㉛お返し
贈答品が嫌いなのだ。
なぜ嫌いか?
勝手に送ってこられるからである。
そして、放置しておくわけにもいかない。
必然的に同等品以上のものを返す必要がある。
それだけじゃない。
なんだったら別にハガキや手紙を送る必要もある。
なぜ、勝手に送って寄越されたものに対して、私がそんな労力とお金を使わなければならないのか?
非常に迷惑千万なのである。
それがもし、金塊や小切手、現金であるならば歓迎しよう。
だが、別の問題が生まれる。
一定以上の価値のものを受け取ると贈与税が発生するのだ。
残念なことに、これまでの人生で贈与税を払ったことや、遺産を受け取ったことがないので、そのような苦労をせずにすんでいるのはありがたい。
皆さんにお伝えしておく。
もし私に送ってくださるなら、その時の制度で私に負担がかからない額にしていただきたい。
納税は国民の義務なのである。
年貢なのである。
さて、贈答品である。
カタログギフトを頂戴する場合がある。
これは非常に頭を悩ませる。
数千円のカタログギフトの仕組みを考えよう。
まず、カタログを印刷する。当然フルカラーである。
そして、注文の間違いが発生しないように、カタログには個別のIDなり番号は付与される。
その製本なり、丁合なりの手間がかかる。
カタログギフトを送るための送料もある。
注文用のハガキ(ネットの場合もあるが)の送料もある。
カタログによっては大層な箱に入れられてくる場合もある。
そこからはじめて、商品の手配が始まる。
商品を梱包し、発送する。
その手間賃も、送料もただではない。
当然、カタログギフトを運営する会社の利益もある。
また、それを販売する百貨店などの利益もある。
さて、仮に五千円のカタログギフトだとしよう。
それに対し、カタログの印刷代として500円(ページ数にもよるが)。
カタログの送料で1000円。
商品の発送で1000円。
カタログ会社の利益で500円。
百貨店の利益で1000円とする。
価格は想像である。
さて、ここまででいくらかな?
何と五千円なのである。
ということは、商品は0円のものを送る必要があるのだ。
そんなもの、欲しいわけがないじゃないか。
まあ、本当はもっと印刷代や送料、利益を切り詰めているとは思うが、それにしたって五千円のカタログで扱えるものなど、せいぜい千円ぐらいが関の山だろう。
確かにネットで、カタログギフトの商品名や型番を見ると五千円になっている。
送る側は五千円の気持ちを送る。
だが、実際に受け取る側は千円ぐらいなのだ。
いらないよね?
千円だったら自分で買うさ。
カタログギフトはある一定の金額以上じゃないとシステム自体が儲からない。
なので、三千円や五千円などは「カタログギフト」というシステムの認知度用程度であると私は思っている。
彼らが儲けるのは、最低でも三万円や五万円などと言ったカタログなのである。
選べる楽しさがあるというが、それならAmazonの方がうれしいね。
Amazonギフトカードで五千円もらった方が最高だよね。
※宣伝でも、スポンサーがついているわけではありません。
ですが、後から宣伝費として送っていただく分には遠慮なくいただきます。
Amazonに限らない。楽天でも何でもいい。
プリペイドカード大歓迎である。
ただし、Quoカードはダメだ。
場所や買えるものが限られる。
あれはテレホンカードなどと同じく、過去の遺物なのだ。
※関係者の方がいたらごめんなさい。
ですが、私はQuoカードはいらないのです。
図書カードはいいね。
今は何か違うシステムになってるんだっけ?
はるか昔、「図書券」と呼ばれていた時代。
図書券を握り締め書店に行ったあの日。
好きな本を買えるという喜びは良かった。
今も出来る限り、紙の本は書店で買うようにしているが、出不精(デブ症)の私はネットで買うこともある。
書店を応援したい気持ちはあるが、まずは出版社がつぶれないようにしてもらいたい。
いや、偏った思想や変な事ばかりする出版社はとっとと潰れてもらいたいけどね。
校正に赤字ではなく、黒ボールペンで書いてくるところとかね。
さて、贈答品だった。
私は年齢もあり、医者から甘い物や炭酸飲料などは口にするのを避けるように言われている。
元々それほど欲していないから構わないのだが、稀にそのような贈答品がある。
これが非常に困る。
捨てるわけにもいかない。
また、私が贈答品が嫌いなのだから、誰かに送るのも大嫌いなのである。
故に誰にも譲ることができない。
結果、口にすることになる。
だがね、大抵名物に旨い物なしなんだよ。
なぜ人から贈られたものを我慢して食べるという苦行に加えて、おいしくないものを食わなければならないのだ?
日付の関係で、検査の前にやむなく食べる場合がある。
そうなるとたちどころに血糖値やデブ数値が爆上がりなのである。
お願いである。
お送りいただく場合は、金塊、小切手、キャッシュにしていただきたい。
キャッシュはできるならあらかじめ税の申告、支払いがないようないい形にして欲しい。
そんな方法はない?
あるんだなこれが。
賠償金は非課税だったと思う。
なので、私は訴える。
あなたは、裁判の日に出廷せず、私の主張を受け入れていただきたい。
そうすれば、私は非課税の金塊が手に入るのだ。
皆さん、金塊をありがとうございます。
〔野暮野郎の校正から〕
本当に野暮な奴だよ、AIは。
私だって、賠償額のすべてが非課税になるとか、思ってるわけないじゃないか。
馬鹿にするのにもほどがある。
そんな方法は「通用するわけがない」のが世の中だ。
それでも尚したり顔で「それは違います」などとほざく。
金塊を生み出すことも、私にキャッシュを進呈することもできないくせに。
悔しかったら110万円をレターパックで送ってみろ!
という二重にも三重にも罪を重ねていくのが今回のオチである。




