襲撃者達の苦悩
来人達が魔物の襲撃からアイリーン達を助け、お礼に屋敷に案内されている頃。
「なにぃ!?失敗しただと!?あの忌まわしきライゼクス家の娘を攫う、もしくは抹殺せよという依頼をまさか失敗したというのか!?」
どこかにある薄暗い部屋の中でガラの悪そうな男がローブの男に叫び散らしていた。
「す、すいません。あの馬車を草原に誘導し、魔物に襲わせるところまではよかったのですが、その時、どこからか妙な2人が現れまして、120匹いた魔物とその操っていた魔術師が倒されました。魔術師の方もまだ目が覚めていない状況でして詳しいことはまだ・・・・。」
あの戦闘の時、来人は気付かなかったがベータは魔術師を発見し、狙撃していた。その時使用した武器はスタンバレットという武器で発射された弾丸が当たると丸一日は動けなくなるという非殺傷武器で魔術師を無力化していた。
「な、なんだそれは!確かランクC相当の魔物だったはずだぞ?3人でやっと倒せるレベルの魔物を2人で倒したというのか!?」
「・・・・はい。状況からみて、間違いないかと。」
「クソッ!なんでこう上手くいかない!とりあえず監視させろ!それと、例の2人について調べろ!もし、障害になりそうなら排除しろ!」
「承知しました。」
こうして、来人達の知らない間に騒動に巻き込まれてしまうのだった。




