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〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
学園生活編
74/139

らぶトモ 第71話 【変わったかな?】

 お兄ちゃんと仲良しにもっともっとなりたいな〜。

 リゾートの時は本当にどうなっちゃうかわかんなかったな・・・。



ーーリゾートで・・・ーー

「お兄ちゃん・・・一緒のベッドで寝てる。かわいい寝顔・・・お兄ちゃん・・・奈々・・・。

 本当にお兄ちゃんのこと・・・す・・・なの・・・。奈々、何度考えても、ほんとバカだよね。

 兄妹なのに・・・。変態だよね・・・。でもね。本当に本当に奈々は・・・」


 奈々は、お兄ちゃんのこと・・・本当に・・・。

 寝ているお兄ちゃんを奈々は、優しく抱きしめ包み込む・・・。そして・・・。


「これは秘密だよお兄ちゃん・・・」


ーーーーーーーーーーーー


 うきゃあああ。

 もう何回思い出したかな〜。

 その度に顔が熱くなっちゃうよ〜。

 奈々・・・本当に・・・お兄ちゃんが起きてたら・・・。起きてて、肩に触れられたら・・・。

 それだけで・・・。


 バフ!


「あイタ〜〜〜!ふにゅうう」

「なに天井見ては紅くなり、手を股に挟んではモジモジ、仰け反っては頬に手を当て悶えておる?」

「泉水ちゃん、詳しい説明痛み入るよ〜」

「まったく、正月明けからずっとその調子だな。いくらあの阿呆のリゾートでいいことがあったにせよだ」

「私、そんなにあからさまに変?」

「まずそれだ」

「え?なに?」

「奈々、お前、自分を今なんて言ったか?」

「私・・・だけど?」

「それだ」

「これのなにがおかしいの?」

「奈々は私と出会ってからずっと自分のことを「奈々」と一人称を言いておったが、リゾートから帰国して

 からというもの、奈々は「奈々」から「私」になった」

「あ、そう言えば・・私全然気がつかなかったよ〜」

「自分でも気づかんというのは、あほのままの奈々で安心したが」

「あほ言うな〜」

「奈々・・・」

「は、はい〜」


 勢いよく泉水ちゃんが私の顔に自分の顔を近づけてきた。


「話は、後でじっくりと聞こうじゃないか。いいな?奈々よ」

「う、うん」

「楽しみだ」

「なはははは」


 泉水ちゃんの方こそ、去年のストレートヘアを少し色を落として、前髪を三つ編みにして後ろで縛る。

 ハーフアップにしてるし、少し唇も色付きリップにしてる。

 高校に上がる前におしゃれの練習かな?

 私も変わったかもしれない。言われるまで気づかなかったけど、

 やっぱりあの時が変わるきっかけだったのかもしれない・・・。

 お兄ちゃんとのあの夜で・・・。


 にゃはあああああああ照れる〜〜〜。


「なにをクネクネしとるんだ奈々は?全く・・・幸せそうな顔しおって。聞くまでもないが、

 聞かねば気が収まらんわ」





少しでも気に入っていただけましたら、ブクマ評価をよろしくお願いします。


女の子も好きな人のことを思うと・・・ね。

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