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ニューワールド!~神の気まぐれ~  作者: u
第一章 ニューワールド!
55/63

45.村にて

 ワルフラ村 村長宅 昼12時頃


「モンスターが異常発生している森ってあれでいいんですか?」村長の家の窓から見える、鬱蒼とした森を指差す。


「せやねん、いやーほんまあんた来てくれてありがとーなぁ、毎日毎日ゴブリンやらウルフやらに畑が荒らされてもー敵わんのや」少し特徴的な口調のこの人は村長の息子、ベアルさん。ちなみに村長もこんな口調らしい。


「分かりました、じゃあ、早速行ってきます」「きーつけてなー命合っての物種やでー」「はい」そのことわざこっちにもあるんだな。


 村長宅をでて、森に入る。入り口付近は村人が山菜などをとりにくるらしく、少し人の手が入っている様子だったが、直ぐに自然の領域に入る。


 日中にも関わらず、森の中は暗い。生い茂った葉のせいだろう。


[灯り(ライト)]光の魔法で、1MP。光りが弱すぎた。


[光球(ライトボール)]同じく光の魔法で、3MP。一応攻撃魔法だが、アンデットや幽体以外へのダメージは皆無に近い。今度はいい感じだ。光球を自動維持にして、移動する。


先程よりも鮮明に見えるようになった森だが、獣の類いの気配がない。索敵にも、虫しか反応がない。モンスターを恐れて逃げ出したのだろう。


「······! これは、ウルフか」130メートル地点にウルフの群れらしき反応。素早いので間違ってもゴブリンではないだろう。30.20.10、来た。


「グルルルルル」


解析結果»アサルトウルフ Lv.12 ウルフ種の中でも特に足が速い。種族特性 意志疎通(同族) 脳内でやり取りができる。話すより遥かに速い。


最初の頃より情報が増えた解析にこう写る。斥候見たいなものか?


数は6。まぁ、ピンチではない。


「ガゥッ!」アサルトウルフの一匹が飛びかかって来る。


「[スラッシュ]」初級剣技、スラッシュ。ある程度の剣士なら持っている、比較的有名な剣技だ。縦·横の攻撃をアシストし、動きが最適化される。


アサルトウルフを切り捨てる。すると、残りの五匹が一斉に襲ってきた。


「[イージス]」半径50センチの時空が歪む。一定のダメージで壊れる仕様だが、アサルトウルフでは100体でかかってきても突破には時間が掛かるだろう。つまりオーバーだった。普通の防御魔法でも大丈夫だったし、防御しなくても剣で倒せる。ただ、少し試したかっただけだ。中から攻撃は出来るので、カマイタチで首を飛ばす。魔石と、通常ドロップのウルフの牙、そして、


「ん?指輪?」5つの指輪が落ちていた。最初の奴からはドロップしなかったが。


鑑定結果»風の指輪 (コモン) 装備すると、敏捷を10上げる。


「おー。」比較対象が無いから判断出来ないが、たった10しか上がらないし、そんなに凄いものでも無いだろう。とりあえず装備しとこう。五つすべてを装備する。体が軽くなったのを実感する直人。


「おお、結構いいな」


ちなみにステータス上昇の魔道具は希少で、それなりの値段だ。


「次はゴブリンか」30秒ほどして、五匹のゴブリン。


普通のゴブリン二匹に、


解析結果»ゴブリン·ソードマン Lv.15 剣術の心得をもつゴブリン。その強さは通常のゴブリンとは一味違うが、やっぱりゴブリン。 種族特性 剣術Lv.1(個体差有り)

剣の扱いに+補正


解析結果»ゴブリン·シャーマン Lv.10 魔法の心得をもつゴブリン。その強さは通常のゴブリンとは一味違うが、身体能力はゴブリン以下。 種族特性 火魔法Lv.1(個体差有り) 火魔法が使用出来る


解析結果»ゴブリン·ヒーラー Lv.5 治癒の心得をもつゴブリン。その強さはゴブリン以下。 種族特性 回復魔法Lv.1 (個体差有り) 回復魔法が使用出来る。


ゴブリンの癖にバランスの良いパーティーを組んでやがる。普通のゴブリンはさしずめ肉壁の言った所か。魔法系ゴブリンのLvが低いのは止めをさせていないからだろう。

パーティー戦では、止めをさしたものが一番多くとり、そのあとは与えたダメージ順だ。ヒーラーは攻撃出来ないから低いままなんだろう。所詮ゴブリンだ。


じゃあ、4するか。俺は剣をしまい、町を出る前に買っておいた


鑑定結果»鉄のガントレット (ーー) 迷匠ココナ·チベットの作品。このガントレットは相手に全くダメージを与えない。信じられるのは己の拳のみ。戦え、若人よ!


呪い除去前のココナの作品だ。直接敵を殴りたくないだけなので、これでいい。でも、ちょっと指輪で違和感が。我慢出来るけど。


「[エンチャント]マジックバリア」ガントレットに魔法を弾くエンチャントをする。そして、


「ふっ!」前方から飛来していたファイアーボールを殴り消す。


「ギャギィ!?」打ち消されて驚いたのか、そんな声をだすシャーマン。気にせず突っ込む。


まず、普通のゴブリンがショートソードを持って斬りかかってきた。ガントレットで剣の横っ腹を右手の裏拳で叩き、弾く。そのまま左ストレートでゴブリンの頭は消失。


もう一匹は逃げ出した。次は、ソルジャー。横に振り切って来たので、ジャンプ。Lv.upで強化された俺は軽く3メートルは跳べる。そのまま踵落とし。死亡。


ヒーラーはゴブリンが即死するため、役立たずだ。前衛の居なくなった後衛は、楽勝だった。普通のゴブリンからはゴブリン水晶一つ。


ソルジャーはドロップは無しで


鑑定結果»銀のショートソード (レア) アンデット·幽体に対して小ダメージup。 


この付近にアンデットなんか出ないけど。


シャーマンは


鑑定結果» 火の魔法石·初級 (ノーマル) 一度だけ、[灯火(ティンダー)]の魔法が使える。


という、微妙なもので。


ヒーラーは


鑑定結果» 治癒の魔法石·初級 (レア) 一度だけ、[ヒール]が使える。


というものだった。


「んー、まぁ、MPヤバかったら使うときもあるかな」アイテムボックスに突っ込んでおく。


その後も散発的にモンスターの襲撃があった。クエストは森の調査だが、今のところ異常の原因は見つかっていない。新種は


解析結果»シャドウウルフ Lv.15 暗殺者のように気配を消し、死角から攻撃をしかける。 種族特性 潜伏 Lv.3までの気配察知、索敵を無効化する。


解析結果»ゴブリン·シーフ Lv12 只でさえ身軽なゴブリンが裸同然の格好になった。少し素早くなっただけで、非常に弱い。 種族特性 無し


ドロップは、ウルフが


鑑定結果»消音の指輪 (レア) ある程度の音を消す。具体的には大きなおならくらい。


を落としただけで、ゴブリンは何も落とさなかった。


さて、調査続行。



ゴブリン·シーフにレアドロップはありません。

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