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三十一 乱戦
屋内での戦いは乱戦になった。
四匹のゴブリンが階段を下りてきた。
乱戦になり、僕らは傷を負った。
場が狭くなったので、ミルマンさんは槍を投げ捨て、短剣を持った。
シルヴァも長い剣では戦いにくいようだ。
こうなることはわかっていた。でも、ゴブリンも馬鹿ではない。広い建物の外におびき出すことはできなかったのだ。
シルヴァは部屋の片側の広い方に行き、ゴブリン一匹の首をはねた。
あとは三匹。
息も弾んでくる。
でも、僕らは善戦し、ゴブリン四匹すべての息の根を止めた。
クライトは神に祈り、僕らの傷を癒してくれた。
そしてその日は一時撤退し、遠くの草原で野営をした。
次の日あらためてゴブリンの巣に行くと、もう残りのゴブリンの姿はなかった。僕らを恐れたのだろう。
こうして人類が怪物たちを根絶する努力をしていけば、安全な世界、畑の荒らされない世界が実現するかもしれない。
つづく




