らぶトモ 第68話 【手伝いに来たよ】①
少し誤字修正と加筆しました。
屋上での頼まれごと(脅迫と厄介ごと)を承諾し、指定の場所に集合することになった。
「なんでこんなにいっぱい来てるんですか?この裏切り者!」
「お前が漫画の〆切が間に合わないって言うから、人数揃えてやったんじゃねえか!文句言うな!」
「でもでも〜!私の趣味がバレちゃうでしょ?」
「この際しょうがないだろ?それにこいつらは俺の友達と妹だから口止めも大丈夫だ」
「ええ!?どの人が妹さん?例のリアル「p@;@l@l@」
「黙れ!」
こいつ、ガムテープで口塞がんといかんな。
「なに?お兄ちゃん?」
「き、気にするな奈々」
「な、なにこの可愛い子しかも巨乳!」
「きょ!??」
「それで?コントは終わったのか兄上」
「あ、兄上?戦国系妹?それに日本人形みたい・・・しかも小さいとは!完璧キャラ」
「せ、戦国系?小さいは余計だ」
「大吾〜、ここが同人誌制作場所ですか?すごいですね道具がほぼ揃ってますね」
「キタ〜!今回のメインキャラ!平等院太助さん!木村くんとの絡みがいつも秀逸!」
「大吾〜。森山翔子女史って相変わらずひょうきんですね〜。腐女子ペンネーム《3本目の足》」
「なんでそこまで知ってるんですか〜!」
ペンネーム:3本の足〜?あからさまにホモ系大好きネームじゃねえか!
「ねえお兄ちゃん、3本目の足って?」
「え?あ、な、なんの意味だろうな?」
「奈々さん、それを知ることは大人の階段をのぼることになりますよ。その勇気がいります」
「大人の階段〜?」
「奈々3本目の足とはな・・・ごにょごにょ」
「ウンウン」
「ちょ、泉水ちゃん!それはまだ早いのでは?」
あ、奈々が・・・だんだん・・・顔が・・・紅く・・・なって・・・。
「ふええええええ」
「ほら〜、顔隠してしゃがんじゃったし〜!」
「まあまあ大吾、いずれはわかること、それが早いか遅いかだけですよ」
「でもさ、太助〜」
「いつまでも純粋で・・・なんてのは幻想ですよ。というか、そういうことに対しては女の子の方が
詳しい方が萌えですよ〜」
「俺の妹を汚すな〜!!」
「え?お、お兄ちゃん・・・みんなの前で俺の奈々だなんて・・・」
部分文字変換されてるし〜!
「と、とにかく、森山の漫画を完成させればいいわけだから、みんな手伝ってやってくれ」
「木村くん・・・」
「も、森山さん・・・ですよね。お兄ちゃんがお世話になってます。妹の奈々です。私にできることが
あれば言ってください。頑張ります」
「奈々さん」
「まあ、兄上の頼みだからしてやるのだ感謝せい」
「泉水さん・・・」
「クラスメイトがピンチですから、当然のことです」
「平等院くん・・・皆さんありがとうございます」
全員に頭を下げてお礼を言う森山。ま、それなりにいいやつなのかも・・・。
「ところで木村くん」
「ん?」
ヒソヒソ
「巨乳の妹と戦国系の泉水さん、どっちが本命?」
「は?何言ってんのお前」
「どう見ても2人は妹萌えポジじゃないですか(ポジション)」
「何言ってんだ?」
「お兄ちゃん、奈々・・胸が大きすぎてくるちいの・・・ああくるちい〜お兄ちゃんにおっぱいの
マッサージして欲しいの〜。そしたら治ると思うの・・・」
何言ってる?
「兄上・・・。今夜は私にお慰みをいただく日・・・奈々とは違い・・・感度は・・・。
ああ、はしたない私に・・・お仕置きをして欲しいのです・・・」
おい!やめろ〜!
「はあ・・・はあ・・・奈々さんと泉水さんと木村くんの3人で・・・って言うのも捨てがたい・・・ハアハア」
「ああ、もう先に進まねえ〜」
やっぱ、引き受けなきゃよかった・・・。
妄想は止まりませんね。
はあはあしちゃうの大変です。
続きます。
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