52.ウルフズ
いやー清々しい朝だ。このまま大空に飛び立ってしまいたい。冗談だけど。宿で朝を迎えた俺は、とりあえず朝食を取る。固いパンに薄い塩味のスープ、ほぼキャベツの野菜炒めだったが、まぁ、村だとこんなものだろう。クラウの手料理が食べたいな。
「ベアルさんのとこに行って、応援について聞いてみるか」
朝食を済ませ、村長宅に向かう。
「おー、あんさんか、応援は、昼頃には来る、らしいでー」
非常に眠そうな顔でぼそぼそと教えてくれたベアルさん。
「メンバーは?」
「えー、確か、なぁ。Dランクが三人、来るんやと。ああ、心配せんでも、実力は、折り紙つきやし、何でも、異世界人っちゅう、連中らしいわ」
ああ、異世界人か。それなら、BPSPの良かった奴らはかなり強いだろう。俺もそこそこ強いらしいし。
「ありがとうございます、では」
眠そうなベアルさんにお礼を言い、家を離れる。何をしようか。
1.森でちょっくら肩慣らし
2.村でのんびり生産活動
3.ウルフテイムでモフモフ
4.村の仕事のお手伝い
5.ステータス操作
うーん。やるなら123かな?お手伝いは正直面倒だし、よし、ゴブリンは倒して、ウルフはテイム、ついでに薬草採取で錬金ツアーだ。詰め込み過ぎたな。だが、やりたい事なのだ。特にモフモフ。あれは良いものだ。地球では犬を買っていたが、狼は?ジュル、グヘヘ、たまらんぜ。
······ごほん、さぁ、行くか。
森の外郭部は普通のゴブリンやゴブリン·ウィザードなど、弱いモンスターが出るみたいだ。
「お、来た」
ウルフ種が索敵に引っ掛かったぜ!飛んで火に入る夏の虫とはこのことよ······待ってろ俺のモフモフライフ!
「お?混合パーティーか?」
アサルトウルフ、シャドウウルフ、新種のコバルトウルフのパーティーだった。これは、神様が俺にモフモフ
は一つに有らず的なことを言っているに違いない。おっと解析
解析結果»コバルトウルフ亜種 Lv.12 体毛が固くなったウルフ、刃が通りにくく、手間がかかる。近くのウルフ種を呼び寄せるため、注意が必要。亜種は、更に固い。種族特性 硬度操作Lv.1 遠吠え
おおっ!亜種か!レアなスキル持ってるし、当たりだな。······よく見たら他の二匹も亜種じゃん。幸運やべー。
「では早速。束縛!」
テイムスキルは力量の差が成功率に関わってくる。あと、相手が弱っていたり、身動きが取れなかったり。相性が良かったりしたら、テイムしやすいそうな。失敗しても、MPが15減るくらいだし、連発は可能だ。
「テイムテイムテイムテイム!」
一度失敗したが、三匹ともテイムは完了だ。バインドを解き、名前を付けることにした。
「えーアサルトウルフは、アル。シャドウウルフは、シャル。コバルトウルフは、コルでいいかな、よろしくな!」
「「「アオーン!!」」」
遠吠えは以外に煩かったです。




