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Interlude

挿絵(By みてみん)

⭐︎テーマ曲MV

https://youtu.be/pDvinxapqCw?si=OdYrZdUd-cnndfcC


 時の狭間にて……。


 音も色彩も無いその場所に設置された「それ」の触手めいたセンサーが、数世紀ぶりに信号を捉えた。


 人の手により創造された「それ」は、自身のプログラムを参照し、己に課された唯一の使命を遂行すべく、スリープ状態にあった機能を静かに起動させる。


「それ」の使命は、その時が来たら創造主にスペルパワーで合図を送ること。


 この空間では電波など意味がない。だから「それ」に封入されている思念により、時の狭間を渡る強力なスペルを生成し、受体として眠り続けている守人へ向けて送るのである。


 生成されたスペルは……“姫”。


 ただその一言を送り出す為に、フルパワーで活動を開始した「それ」は、空間を切り裂くように、いきなり出現した漆黒の物体による一撃で真っ二つになり、次の瞬間、粉々に霧散した。


 だが「それ」は、消え去る直前に己の使命を果たしていたのだ。

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