らぶトモ 第61話 【リゾートで働くよ】
「へいお待ち〜!」
「特製海老マヨ焼きそば5人前でお待ちのお客様〜お待たせしました〜」
「お姉ちゃん今度はこっちに3人前ね」
「ありがとうございます〜お時間いただきますね〜」
「おお〜待つ待つ〜」
くそ〜!あの客!奈々の胸ジロジロいやらしい目で見やがって!
奈々も奈々だ。あの新しい水着、スッゲーかわいいけど、ちょっと布が少ない・・・。
Tシャツぐらい着ればいいのに。
しかし太助のやつめ!
「大吾がそこまでいうのであれば、旅行費のお礼として、MEのリゾートホテルでお手伝いはいかがでしょうか?」
安請け合いしすぎた。こんなに繁盛するとは思わなかった。
これじゃ正月休みもクソもないぞ。まああったかいとこに連れてきてくれたのは嬉しいけど。
「ねえお兄さん。お料理上手ね。お兄さんお仕事終わったらお姉さんたちと遊びましょう〜」
「はいはい、料理人は忙しいのでお断りしますねお姉さんたち〜。注文しないならおかえり願えますか?」
「あら〜ご挨拶ね。私たちはお客になりに来たのよ。特製海老マヨ焼きそば2つね」
「かしこまりました〜少々お待ちください」
「お兄ちゃん!とっとと作って!早く!」
「お、おう・・・めっちゃ奈々の顔怖い」
「はあ?なんか言った?」
「い、いえ・・・」
なんか俺、兄貴としての威厳が下がってるよな・・・。
まさか綺麗なお姉さんにナンパされるとは・・・俺モテ期?
「むううお兄ちゃんデレっとしちゃって」
「太助様、さすがでございます。あのような料理人スキルを卓越いているご友人がいるとは」
「まあね〜。大吾って料理スキルは10に満たない年からしてたしセンス最高ですからね〜。一度大吾のご飯を
食べたことがあるからね〜」
「ご友人の能力を完璧に把握されての采配。お見事です」
「二条城さんがいてくれるから助かってるよ。これからも僕は大吾を育てて、いい男になってもらうよ〜。
親友には将来僕のために働いてもらうよ」
「太助様、最近やられているMMORPGやりすぎです」
「あ、やっぱりわかっちゃった?まあ、将来の右腕になってもらうのは本当ですけどね〜」
そんな思惑全然知らなかったけど、太助ってそんなに俺のことかってたのか・・・。
嬉しいけど、太助の思うほど俺は優秀じゃないと思う。
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続きます。




