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Singalio Rou' Sel' seus-Holiznier naz Crysetalanom  作者: 篠崎彩人
第二晶「百花霊乱」

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Seventh Crystalline: Five is to live, seven is to go heaven

挿絵(By みてみん)

 突然だが、私は昔から五角形が好きだった。四角形の男性的な整合性と六角形の女性的な優美さの間に有る何処と無く不安定なそれには、男性でも女性でもない者、いや人にはまだ成り切れて居ない者赤子を連想させられる。これから己の存在定義を始めようとする力強さを秘めつつも尚それ自体に揺るがざる個としての価値を漂わせている印象は私に勇敢な前向きさを与える優しい音色である。だから私は第一海を五の塩の柱が支えていた事実で口笛を吹く事が出来るしこの第二海の七の礎は中に二つの安定軸を含めた五角を形成している物と信じて疑わない、そうであると言い切るだけの好ましい夢見心地が私の心の奥深くで暖かい春の歌を演奏している。だが逆に言うと、私が安定軸である二つを触る状況、つまり第七の天使像に至るまで真なる羽根を見つける事が出来ない状況がまるで想像の外側に置かれている、私は、七角形が恐い。七角形は、その形をあまりに脳裏に思い描きにくい、限り無く確かさの下存在はしているのだろうがその印象があまりにもばらけている、それはあたかも生の束縛から解放された有機物が秋空に舞い散るかの様な不安さと共に嫌な色合いで私の心を埋め尽くそうとする、血がその新鮮な明るみを失い自然に還る時の色、そう、土の色だ、空を目指す私が一番避けたいと願う、生物と言う子らの活動をそこに留めさせる強欲の巨大なる母大地の色彩だ。私の精神の海が七の水仙を墓場とする天使候補死者を選び出したのは多分、次の第三海が遠いからである、もう私には時間が無い、この第二海で全てを終わりにさせる事が出来ないのならここが死地となるであろう事の無意識的代弁なのだろう、私もまた光の粒子として死を迎え、七の暗き光線として引き裂かれこの不気味なまでに無表情の青を抱く空に虹を描く事になるという事の。だからこそこの死地として十分予定され得る第二海から後を見出せ、己の生を宿した道筋の枝分かれに際し動物の在るべき道を選べ、植物の陰を追って動物が完全な植物的存在と化す唯一の方法死の道を選ぶな、と私は私自身に忠告しているのだ、この七の輝きを抱く小さな星の海の有様で。この第五の天使像にて私のこの後を勝ち得てみせる、こう構えてみた所でどうになるものでもないのだが私は願掛けの意味も込めて自分にそう言い聞かせると辿り着いた第五の像に対する識別の沈思に耽ることにした。

何処まで話を潜っても参考画像に水仙は一緒 何気に大活躍してたのね、もうラス前一よ

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