第10話 リスタート&リベンジ
日曜、朝。
ログインしたら何か通知が来ていた。えーと……。
要約すると『この度のトラブルは私共の落ち度です』『お詫びとしてスキルポイントを20差し上げます』『記者会見は19時から、ジャンルは絞るけど質問には答えます』『キャラリメイクをするとリスポン地点はスターテイルになります。キャラリメイク時もスキルポイント20は付きます』と。なるほど……?
スキルポイント? はいはい、このゲームはスキルポイントとステータスポイントは別なのね?
スキルポイントはスキルの獲得に必要と……。
スキルの一覧とかは……お? これかな
【取得可能スキル】
[生産]
・加工Lv.1 スキルポイント2
・投擲Lv- スキルポイント3
・釣りLv- スキルポイント3
・鑑定Lv- スキルポイント5
[戦闘]
・ダブルスラッシュ スキルポイント3
・戦線復帰 スキルポイント5
・壁蹴り スキルポイント3
「なるほど……?」
これ、ある程度は行動でスキルが派生するんだな?
釣りとか海を見たからだろ。加工は……加工できるアイテムを持っているから? 木の棒とか。
投擲は謎の骨投げたからかな。
となると生産は後回し、気になるのは……?
《戦線復帰》
蘇生条件が満たされていればタイムラグが無くなる。
《壁蹴り》
地面以外を蹴ってジャンプができる。この時のジャンプは普段より少し高く跳べる。
「《戦線復帰》……? これ怪しくないか?」
死にまくってリスポーンはしてるけど、それは蘇生じゃない。戦闘は全部一撃で死んでるんだ、蘇生なんて縁がない。
となると、怪しいのは蘇生アイテムを持っているか作れるか、だ。
「これは……即決じゃん」
ゼノン レベル1
職業:剣闘士
所持金:2000マネー
装備:【ビギナーズプレートアーマー】
:【ビギナーズセット(一式)】
武器:【ビギナーズソード】
アクセサリー
顔:【白面】
胴:なし
腕:なし
足:【名無しの草履】
体力 30/30
魔力 20/20
筋力値 5
耐久値 5(+3)
知力値 3
敏捷値 3(+2)
器用値 3
持久力 10
運 1
スキルポイント2
【生産スキル】
加工Lv.1 new!
鑑定Lv- new!
投擲Lv- new!
【戦闘スキル】
スラッシュLv.1 on
カウンターバッシュLv.1 on
切り返しLv- on
片手剣Lv.1 on
木の棒Lv- on
戦線復帰Lv- on
壁蹴りLv.1 on
こんな感じか。投擲を取ったのはちょっと試したいことがあるからだ。
さて、その試したいことも含めて、まずは壁蹴りがどんな感じなのか確認するか。
「よっ!」
まずは落ち葉を蹴って通常ジャンプ、そこから
「はぇ!?」
変な声でたわ。なにこのジャンプ。足の踏み込み間違えると真横に跳ぶの!?
これもしかして難しい?
でも2メートルくらい跳べたな。うーん、難しいかもしれないけど何事も試行と錯誤から答えを探す。
でも今はゲーム!
挑戦こそ最適解!
「よぉドラゴン! 足音立てやがって探す手間が省けたぞ!」
なお遭遇までに2回死んだ。一回はフクロウ、二回目は野犬たちだ。後で覚えてろよ……。
「グォォォオ!!」
「カウンターバッシュ!」
バチィ! と大きな音を出して砕け散った木の棒、すまんなまた同じようなの探すから許して! 今生の別れは一旦放置、右の爪を弾いたら次は尻尾が来る!
面と向かって左側からスイング、つまりドラゴンは半時計回りに回転して尻尾での凪ぎ払いを選択した。バージョンアップした俺は地面を走る、ジャンプする、そして木を蹴ってジャンプができる!
俺の下を通過してバキバキ! っと大きな音を立てて巨木はへし折れる。尻尾のスイングをかわせた! 次を覚えろ!
手応えの無さを感じたのかドラゴンは体をそのまま一周させて俺を見る。そしてそのまま前進! あ、ダメ臭い。
奴が選択したのは顎を大きく広げての噛み付き。俺はそれに対し試す。
「これでも食ってろ!」
アイテムボックスから木の葉を一括で取り出しばら蒔く。効果は……なし、噛み付かれた。
「ぐぇあ!?」
生きたまま食われるイカの気持ち?
落ち葉付きとかサービスが過ぎたな。
まぁ30枚じゃ何の役にも立たないということだ。次はカンスト集めとくから。目眩ましくらいにはなるといいなぁ。
《レベル差が離れすぎています。デスペナルティはありません》
しばらくしたらまた会いに来るね。首はまだ洗わなくていいよ。今はまだトライアルだから。




