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〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
学園生活編
49/139

らぶトモ 第45話 【買い物に行ったよ】

新しい展開になります。

今日は奈々と買い物に来ている。俺たちの街の中心には、ショッピングモール的なのがあってそこでは大体のものが揃う便利なところだ。


「お兄ちゃんと買い物にいくの久しぶりだね」

「そうか、二人でって久しぶりか」

「あ、お兄ちゃん見てみてこの服可愛い♪」

「確かに、着てるか?」

「うん♪」


店員さんにお願いして、着替えルームへ入る奈々。ここのお店はドア式の着替えルームだ。

俺が知ってるのは、カーテン式の着替えルームだ。

漫画とかの定番、着替えたら顔だけ出して、ちょっと来て、とか言って付き添い相手だけにその姿を見せるとか、背中のファスナーが変に食い込んでしまって、ファスナーを直すかわりに、背中が見えちゃう的なイベントがあるな。

とか考えてるけど、実際はそんなことは起こらない。


「じゃーん!お待たせー!」

「おおー」

「お客様、すごくお似合いですよ」


店員さんが誉めに来るくらい似合うな。


「冬のオフショルダーは、ちょい見せがお洒落なんですよ。お客様はお胸が立派なのでしっかり胸の上で収まるので、イヤらしくないですし、背もあるのでかっこよさもプラスされて魅力が増しますね」


店員さんの説明の通りだな。冬に肩だしは防寒機能薄れると思いがちだが、素材が保温機能があってさほど寒くないらしい。


「百合子どうだった?」

「うーん、このオフショルの白はロボットみたいに見えるよ」

「そっかー。可愛いけど胸無いとねー」

「ひど!」

「あははは」


そうなのか...少し考えると確かに機動戦士のモビルスーツに似てるかもな。


「どうしようかな、買っちゃおうかな、お兄ちゃんどう思う?」

「似合うしいいんじゃないか?」

「そっかー」

「ご購入されますか?」

「他も見てからにしますね」

「はいかしこまりました」


あれ?買わないのか?謎だ。てっきり買うのかと思った。


「お兄ちゃん次見てみよう」

「おう」


奈々がいいなら気にしないでおこう。

それから、アクセサリー、靴、化粧品と周り、

同じ感じに繰り返した。「どう思う?」「そっかー」は、買うという返事ではないようだ。女子はこういうものなのだろうか。


ん?通路でなんか落としたのか?足下にお金が落ちてる。

「どうぞ」

「あ、ありがとうございます」


落とし主は目にハンディキャップがあるらしく、ずっと目を閉じたままだ。


「本当にありがとうございます」


とても透き通るような声で聞き心地がいい。


「大事にね、気を付けて」

「はい。お手間おかけしました」


「お兄ちゃん、いい事したね」

「そうだな。なんか華奢な感じで苦労してそうな子だな」

「独りで来てるから、訓練はしてるんだね」

「そういうことだな」


俺たちは落とし主の子を見送り買い物を続けた。奈々は休憩なしにあっちこっち歩きまわって元気だ。俺はちょいと休憩したい。


「奈々、そろそろ昼にしないか?」

「うん!」

「なに食べたい?」

「アイスー」

「それは、デザートだ」

「ふにゅうダメか~。じゃあお魚~」

「了解、定食屋に行くか」

「オッケー」

「奈々は素直でいいな」


不意に頭を撫でてやった。


「お兄ちゃんそこ、オデコ」

「し、仕方ないだろ、背が低いんだから」

「はいお願いしまーす」


うう...少し前屈みになって頭ナデナデをしてくれと頼む奈々。ナデナデをしてやると、少し紅くなってじっとしている。

すると、胸に手を持ってきてぎゅっとグーを作ってナデナデされている。

なんちゅう可愛らしさ。こっちまで紅くなるぞ。ひ、人目がめっちゃ気になるのですぐ止めた。


「あ...」


ちょいとガッカリ顔の奈々だが、

「ありがとうお兄ちゃん」

と、満足したようだ。


妹よ。最高に可愛いぞ。

少し挑戦するお話になっていきます。

楽しんでもらえるように努めますよ!


楽しんでいただけていたら、ブクマ、評価お願いします。


コメントもいただきありがとうごさいます!

キーボードたたく力がみなぎりました!

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