【4】7万字をどうするつもりか
7万字も書いてから、ある主要登場人物の性格付けがあまりにもつまらないことに気づいた。
7万字も書いてから、その人物がつまらないせいでその先が書けなくなっている。
「足枷令嬢」に出てくるシャーリド王国の話。
今19話分、約7万字まで書いている。
ここで止まって早8か月が経とうとしている。
その間もあちこち書き直した。
整合性を保つためのエピソードを入れた回を途中挿入したり。
いつものように別の話を書きながら、毎日手を入れている。
でも、ここへ来て主要人物の1人の性格が面白くなくて話が動かないことに気づいた。
この話の中では何人か「悪」を割り振られていてそのうちの1人でもある。
それなのに、いつの間にか中途半端に「解っている」人物として書いてしまっていた。
悪人を主人公にしないなら、どんな悪人にも「3分くらいの魂」があることで引っかかる。
それを書くのが好きでもあるけれど、その「悪人の中の善性」の書き方を間違うと途端に話の軸がぶれる。
「その花の名前は」で悪人側のそこに至るまでの心情を少しそれぞれ書いたけれど、あのように話の流れから切り離して書かずに物語の中に入れ込むのは悪手だった。
それが分かっているのに7万字も放置したまま書いてきてしまった。
補足的になるエピソードを挿入するという「とりあえず点滴」みたいなことをしたけれど、悲しいくらいにただの説明文にしかならなかった。(ので、別に保存してまるまる削除)
いっそ全部書き直すほうが早いんじゃないか、という段階にいる。
主人公を作者がどう守り切るかは、主人公を作者が「好きでいられるか」にすべてかかっていると私は思う。
主人公を「光属性」で書いていくのが私は上手くない。
人間性がアレなのか、悪人のほうに常に肩入れしてしまう。
いつも悪人の悪人たる理由を知りたいと思っていて納得したいのかもしれない。
主人公の相手役になる人物の性格から書き直す。
「足枷令嬢」では、わりと曇りない良い人として書いた。
そことの整合性を取りつつ、もうほぼ全面書き直しになりそうだけど書いていく。
書いていて楽しくてめっちゃ面白いと思っているので頑張りたい。
・主要登場人物2を少し悪人のほうに振って書き直す
・主要登場人物3を中途半端に「解っている人」となっている部分を書き直す
この2点をしっかり書き直す。
完成するのか不安しかない。
これを手直しするより、新しい抗菌シートを買ってきて掃除して敷くほうがラクそう。
でも書き終わりたい。自分でそれを読みたいから書く。




