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〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
学園生活編
40/139

らぶトモ 第37話 【寝ちゃうぞ】

風が出て来て、窓がガタガタ・・・私もガタガタ

 「ではここで失礼する」

 「はい、泉水さんまた遊びましょう」

 「ああ、またな。兄上」

 「奈々を頼むぞ」

 「ああ」


 泉水ちゃんは意味ありげな瞳で俺を見ていた。

 そして、奈々にはいつも通りの顔を見せて帰っていった。


--電車の音が静かに俺と奈々を運ぶ--


「大吾さん今日は有り難うございました」

「え?」

「こんなに楽しかったのはじめてです・・・」

「奈々・・・」

「大吾さん、また連れてってくださいね」

「ああ、もちろん!どこだっていいぞ!」

「ホントですか?じゃあ、ハワイ!」

「奈々が大学生になったら」

「カナダ」

「奈々が社会人になったら」

「もう!大吾さん!結局どこもつれってくれないんじゃないですか〜!」

「あはは、そんなことないって」

「じゃあどうしたらつれってくれますか?」

「ま、2人きりの旅行は緊張するな」

「恋人同士・・・」

「ん?どうした?」

「大吾さん、私を、かの・・じょに・・してくれませんか?」

「奈々・・・」

「今日一緒に遊んでいて、気持ちを確認したんです。わたしいつの間にか・・・大吾さんのことを・・・

 ううん、いつの間にかじゃないです。あの日初めて会ったときから・・・

 わたしはもう恋に落ちていたんだと思います・・・」

 

 俺は答えられずにいた。

    

「あ、めい、迷惑ですよね?い、妹のはずなのに・・・あ、あはは」

「いいや」

「大吾さん?」

「こんな気持ち、誰が聞いてもキモいだろうな。倫理的にもキモすぎだ。

 傲慢だし周りに認められないと思う。でも認められないからって気持ちを抑えられなくなった。

 俺の本当の気持ち、伝えられてないんだ」

「・・・」

「奈々・・・俺はお前が好きだ。妹としてじゃなく、1人の女性として」

「大吾さん・・・う、うううう、うううう」

「奈々!」

「う、嬉しくて・・・凄く嬉しくて・・・・」

「奈々・・・」

「大吾さん・・・」


 俺を呼んだ後、力なく倒れる。


「う、ううう・・・あああ・・・大吾さん・・・お願い私を・・・離さないで!・・・ああああ」

「奈々!奈々!」


 抱きしめた奈々はまるで糸の切れた人形のように力なく崩れ、俺の胸の中で気を失った・・・。


色々気持ちが交錯しました。


いかがでしたでしょうか?


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