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〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
入学・進学編
79/139

らぶトモ 第76話 【監督するよ①】

新展開です。

 何で俺は学校にいるのか。それに生徒がこういう役目をする者なのだろうか。生徒会ならまだしも。

 まあ事実生徒会共は手伝っているが。


「きくらげくん・・・」

「木村です」

「大根くん」

「大吾ですよ」

「あら、ツッコミは健在ね。大吾くん」

「霧ヶ峰先輩のボケも健在ですね」


 霧ヶ峰先輩。この学校の生徒会長。

 霧ヶ峰先輩は学校のカリスマ的存在だ。以前は俺の成績が悪くて家庭教師をしてくれたことがある。(強制的に)

 この学校の一般受験の日に監督役を手伝うように頼まれた。


「一体なんです?久しぶりですね」

「別に私は久しぶりでもないのだけれどね」

「どういうことです?」

「いつもあなたのことは見てるから」

「ええ?まさかついにストーカー行為を?」

「ええそう。歪んだ愛であなたを見てる」

「ちょ・・・」

「うふふ、冗談」

「霧ヶ峰先輩は冗談と本気の境界がわかりづらいですよ」

「うふふ」


 そして、ここに俺はいる。

チャイムが鳴り、テストを裏返す受験者。


「はいでは、これから、テストを回収しますので、回答用紙は、わたし。問題用紙は彼に渡してください」

「では問題用紙を受けとりますのでお待ちください」


同教室の監督者は、みっちゃんこと、奈々の担任。ここらへんは、霧ヶ峰先輩が気をきかせてくれたのだろう。


その後問題なく職員室へ戻る。


「んん~!疲れる」

「ご苦労木村。お前も1年前はあの連中と同じだっただろ?」

「まあそうなんですけどね、あ、トイレへ行ってきます」

「もう時間ないぞ」

「急ぎますよ、次は2年6組でしたよね?」

「ああ」

「ダッシュしますよ」

「廊下は走るな」

「急ぎますの意味ですよ」


俺は早足でトイレへ向かった。

 

これからしばらく続きます。最後まで読んでお付き合いください。



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