あ…俺のアジトが…ロボット製造機が…」


当然のようにマグームは強くショックを受けてしまう。


「ショックになっているところ悪いが」

「こっちも終わったぜ」

「え?」


しかも北金と琥珀とミヤトとルシファーとヘグラーパーとディグットが、残りのロボット兵を全部破壊していた。


「こっちも回復完了だ!」


さらに倉山達も体力を無事に回復させたその時。

ピカッと地面に光が出て、そこに10人の影が現れた。


「あれ?なんだここ?」

「あーーー言ってなかったけど、転送刻印って描いた本人の近くに転送されるの」


それはバード連邦で鳥人側のレジスタンスリーダー、サグートを追って戻ってきた野田達であった。


「「「野田!?」」」

「野田くんにソロリックさんにホルさんも!?」

「え?野田…?」

「アンリュウ…お前なんで戻ってきたんだ?」

「ミオーズも!」


全員が野田達の登場に驚いていた。

そしてこちら側も。


「ナ…ナダレ!?」

「ナダレさん!それに北金くんに琥珀さんもどうして!?」

「よう!会えたな♪」


ヴァルベン達もナダレら3人がいる事に驚く。


「アナタ達、なぜここに!?」


キッカがなぜここにいるのかナダレ達に尋ねた。


「だってお前らとトムが出かけていたから、なんか面白そうだと思って」

「てか、コイツは俺達を待たずに勝手に行きやがったけど…」

「ほんとほんと!全く本当に協調性がないんだから」

「なんだよ…お前らならすぐ追いかけてくると思ってたんだよ!」

「どうだか?」


なにやら勇者&人間組が言い争いを始める。


「貴様ら、こんな事をしてる場合じゃないぞ?」


グレスが全員に呼びかけられると、いつのまにかマグームは何かのリモコンを操作していた。


「アイツが、獣人側の黒幕か…なにしてんだ!?」

「ふふふふふ!もう貴様らのせいで計画の半分が台無しだ!だからもう半分を実行する!!」


そしてリモコンのスイッチを、ピッと押した瞬間。

突然の揺れが起き始めたと思ったら、地面が割れてそこから巨大な影が現れた。

戦闘形態のナダレと北金と琥珀と、さらにレイガとリリスの大活躍。

次回はマグームの秘密兵器と、野田の新たな力をどうぞ!

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