↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徒然怒る  作者: きじとら
33/47

㉝医者が嫌い


 私は幼い頃から医者にかかることが多かった。

 

 三歳ごろ、小児科にかかった記憶を皮切りに、現在の通院に至るまで、様々な症状で連れていかれた。

 まあ、今は己の判断で行っているので連れていかれたは語弊があるのだが。

 

 現在は生活習慣病が主であるので割愛する。

 

 一番最初の小児科も男性専用の臓器に関することであったと思う。

 そこから、小2では脳に異常(どこか性能が悪いといったり欠損があるわけではない)がないか調べられたり、眼に石が当たり、町医者から東京の女性が活躍する医大に紹介されたり。

 

 ケガもよくしたので、整形外科にも通ったことがあった。

 

 ここに挙げないものを踏まえると、私の人生の一部は病院で消費している気がする。

 

 特に、歯科医である。

 

 これは一過言あるので、まだ健康な歯をお持ちの方への提言として残しておこう。

 

 歯医者選びはとても重要なのである。

 

 覚えている限り、六人の歯科医が私の口の中を覗き込み、削ったり神経を奪い取ったりしていった。

 

 そのうち、信頼がおけるドクターというのはたった二名である。

 

 一人は会社員時代。

 さぼる口実に通院していたことがあった。

 

 女医さんであった。

 その方は私の前歯の一部を勝手に改造したのである。

 

 まあもともと虫歯でなくなる運命だったのだが、差し歯?にするにあたり、顔のバランスまで完璧に考慮し、素晴らしい結果をもたらしてくれた。

 

 一切の相談もせずにだ。

 

 もしかしたら何らかの説明はあったかもしれないが、私にとってはサボれればいいのである。

 結果、美男子が美男子バージョン2ぐらいにレベルアップした。

 

 もう一人は現在のかかりつけ医である。

 お蔭様で、今の私の口の中は最良である。

 それもこれも、そのかかりつけ医の尽力のたまものなのだ。

 

 あまり悪く書くと、新たな欠陥が発生した時に、痛くされたり、余計な治療をされる可能性がなきにしもあらずなので、ほめておくことにする。

 

 では、残りの四人はどうか。

 

 ひどいものである。

 

 最初の歯科医は少年時代であったため、古い医療知識に基づいた治療がなされた。

 結果ろくなことにはならなかった。

 

 おかげで、乳歯の治療、とくに抜歯については、それ以降、自分で処置することにした。

 

 次は若くして歯科医院を開いた、姉妹の歯科医であった。

 うん、何も言うまい。

 

 ただ、距離が比較的近い、若い、女性というだけで通ったのである。

 

 別に、それらが悪いとは言わない。

 しかし、医者選びは慎重にすべきである。

 

 とにかく、次から次へと治療すべき箇所が広がっていく。

 

 おかげでもう二度と歯科医院へは通うまいと心に誓ったぐらいである。

 

 その次は、歯痛のあまり、飛び込みで入ったところ。

 痛みだけ抑えてもらい、治療を終えた。

 二度と訪れることはなかったので、察してもらいたい。

 

 問題は次だ。

 

 とにかく、自由診療?でいいのかな?

 自己負担を強いる治療を勧めてくる。

 

 正直な話、必要であれば多少の自己負担はやむを得ないと思う。

 だが、保険治療との違いが見た目だけである。

 

 しかも狭い部屋で、ドクターでもない女性が、読みづらく、わかりづらい資料を広げ、熱弁を振るう。

 

 私のことを思っての提案なら素直に聞こう。

 だが、あきらかにそうではなかった。

 

 金額を三段階程度の比較で示し、性能や長期間の使用にも耐えるといったことではなく、ただ、高いほうがいいですよ、うちの先生に任せてくださいを繰り返す。

 

 秋葉原の絵画を売っている店のようであった。

 

 若い女性なら、話を聞いたかもしれない。

 本当にその製品?にメリットが見いだせるならやったかもしれない。

 

 そんなもの一切なかった。

 

 金、金、金。

 あんたに歩合でも入るんかい?っていうぐらいの押しの強さである。

 

 あ、大事なことを忘れていた。

 その歯科医院では、私の奥歯はすべて奪い取られた。

 

 若くして?入れ歯が必要になってしまったのである。

 

 まあ虫歯の原因は自分なので致し方ないのだが、そもそも私は奥歯をかみしめるくせがあった。

 それは寝ている間もだ。

 

 長年に亘り過酷な圧力に耐えてきた奥歯はその役目を終えたのである。

 

 本当にすべて抜く必要があったかは、確認するすべはないのだが。

 

 要は「入れ歯」を入れやすくなったのである。

 

 最初は熱烈に「インプラント」をすすめてきた。

 私は奥歯をかみしめる癖を承知していたから、不要と切って捨てる。

 

 人間の歯という臓器以上のものは、今の歯科治療には存在しないと思っているからだ。

 

 次は自己負担割合がめちゃくちゃ高い入れ歯。

 

 それも同様に断った。

 

 するとあきらかに不満顔になり、保険適用の入れ歯の説明をする。

 

 そして私は入れ歯が嫌いになるのである。

 

 今では「幼児向け」の歯科医として活躍している。

 それなら例え乳歯を抜いても、永久歯がフォローしてくれるからね。

 

 現在に至るのである。

 

 皆さんも歯のメンテナンス、歯科医の選択には十分に時間を使っていただくよう、おすすめするのである。

 

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。