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Singalio Rou' Sel' seus-Holiznier naz Crysetalanom  作者: 篠崎彩人
第二晶「百花霊乱」

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17/17

Second Clustering「万解、インケルディアス・ハイメン 花の人片、シーカ・ヴァイトマー」+おまけ

挿絵(By みてみん)

 私の思考は、黒の七を五と柔和解釈した時点で散ってしまった様だ。七は七であり、私にとって恐怖の、死の数字と言ってもいい物だった。生命の散らばり、百の霊達の散花。それを体現する様な最終思考ルーチンが有り、そしてそれがそのまま止めとなった。

 そもそも最大で五つしか有り得無かったのだ、あの塩の羽と呼んだ人だった誰かと言う仮定存在の黒い死に様は。最初見えた五つをイメージの特段の具体化無く素通りしてしまったのは、それが七と言う死の数字に飛び込む為の準備運動の様な物だったから。そして、次に見えて来た本番である七のうち、一つ目から五つ目が自分の思い描く突飛では有るが事ここに至ってある種リアルな理想として抱え込んでいた花との折り合いの付け方その上位五位、つまり死に様ベストファイブ。よくよく考えると五個目が無いのはご愛嬌で、単に生き抜く意志を持っていたその最後の抜け道、名残とでも言うべき悲しき性の成せる業だ。六つ目、これに触れた時点で死が訪れる。私に七のうち二組四つをそれぞれ同位置に有ると安堵の内に見させた悪意の二片の一つが、終わりへのスイッチだったのだ。そして隠れていたうちのもう一つ、七つ目が未来への黒にも白にもなる置き土産、死んだ感想はどうですか、これから死ぬ人間に対し与えられる情報は有りますか、ちなみに前の人間が植え込んだ罠は”何百回も水仙の園に入ったとする安堵感”だったそうだ、私はまんまとその悪夢的な罠で陥れられてしまった。

 七角形を七角形として瞬時に思い描けていたら、私や私の他に死んでいった水仙の民達はどうなっていたのだろう、むしろ思い描いた人物も居たかもしれないがあの五角形への甘美な誘惑の中でそう出来るのか今となってはそれは分からない。私の五角形信仰が出て来たのも唐突だったし、生前果たしてその様な思考を抱いた事があったろうか。

 さて、置き土産だがどうしようか。前回の人物は単純に私を陥れてくれた様だったが、苦痛を軽減させてくれる設定だったとも言える。慣れ親しんだ筈の水仙狩り、上手く出来ない筈は無いと。何を思い描き遺恨の種としようとそれは表裏一体、次の花の愛人に解釈は任せるとしようか。そして、私は、”花を愛している筈なのに水を上げる事の出来ない無常感”と言う心にも無い事を残した。この無常なる水やりゲームの果て、いや、無いのかも知れないが、そこに一つまみの愛の欠片有らん事を。

それにしても思考世界なので立って居るショットの多い事 お疲れさまでしたインケル&水仙 俺自身もこれでAI作業から離れられるよ


ここまで辿り着いた花と生きた人の散り様を見届けた者へのおまけ画像コーナー

挿絵(By みてみん)

構想だけで終わったシーカと言う水仙少女


挿絵(By みてみん)

以下20年越しのおまけ文 時の断絶が凄まじい分なんとなく20年後作品系統のギャグパートと同じ立ち位置にしたくなかったのでここでひっそり

H.-na(rcissuz)-C.(花-し)

naz0.7「ホラナズ」

 七の数字と共に終わった私の運命だが、どうもこの作品自体断筆の切っ掛けとなった七作品目と言う事らしい。終わったのは私だけでなく、私の葬り手である作者の方もそうだったのだ。

「で始まったのが私とインケル君によるnazOの”遡って原点Singalioに辿り着こう企画、その名もH.-na(rcissuz)-C.(は-な-し)”って訳。そもそもあの一作目の謎の鹿とインケル君は作者の頭では繋がって行ったって事らしいよ」

「えあんた誰? 鹿?」

「私はシーカ、水仙少女。葬り去られたって自慢してるけど私なんか登場機会ゼロよゼロ。大体ホラナズ自体インケル君の思考オンパレードで全くむさ苦しいったらありゃしない。それなのに感想サービス当選とかマジで無いでしょ」

「フフッ、いやそう言われてもね。イケメン思考だったんでしょうインケルだけに。てか何気に読者ベースで俺のさっきの思考も読んでるの凄い」

「いや無いわー何このナルシスト~ナルキッショすぅ」

naz0.6「さらいら」

「で、その水仙少女がこの立ち絵ばっかり出力されたアクション度外視主人公に何の用だって?」

「えー次のお題さらいらだって」

「は? お題?」

「だーかーらー、遡り企画なのこれは。どんどん時を待たずに進行しちゃうのよ、せっかく出番貰えたのにこんなのって無いわ」

「あーまあ、作者の思考を辿れるのは断筆前の最終作主人公の俺の特権では有るが。まああれやね、とりあえず最後のティアラ冠したイルメイのカットで20年越しの完結を見たのは間違いない、だからあれも或る意味未完だったんじゃないの」

「最も不遇な扱いの私を置いといてよくぬけぬけとそんな事が言える物ね」

naz0.5「妻今」

「次2010、うわ妻今、妻なうとかなんかイマイチネタとして古いお題が来たよインケル君」

「え妻なう? 言うて統失永久独身確定の作者の癖になんか惨めな改題するよね妻今ってさ」

「それ以上いけない。あのこぼれ話パートには妻今シャルなうだかって書いてあったわね」

「あー作者デブ中年なのにポップン好きだからな。汗臭さも交じってマジ公害だよ」

「でもアレ唯一出力に艶めかしいキスシーン有ったしなかなかだったわ、私ときめいちゃった」

「うん、だって白の彼女全裸設定だからね元々。作者なりのエロスの凝縮でしょ」

naz0.4「ハトホワ」

「ハトホワ、なんかエロゲーっぽいしシンプルな言葉の組み合わせな奴が来たわね」

「でもこれもHer til White Airとか言う作者脳内バンド名から来てるらしいね、中二病患者乙」

「あんだけ斜に構えた思考の垂れ流ししてたアンタが言うか。でもこれも涙ながらの愛し合う二人の再会シーンとか有るのよね」

「シーカさんそう言うの好きね。俺はやっぱエイツヴェイクさんが良かったかな、シンガリオの年の差恋愛もう一度みたいな設定じゃん」

「白目なのは2010の主人公に受け継がれた感じね、出力するまで特に無かった設定みたいだけど」

naz0.3「アウトゥル」

「はい、断筆の主原因かも知れない私達にとっての諸悪の根源、アウトゥル来ましたわよ。もう存在自体アウトでしょこれ」

「まあもう思考の流れの表現一本で勝負してる様なとこあるからね。あれを強化してみましたみたいな世界の我々はもう行き場を失くして斃れるより他無いよね」

「ほんとほんと、私だってこうして取り上げて貰えるまでにどんだけの歳月費やしてんだって言う」

「そんなでもシーカさん好きなパートある訳でしょ」

「骸骨天使ちゃんとあのビジュ良し謎イケメン天使のすれ違いが最萌えだったよ」

naz0.2「マイトビー」

「シンガリオの一個手前まで来たわね。私達の短かったけど濃い絡み合いも終わりが近づいて来たわ」

「そういやシンガリオの鹿がどうのって事が主題なんだったか」

「これ一番世界観が人の気配強いよね」

「その分何となく場面がはっちゃけてる気がする」

「うーん、色んな意味で実験的な事しかして来なかった作者の側面が見える作品では有るわね」

「あとハトホワのハルカちゃんばりに蛍子って言うロリ御用達キャラもおるね」

「ははーん終盤でロリコンカミングアウトしとけば誤魔化せる的な思想ですか、汚れだわー」

「え待って辞めて? 髭おぢと皺おぢの中で唯一のシンガリオイケメンだよ?」

naz0.1「瞬間が理音」

「あ、作者が気に入ってるフレーズで来たねシンガリオは」

「今までのも妻今以外は遠慮気味で紹介してたのにね、まあ最後だし無礼講か」

「瞬間が理音に関してはこぼれ話シンガリオパートにお任せするとして、来ましたねシーカさん」

「そうねインケル君、鹿よ鹿」

「あー…ってこれ殺されてんじゃん! 俺結局あの水仙世界を生き延びてもこうなる運命だったんか」

「その分私と出会ってあーなってこーなってが有ったかも知れないじゃん」

「え、今なんて?」

「…何でもない。でもロリを脱した少女アイカと抱き合う直前の役回りだから執筆当時の作者的には重要キャラだったのは間違いない」

「そうだね、20年経ってこうしてAI出力後書きみたいなので俺を登用してくれてる位だからな」

「ヒロインシーカで鹿になってぇ、とか思いだけは読み取れるけどね、形には出来なかった」

naz0.0「最後に一言頂けますか」

「なんか語り掛けて来てんですけどこれ作者の出してるフレーズだったのかよ」

「謎は全て解けたわね。筒抜けだったんだわイバへの悪口と違って」

「流石天上人だな。統失デブ中年の癖に」

「ホントね幼女嗜好の文章中毒野郎。私も活躍したかったわよ」

「そもそもこれアレですか、ギャグパートの無かった過去作に一気に付けた事にしておこうって言う」

「あーそれに私も巻き込まれたと。でも悪い気はしないかも?」

 私は結局蒼き鹿にはなれなかった。だがそれでも20年後、こうして鹿少女シーカと語らう事が出来、作者なりの供養も済んだのではないだろうか。万解、ならぬ花満開ってな所である。

「いや鹿少女ちゃうやろ」

 水や仙。

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