00 世界線、混じってません?
「いだっ」
「どこ?ここ」
「オーワルド…ではなさそうだな」
敵から逃げるために転移門を開いてそこから出てきたが…
ここはどこだ?
少なくともさっきまでいたオーワルドではなさそうだ
「でさ〜」
「え、やば」
「真宵月もそう思うでしょ!?」
「あー、そういえば次のって共闘でしょ?」
「そうそう」
「なんだっけ、神飛ばし?」
「イエス」
「うわ、じゃあ味方殺すやん」
「いや、自我がないタイプだから大丈夫やで」
「いやでもさ」
え、あ…あれ…
「お、俺!?!?」
「「!?」」
「は!?なんか泰二がいるんだが!?」
「え、何なに!?怖いんだけど!!!」
「え、な、なんで俺がいるんだ!?」
もしかして…
「「ドッペルゲンガー!?」」
「ああ…なるほどね」
_________
「落ち着いたか?2人とも」
「おう、ありがとう。真宵月」
「ありがとう、ゆ…真宵月、さん」
「真宵月でいいよ。ニーシャチ」
「それで、一旦状況説明をこちら側からしていこうか」
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まず僕たちは異変を飛ばした後、次の仕事のために一旦食事に行こうとしてたんだ
すると君たちがいたんだよ
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「なるほど、こっちの説明をするか」
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俺たちはオーワルドと言う世界で
ニーシャチ、フカヒレ、ヒマジン、ユキハの4人で新しいアトラクションができた場所へ行こうという話をしていたんだ
だが突然黒いものに包まれたおそらくオーワルドで1番強いと噂されている巫女の形をしたものが襲ってきたんだ
俺たち4人はそいつと戦闘して無事倒した
そしてその異変に対する会議を行なっていたんだ
すると次はその巫女の友人の形をした黒いものがやってきて襲い掛かったんだ
俺はその攻撃に反応ができなくて殺される…!そう思ったよ
でもいきなりユキハが
『ストップ』
と言ったんだ
頭の整理が追いついていない時に
『殺しはダメだよ〜!!ねぇ、皆もそう思うでしょ?』
『は…?』
『だーかーらー、今までのは私がやってたの!どう?楽しかったでしょ?』
そう、確かに言ったんだ
味方だと思っていたユキハは敵だった
あの戦いもユキハによって仕向けられたものだと分かった時は…
こっちもびっくりしたよ
『た、確かに…思い返せばあいつはユキハに、ユキハだけ、攻撃していなかった』
とフカヒレが言った
ああ、そうか
あいつは敵だったんだな
そう思えた瞬間に
俺とフカヒレ、ヒマジンは戦闘体制をとった
『ふーん、そっか。でも悲しいなー?』
『でもありがとう。決心がついたよ』
そうあいつ…ユキハは確かに言った
それから戦闘が始まった
と言ってもユキハ自身は手を出してなかったんだけどな
本人曰くあの黒いのはクローンらしい
ユキハはクローンを捨て駒のように扱い俺たちと戦わせていた
戦闘を続けて行く内に勝てないことがわかった
だから俺たち3人は転移門で逃げてきたんだ
『またな、ユキハ』
そう言って
ユキハは
『僕を止めることはできるかな?』
そう、言った気がした
そしていざ転移門から出てくると俺たちのオーワールドではない場所についていたんだ
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「うん、だいたい事情は分かったよ」
「おう、それにしても…」
「「フカヒレは変わらないんだね」」
「?」
「こっちのフカヒレも全く同じ顔をしているよ」
「そうなんだ」
「ああ、そろそろいかないと。泰二」
「えぇ…行くかぁ」
「どこに行くんだ?」
「君は…向こうのヒマジンか」
「今から僕たちは神飛ばしをしに行くところだよ」
「「「神飛ばし?」」」
「うん、たとえば…泰二で例えよう」
「神様には泰二みたいな半人半神がいるんだ。だけどその人の器がなくなったら一定数の神は自我をなくして暴走をするんだ。僕は別名【神殺し】として名が知られていてね。よくそんな依頼がくるんだよ」
「だから1人では対処しきれない場合は職業よろず屋の泰二哀くんにこうして手伝ってもらっているんだ」
「つまり…どういうことだ?」
「ここの真宵月と泰二哀は神様を殺してるってこと」
「ああ、なるほど。ありがとうフカヒレ」




