第11話:闇の舞台……っていうか、ただの修羅場。
【日本の読者の皆様へ:お詫びと感謝を込めて】
日本の読者の皆様、はじめまして。作者の宮本ユウトです。
まず、これまでの更新において、不自然な翻訳のまま物語を投稿し続けてしまったことを、心からお詫び申し上げます。
私はベトナムの作者ですが、日本のライトノベルや文化が大好きで、「自分の物語を日本の皆さんに読んでほしい」という強い思いだけで、焦って投稿を始めてしまいました。翻訳機に頼り切りになり、日本語としておかしな表現が多く混ざっていたことに、自分自身も深く反省しています。
物語を大切に読んでくださっている皆様に、失礼なことをしてしまったと感じています。本当にすみませんでした。
第11話からは、機械的な翻訳を捨て、自分の全力を尽くして日本語の表現を直しました。本来のキャラクターたちの「魂」や、物語の熱量をしっかり届けられるよう、精一杯努めています。
過去のチャプターについても、これから一つずつ、心を込めて修正していくつもりです。
一度離れてしまった方も、もしよろしければ、新しくなった第11話からもう一度だけ覗いてみていただけないでしょうか。皆様の感想やアドバイスが、今の私にとって何よりの支えになります。
これからも、面白いダークファンタジーを届けられるよう、諦めずに書き続けます。
どうか、これからも応援よろしくお願いいたします。
第11話:闇の舞台……っていうか、ただの修羅場。
今日の闘技場は、火を通しすぎた「魚の煮付け」みたいだ。人の臭いがムンムンしてやがる。太鼓の音、スピーカーのノイズ、そして民衆の喚き声。ユウトの脳みそは爆発寸前だった。彼は人混みの真ん中で、慢性的な睡眠不足による「死んだ魚の目」をして突っ立っていた。
(クソ……こんなことなら家で寝てりゃよかったぜ。埃を吸いにここへ来たのかよ。どいつもこいつも暇人かよ)
観客席では、**『シャドウXII』**の面々が目を皿にして大首領を観察していた。
リマ:(あの方は、激動の時代の中に立っておられる……なんと静寂な佇まい……)
セダ:(メガネを押し上げ、鉄面皮で):「皆、よく見て。シャドウ様はあえて最も騒がしい場所に立っておられる。あれは魔力が乱れる中で集中力を高める『暴風の瞑想』を実践しておられるのよ。なんと鋼の意志……」
クインタス:「セダ、俺にはあいつが今にも寝落ちしそうに見えるんだが」
セダ:「黙りなさい。あれはマクロ観測の境地よ! 見て、あの方の足が小刻みに揺れているのを……あれは疲れじゃないわ。魔力を大地に流し、闘技場の地質構造をすべて探っておられるのよ!」
「ユウト! 来てたのね?」
エレナ・アストリアが唐突に現れ、万力のような力で彼の肩を掴んだ。
ユウト:「……離せよ。窒息するだろ、このアマ」
エレナ:「夢でも見てなさい。今日はアンタ、私のものなんだから」
周囲がざわつき始める。「おいマジかよ、あのガキ何者だ? エレナ様にあんなにベタベタされて」「どうせパシリだろwww」
(うぜぇ……マジで死ぬほど不快だ……)
ユウトが心の中で呪詛を吐いていると、さらなる殺気が押し寄せてきた。
「ユウト! 貴様、その女と何をしとるんだ!」
ユウキが現れた。借金取りのような形相で詰め寄ってくる。
ユウト:「……姉貴、助けてくれ」
ユウキはもう片方の腕を掴み、力任せに引っ張った。
「離しなさい! この子は家に戻って掃除をさせるのよ。大会なんて出てる暇はないわ!」
エレナ:「離さないわ! この人は今日、私のものなんだから!」
こうしてユウトは、二人の女による「人間綱引き」のロープと化した。
(……痛ぇ、マジで痛ぇ……この女ども、俺をバラバラにする気か?)
観客席では、セダが相変わらず無表情で「解説」を続けていた。
「見なさい! あの二人の女性は、シャドウ様が意図的に引き込んだ『不確定要素』よ。両側からの物理的な負荷に対して、重心をいかに維持するかをテストしておられる。極めて難解な力の均衡の実験ね!」
クインタス:「セダ、あいつの腕がちぎれそうなんだが……」
セダ:「あれは演技よ! あの方は、世俗の誘惑に対する忍耐を私たちに教えておられるのよ!」
『予選開始! 第一試合:クロガネ・ユウト!』
アナウンスが争いを切り裂いた。観客が嘲笑う。「あいつ、泣きそうな顔してやがるぜwww」「三秒で土を舐めるな、間違いない」
ユウトは溜息をついた。即座に「脱出計画」が脳内を駆け巡る。
(マズいな。今ここで表に出るのは、潜伏用のガワが台無しになる。奥の手を使うか)
彼は突然腹を押さえ、期限切れの「魚醤」でも食ったかのような苦悶の表情を浮かべた。
「あ……い、痛ぇ……腹が……! さっきのパンに呪いでもかかってたのか!」
ユウキ:「は? またその手か?」
エレナ:「ユウト? どうしたの?」
ユウト:「ダメだ、お迎えが来た……! ちょっと行ってくる。じゃなきゃここで『爆発』しちまう!」
言い終えるやいなや、彼はドジョウのように身をかわし、人混みの中へと消え去った。
審判が呆然とする。「クロガネ選手?……もしもし? どこだ?」
観客は大爆笑だ。「あのヘタレ、漏らす前に逃げやがったwww」「まさにゴミだな!」
隅に立っていたツカサは、その光景を見て鼻で笑った。「脆弱ね。時間の無駄だったわ」
彼女は二度と振り返ることなく、その場を立ち去った。
闘技場の裏手、人目のつかない路地。
ユウトは足を止め、深く息を吐き出した。顔はさっきまでの騒動が嘘のように冷徹だ。
(ふぅ……危うく台無しになるところだった。白昼堂々戦うなんて、疲れるだけだ。夜を待て……『光』が消え、『闇』が真に始まる時を)
彼は夕映えを見上げ、胸の前で腕を組み、想像上のマントをなびかせた。
「今夜……このステージは、俺だけのものだ」
彼はニヤリと口角を上げた。その「無知(無敵)」な笑みは、忠実な部下たちの目には「深淵なる計略」にしか見えないはずだった。




