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〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
学園生活編
59/139

らぶトモ 第56話 【真っ赤だな~】

「よかったよー」「ふむ、余裕だな」


奈々、泉水ちゃんのテスト結果は合格LINEを大幅に超え、来年の高校入学も補習なしで繰り上がりできる。


三学期は、期末テストだけ。

ほぼ高校の勉強が入ってきて、免疫をつけていく授業になる。

まあ実質三学期から高校の授業...と言うことになるな。


「では、我と奈々の無事テストが終わったことを祝して乾杯だ」

「かんぱーい!」


テストが終わったらあとは、出席日数をクリアすれば終わりだ。ほぼ二学期は終わったも同然。終業式に出て成績表をもらって、新学期までは、freedomだ。


「奈々さん、泉水さん、お疲れ様でした」

「ああ。ペルシャありがとう」

「ペルシャちゃん、奈々もう暇になるから、今度お買い物行こうよ」

「はい!喜んで」

「仕方あるまい、奈々だけにペルシャを任せられん。我も付き合おう」

「あ、さりげなくひどい」

「「あははは」」


女子三人とも、笑顔が可愛いなあ。和む。


「それで、大吾は終業式までなにしてますか?」

「まあ、恒例行事のクリスマスイブ的なことの準備だな」

「おおう!大吾が用意してるのですか?」

「まあな。うちはほぼ奈々と二人で過ごしてきたな。親達が忙しくなるまでは全員で楽しんだけどな」

「お兄ちゃん毎年力の入れようが半端ないんだよー。盛り上がるというより、お料理に達成感あるみたいだし」

「ふむ、それは気になるな」

「はい、わたしもお兄さんの手料理食べたいです」

「MEもですねー」

「そんな大したものは出ないぞ」

「みんなでワイワイやりたいよねー」

「それが一番のやりたいことだな」

「はい!わたしもです」

「じゃあ、今年はうちの店でやってくれないか?」

「それだと、お店に迷惑じゃないですか?ロバートさん」

「その逆だよ。わたしも、透子くんも一緒にパーリーピーポーしたいのさ」

「それなら、俺は構わないけどみんなは?」

「「「意義なし」」」

「ありがとうみんな」

「泉水ちゃん、桜庭さんを誘ってきてくれる?」

「ふむ。了解した」

「これであとは、やることと言ったら〜」


ーークリスマスイブーー

「どうしても着ないとダメか?」

「う・・・うん・・に、似合うよ・・くく・・ププ・・お、お兄ヒャン・・・」

「そんな笑うなよ」

「だ、だって・・・まさかその衣装選ぶなんて・・・」

「奈々さんめちゃ笑ってますね。どんなのですか?」

「おう〜ペルシャちゃんそれは〜」

「はい・・・・はい・・・ええ〜!・・・そんな・・・でも奈々さん笑って・・・・ひいいい」

「おい太助!ペルシャに誤解されるような情報流すんじゃねえぞ」

「見たままですよ〜」

「お兄さん今、目に丸いお皿を二枚、菜箸を頭に付けて、口にマシュマロを詰め込んで、ほっぺには・・・ププ・・・

 とろけるチーズをつ・・つけて・・・体に丸のままの白菜を胸、股にくっ付けて・・・ちょっと踊ってるって・・」

「太助貴様〜〜〜!!」

「おう大吾が怒りました〜」

「待てこら〜!!」


「はははは、大吾くんと太助くんは面白いな〜」

「あ、お父さん、ありがとう、お兄さんもみんなも誘ってくれて」

「問題なしだ。しかし、みんなのことを言う時先ずは、大吾くんを筆頭に他のみんな・・・を一括りなんだな」

「ちょ!!お父さん!!」

「あはははは・・・お〜いお〜い・・・父として複雑だ〜〜〜」

「もう!お父さん泣かないで〜!」

「だってだって、そのミニスカサンタも大吾くんのためなのだろ?」

「う!」

「いいんだよ〜・・・お父さん休憩室にいるな〜」

「そんなに落ち込まなくても・・・」


「奈々よ。やはりお前もミニスカサンタか?」

「うん!でもね、赤はペルシャちゃんに譲って、奈々は緑なの〜」

「それはブラザーズ的なやつか」

「泉水ちゃんとさくらさんは何?」

「我はアンナと雪の女王様のアンナだ」

「今年1番の大ヒット映画のやつだ」

「はい。私は、ハリアップと賢者の石の、ハーマイオニオンの学生服です」

「魔法使いなのに制服って可愛いよね〜」

「こんなに楽しいクリスマスイブはなかなか味わえないな」

「はい、おっしゃる通りです」

「さくら、いつもありがとう」

「な、え?泉水様?急に...あのその」

「さくら、顔が紅いぞ」

「泉水様のせいですよ」


「ペルシャちゃん今日は楽しもうね」

「はい奈々さん。わたしはみなさんのおかげで幸せを感じてます、ありがとうございます奈々さん」

「私こそ、いつも笑顔を見せてくれてありがとう」

「もう、奈々さんやめてくださいよ、照れます。奈々さんの方こそ、お兄さんも一緒に仲良くしてくれてありがとうございます」

「もうやだなあ奈々も照れるよそんな新たまたってさー」

「これからも、仲良くしてくださいね」


「ククク、貴様が闇の眷族にならぬから、わたしは魔王様に顔向けできないのだ、解っているのか?大吾!」

「うわ、透子さん顔真っ赤だな!酔っぱらってる。しかも花瓶に話しかけてる」

「お兄ちゃーん」

「うわ!奈々か!背、背中に~」

「え?聞こえないよー」

「だから、あの胸があたる」

「えー?わかんないー」

「ちょ、やめ!」

「大吾~顔真っ赤ですよー」

「た、太助、なんとかしろ!」

「ノンノン!そのまま、至福の時を過ごしてなさいな」

「たすーけー!」


こうして俺たちは、クリスマスイブを過ごした。仲間が増えたこの年...。

仲間っていいよな。

少しでも面白いと思ったらブクマ、評価お願いいたします。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

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