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〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
学園生活編
41/139

らぶトモ 第38話 【お友達だよ】

自宅警備って楽しいです

・・・・一ヶ月後。


--病院に俺たちはいた。--

「角田先生、内科内線0232をおとりください」

「二番診療室でお待ちください」

「注射室へお越し下さい」


「はい、いいでしょう。あれから気分はどうですか?」

「はい、凄く良いです」

「よかったですね木村さん」

「師長さん有り難うございます」

「これで今日は終わりです。今度はまた次の予約の時に」

「さ、行こうか奈々」

「うん!」


 あの日倒れた奈々は、病院に運ばれ3時間後に目を覚ました。

   

「兄上、奈々が倒れたのは本当か?」

「うん、今先生が診てくれてるところ」

「そうか・・・大事ではないのだな?」

「そうみたい。今は疲れているだけだろうって言ってた」

「良かった・・・。兄上なんか落ち着いておるな」

「うん、なんかね・・・どんなことになっても、俺はもう奈々から離れないって決めたから・・・かな?」

「ではついに」

「ああ、伝えた」

「そうか・・・」

「木村さんのお兄さん、どうぞ」

「はい」

「今回の担当の角田です。木村さん、喜んでください」

「え?」

「妹さんに声をかけてあげてください」

「それ、まさか!」

「なんと!!?」

「奈々!!」

「奈々!」


 奈々は、俺たち2人を見てこう言った・・・。

 

「2人とも・・・久しぶりだね・・・」


 数日後、

「なあ、記憶がなかったときのこと本当に覚えてないのか?」

「うん全然。でも・・・」

「でも?」

「ううんなんでもない」

「あ、ずるいぞ、言いかけてやめるなんて」

「あははは」

「こら待て!」


 こんなに走れるようになって。本当に元気になってよかった。

 奈々はどんどん元気になっていく。

 そして記憶がなかった頃の思い出は全然ないらしい。

 本来は、日々が重なって行くたびに、記憶も整理されて記憶がなかった日々を忘れて行くはずなのだが、

 一気に記憶が戻た影響なのか、眠っている時間に記憶が整理されてしまったと先生が言っていた。


「あ!!」

「あぶない奈々!!ぷぎゃああ」

「お兄ちゃんごめん・・・奈々のお尻重くなかった?」

「平気・・・でもまた大きくなったんじゃないか?」

「ひど!・・・・ねえお兄ちゃん・・・実はねひとつだけあるんだ・・・覚えてる事・・・」

「奈々?」

「お兄ちゃん今誰もいないよ?」

「ちょっと奈々」

「キスしてくれたら教えてあげる」

「あのな〜」

「早く〜」

「じゃあいいや」

「ええええ?ここは、お兄ちゃんがたじろいじゃうとこなのに〜!私が記憶ないときになんかあった?」


「ふ、ふ、ふ・・微笑ましいな」

「そうですね〜」

「げ!2人とも!なぜここに?」

「なぜ?それは愚問ですね〜 マイフレンド」

「キモいこと言うな」

「兄上もキモいやつに気に入られたな」

「キモいを連呼しないでください〜」

「あはは、お兄ちゃんのお友達は面白い人多いね」

「おいおい奈々。面白いに、私も入ってることになるぞ」

「入ってるよ」

「な、なんだと?」

「あはは」












    


     

最後まで読んでくださってありがとうございます。


よければブクマ、評価よろしくお願いします。

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