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鳩の豆拾い  作者: 青波鳩子


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22/56

【22】悪役を書いている時が一番楽しい


ものすごく良くない気がするのですが、主人公のターンより、

悪役のターンを書く時の方が楽しいです。

一寸の虫にも五分の魂があるのですから、悪役といえど人なので魂バリバリにあるわけです。

(解釈違い)


正しい人を書くのはある意味息苦しさもあります。

あまり正義感を全面に押し出した人物造形をしてしまうと、

薄っぺらくなりがちな作者です、正しい人を書くのが苦手です。

人類を『良い人』と『わるもの』の2つに分けると、

私は『わるもの』に入るからでしょうか。


悪人の悪人たる理由を、ネチネチと書きたいのです。

「善」を軸とする人物を主人公にするからこそ、「悪」が存在するので、

試しに序盤で主人公を消せば、悪人の「悪」部分も消えてしまいます。

悪人の存在は主人がいてこそなので、その哀れ感もあります。

主人公をうまく書けないと、悪人も輝けない。

でも100%主人公が正しい、とする物語は私は面白く感じないのです。


悪人に「まあそういう過去があるならしょうがないかーだめだけど」という過去を書くのも、単なる自己中心的な人物として書くのも楽しいのですが、やはり一番は「過去を背負った悪人」です。

ざまぁで退場するまでに、読む人を惹きつける悪人が書きたいです。


「足枷令嬢」に出てくるシャーリドの第二王子ガズワーン。

イクバルという正妃から生まれた優秀な嫡男である兄の、すぐ下の弟で側室から生まれている。

その母である側室からも愛されていなかった。

『光と影』の対比は大好きです。

ガズワーンの幼少期から亡くなるまでの話が頭の中にあります。

ジャンルはヒューマンドラマになりますね。

母である側室の鬼畜なセリフとか浮かんできます。

いつか、いつか書きたいです。


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― 新着の感想 ―
返信ありがとうございます。 カズワーンの思いが報われたことがはっきり知れて、救われました。 カズワーンのことは当時からずっと気になっていました。 『足枷令嬢』のもう一人の親子、デズモンドと母親の関わ…
『足枷令嬢』 カズワーンが出てきて、彼の真意がどこにあるか気づいた時に、心をギュッと鷲掴みにされたように感じました。 その時私の中で、彼は悪役ではなくなりました。 一番大切な人を思う彼が切なくて、愛お…
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