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〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
学園生活編
42/139

らぶトモ 第39話 【滑るよ】

みんなで遊びます

 奈々の記憶喪失騒動からしばらくして、落ち着きを取り戻した俺たちの生活。

 両親は奈々を海外に連れて行きたがったが、奈々が日本で暮らすことを強く望んだので、

 両親はまた、全国や海外への仕事に戻ることになった。


 記憶を失っていた分の遅れていた勉強も、もともと飲み込みの早い奈々は、集中講座により、

 普通クラスに戻ることになった。


 もちろん同じクラスには泉水ちゃんがいるのだ。


 回復祝いということで、太助が提案して来たのは・・・。


「HEY マイディア 大吾〜!奈々ちゃんの元気になったお祝いに、MEの経営するホテ〜ルへご招待するよ」

「お前ホテル経営もするようになったのか?」

「もともと保養所だった建物をリノベーションしたのですよ。リーズナブルな買い物だったよ」

「買い取ったのか。相変わらず規模がでかいな」

「というわけで、ホテル専用プールへご招待したいのですよ」

「いいのか?」

「YES!遠慮なく」

「わかった。じゃあ、奈々と俺と泉水ちゃんの3人ということでいいか?」

「や、山縣泉水女史も?う〜ん、YESYES!いいでしょう!」

「それなら、奈々も喜ぶぞ」


 という流れなのだ。

 なんか知らんが、太助が泉水ちゃんの招待を渋るとはなんかあるんだろうな。

 でも聞かない。聞いたら負けのような気がする。


「お〜い!お兄ちゃ〜ん!!これから滑るよ〜!!」

「おおお!いいぞ!」

「きゃああああああ」


 ざぱ〜ん!と、ウォータースライダーから滑り降りて来た奈々が、楽しく遊んでいる。


「大吾〜。今日の奈々ちゃんの水着もキュートですね〜」

「あんまり見んなよ」

「おやおや。お兄ちゃんの厳しいお言葉ですね〜」

「招待してくれたのは感謝する。だが、水着姿の奈々を変にいじるのは禁止だ」

「全く、シスコンですね〜」

「言ってろ!」


 奈々の水着はビキニで、上下にフリルがついている。

 ふんわり素材のフリルで、ティアードフリルという流行りのフリル付きビキニだ。

 下は、紐リボンで、普段より足が長く見えるのだ。


「奈々は本当になんというけしからん水着を着てくるんだ・・・」

「兄上よ。なかなか気に入ったようだな」

「い、泉水ちゃん!」


 フードコーナーのパラソルの下で奈々の様子を見ていたのだが、

 真後ろに立つ泉水ちゃんの気配を全く感じなかった。

 太助は速攻何処かへ行ってしまった。


「ここに座っていいか?」

「ああ、構わないよ」


 ドロップ水着ワンピースを着ていた。


【童児用!?】

 

いろいろツッコミどころ満載の水着を装着の泉水ちゃん。

これもある意味けしからん。


「なにを言っている?私の水着がけしからんになるなら、

プールに兄上を連れていけんな」

「あのそういう意味では...」


別に幼児趣味はないのだが、あなたの見た目と年を考えると

もうそれだけでなんやかんや...いろんな方面から...。


「あ、兄上、観すぎだ、この変態め」

「な!」

「ふん」


憤慨して行ってしまった。

まずい、変態のレッテルを張られてしまった。


「お兄ちゃん~、一緒にスライダーやろうー」

「おう!」


ホテルではあり得ないくらいの複雑にできたスライダー。

さっきも奈々が滑っていたが、なにげに楽しそうだ。


頂上まで登ると、紅くなりながら、奈々がお願いをしてきた。


「あ、あのその、お兄ちゃん!一緒に滑ってくれる?」

「おお、構わないぞ」

「やったー。二人で滑るの久しぶり~」

「確かに何年ぶりだろうな」

「えへへ」

「奈々がどっちがいい?」

「後ろ~!」

「はいよ」

「では、我は前だな」

「「な!」」

「いつの間に泉水ちゃん来てたの?」

「先程だな」


おかしいな、階段昇ってるとき追いかけてきてなかつたのに。

気づかなかっただけかな...。加速装置?いやいやそんな

厨二な...。


「というか、なぜ向かい合わせ?」

「別に...」

「あ、あのすごくハズカシノデスケド」

「気にするな」


気にするって!


「奈々も前にすれば良かったな~」


え?奈々が前?


「きゃーお兄ちゃん~」


怖がった奈々がぎゅーとしてくる的な!

大きな膨らみがぎゅーって押し付けられる的な!


「なにをイヤらしいこと考えるとるな?」

「いやいやそんなことあらしまへんよ」

「なんだその関西弁とも言い難い喋りは」

「とにかく、滑ろう!」

「あ、誤魔化した」


うく!奈々がの視線が痛い。


「3・2・1・GO!」

「「「うひゃ〜〜〜」」」


 結構スピードある〜!泉水ちゃんは目を閉じてるし、奈々は・・・。


「わきゃわきゃ」


 ジェットコースターのような感じになってる。

 これなら、ラッキーなんちゃらはなさそうだ。


 というのは甘かった。


「うひひひ」

「泉水ちゃん?」


 怖さで変な笑いになってる。

 ふにょ!


 こ、これは〜〜〜〜〜〜!!

 小さいながらも、お腹にあたるその無垢な膨らみ〜〜!

 初対体験の極み!

 小さくてもやわこいぞ!

 スライダーの神様ありがとう!!


 ボイ〜ん!


 ん?

 今度は背中に来た〜!!

 この感触はまさしく奈々お胸様大明神!!《←もう4つの膨らみに我を忘れている》


 ああ、もう今夜のおいらは人生最高の刻の迎えている!!


 ザッパ〜〜〜〜〜ん!!


「「「うわ〜〜〜」」」


 見事にふんずほぐれつしたまま、終点でダイブ!


「ぶは!は〜、ドキドキした〜」


「ぷは〜!めちゃんこ楽しかった〜!!」


「ぷふ! こういう遊びに興じるのもまた一興よのう」


 各々の感想を述べて、3人で笑いあった。すごく幸せだった。


「結局・・・・招待したMEは・・・・ひとりぼっちなのね・・・・」

女子の水着は無限大です。


最後まで読んでくれてありがとうございます。


また是非読んでください。


ブクマ、評価のほど、よろしくお願いします。

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