らぶトモ 第94話 【汗かいて・・・はだけちゃう】
屋台の食べ物を食べまくったのにも関わらず、夕飯へと突入する女子たち。
別腹なのは、甘い物ではないだろうか?
今回は部屋に設置してもらうお座敷料理だ。
料理長は寒い時期に食べて欲しい食材を自分の目で確かめて仕入れているらしい。
泉水の来店に伴い、泉水のリクエストを採用したらしい。
献立はこの通りだ。
ーー泉水チョイスーー
薬膳麻辣湯と強壮薬膳湯
いいじゃないかいいじゃないか【心のBGMは孤独のグルメ著作権フリーだから大丈夫】
「泉水〜いいですか?」
「おお、ミカ頼む」
用意されていた鍋に火を点けにきたミカ。
テキパキと仕事をこなし説明してくれる。
「鍋にファイヤーしたので、しばし待つことワタイムイジットナウ。
具材を用意して身構えるですよ」
薬膳麻辣湯って、そんな気合い必要なの?
「こちらが今回の食べ物ですね〜」
おお、お肉タップリじゃないですか!
豚肉、ラム肉、春雨。
「薬膳麻辣湯がグツグツしてきたから、まずは豚肉を麻辣スープに入れて、
火が通ったところでサッと取り出してがっついてくださりませ」
ミカ、言葉遣い気をつけろ。
さて、ミカにツッコミを入れてから、パクリと口へ運ぶ。
「うわっ、お肉が香ばしい!!スープだけじゃわかんなかったけどさ、辛さがどんどんしてきました」
「あっ、頭頂部から汗が出てきてねえか?」
「どれどれ、ふむ確かに」
「ププ、お兄ちゃん代謝いいね」
「奈々こそおでこがテカってるぞ」
「やだ!見ないでよ!」
「ふむ。我も頰が赤くなってるな」
「私もです泉水様」
奈々、泉水、桜庭さん、何?なんなの?ホワ〜んとして、顔が赤いし、暑さで浴衣の中に風入れたくて
はだけさせてるし。
たいして涼しくもない手扇ぎでパタパタしてるし・・・。
色っぽいじゃないか。何この至福な時間。
「でも、辛いぞ〜〜〜〜」
「舌がヒリヒリだよ〜お兄ちゃん」
「ふう、暑いです」
あ、あの3人とも、女の子座りしてさり気ない感じで裾を開かないでいただきたいのですけれども・・・。
「あ、そうだ、薬膳スープを試してみようかな〜」
とチラ見してるのを突っ込まれる前にごまかそう。
こっちにも肉を入れて、火が通ったところでパクパクパク。
「おっ、肉の甘みがうまい」
「私これは香ばしく感じる美味しい~」
「ふむ、なかなか」
「野菜が甘く感じますね」
桜庭さんは野菜に素晴らしさを感じている。
麻辣と薬膳を両方味わえていいね。
シメのラーメンを食べてると、
「全身の毛穴から汗でまくってるな」
「ふむデトックス効果はアルやもしれんな」
しっかり料理を堪能してお腹は、はち切れんばかりだ。
ご馳走様でした!
今回は浴衣の裾ね。
ドキドキしてしまいます。
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