表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
〜らぶ トモ〜 LOVE TOMORROW  作者: にのみやみのに
学園生活編
33/139

らぶトモ 第31話 【モミモミするぞ】

「ふむ、これは美味いな」

「でしょ?奈々はお兄ちゃんに胃袋を掴まれてるよ!」

「あ、ありがとうな2人とも」


 俺が作った海老マヨを絶賛する2人。嬉しいが、こうも褒められ方が違うんだな。

 奈々はストレートに美味しい!嬉しい!と体を使って表現。

 山縣さんは、静かに口角をチラッとあげて褒める。静かだけど機嫌はいい。


「ところで兄上は、奈々と電気街へデートをしたそうだな」

「ブホ!! ゲホゲホ!」

「何をそんなに焦っている?」

「え?いきなりの振りだったから。妹とデートって、奈々お前なんて伝え方してんだよ、キモがられるだろ」

「ええ?泉水ちゃんは別にキモがらないよね?」

「ああ。表現的にデートと言われていちいち反応など今時の中学生は変に思わんよ」

「そ、そうなんだね。良かったよ」

「兄上も妹と仲良いのは良いことなのだから、堂々とされていれば良い」

「そ、そうだね」


 俺が意識しすぎなんかな?


「それで、兄上はロリ写真集を持っていたそうだな」

「え〜〜?」


 い、いかん!!マスオさんみたいになってしまった。


「兄上はロリ貧乳が好きなのか?」

「奈々さん・・・お話になってしまったのですか?」


 もう汗が止まりませんよ。


「ざっくりね。奈々不安になった時いつも泉水ちゃんに相談してるから」

「そうなのね」


 どんな風に解釈されているかものすごく不安でございます。

 私には今この場に相談者が必要かと存じます・・・。ひいいい。


 その後、魂を吸われるほどの質問責めにあう俺。


 髪の長い娘は好きか?→はい。

 絶対領域はあり?なし?→あり。

 鎖骨が見えた時どきっとする?→はい。

 ロングスカート、ミニスカートどちらが好き?→甲乙つけがたい。

 タイト、ヒダスカートをどう思う?→太もものぴっちり感がたまらない。

 胸の大きい娘はすき?→はい。

 Eカップが好き?それともそれ以上?→はい。

 ツインテールは好き?→大好き。


 その他諸々・・・。


 プシュううううううう。

 灰になりました。


 ぼうっとしてると、いつの間にか2人がいなくなっていた。

 部屋に戻ったのかな。

 うう・・・まっぱにされた気分です。ううううう。


 号泣しそうになっている時、リビングのドアが開いた。


「お、お兄ちゃん」

「おう奈々、な〜〜〜!」

「兄上」

「へ?」


 なんと2人とも、メイド服を着ていた。

 し、しかも!


「奈々!それ〜〜〜!!!」

「うん、ごめんね。勝手にまたお兄ちゃんの部屋に入って見つけちゃった」

「兄上。お主は相当趣味がいいな。しかも奈々のサイズをしっかり把握しているところが抜け目ないな」

「あい、あ、いやその・・・」


 言い訳できない〜。

 参った!


 奈々は太助の店に行った時、奈々に似ているメイドさんが着ていたやつだ。

そして、山縣さんは、黒髪を二本の三編みにして後ろにまとめ、

めがね、わざわざ口の左下に黒子を足している。

普段の偉そうな歩き方とは変わり、厳かに控えめに手を前に指先で組んで歩いてきた。


可愛いというより、

【ほんもの?】と言ってしまった。


二人の差がありすぎて、どっちも素晴らしい!


「さて、兄上。これから、マッサージをしてやろう。

私達に晩御飯を作ってくれた礼だ、な、奈々よ」

「うん!二人のメイドがお兄ちゃんを癒すよー嬉しい?」


うれしくないわけない!


「よかった」

「では、そこのソファーに座ってくれ」


俺は指示通りにする。

一体どんなマッサージをされるのだろうか。


「お兄ちゃん腕を失礼します」

「奈々よ。お兄ちゃんではなく、ご主人様だ」

「あ、そっか。ご主人様、腕を揉ませていただきますね」


ズキューン!


ハートを撃ち抜かれた!

従順な奈々...鼻血でるかも!


「ご主人様よ。わたしは、肩を揉ませていただこう」

「た、頼むよ」


偉そうなメイドだが、それはそれで、なんかいいですね。

そこの君、そう思うでしょ?


「ご主人様気持ち良さそう」

「ふむ、なかなか肩が凝っておるな」


うー、なかなか気持ちいいぞ。

ふたりともレベル高いな。


「うふふご主人様」

「ほうら、ご主人様、ここか?ここがいいのか?」


足、頭、腕3ヵ所をほぐされ、メロメロだ。


「ふたりともありがとうすごい気持ち良かった」


「大成功だね泉水ちゃん」

「そうだな。我々にかかれば当然だ」


お二人とも、何て素晴らしいメイドさんなんだ。

ありがたきしあわせ!

最後まで読んでくださってありがとうございます。


気軽な読書にどうぞ。


よければ、ブクマ、評価よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ