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神童君は異世界で本気を出すようです。  作者: Sonin
第一章 狂王と愚王
33/38

第28話 理由

お ま た せ し ま し た 


どうも、Soninでございます。さて。



この度は、どうも、申し訳ございませんでしたあ!!!!(ダイナミック土下座



言い訳の余地もございません。いえ、一応理由はあるんですよ? しかしこれはあまりにもヒドい。二ヶ月て。月一はどうしたというね。


言ってしまいますと、まず、新生活舐めてました。もっと余裕あると思ってました。時間が予想以上になくて……。

そして次が問題なんですが、自分の書いた文章が気に食わなくなってしまいまして。スランプとかではないと思うんですよ。そんなこと言えるほど書いてるわけでもありませんし。ただ、推敲に推敲を重ねていたらこのような結果に……。


ただ、途中で投げ出すつもりはありませんので。完結はさせると誓います。なので、長い目で大目に見ていただけるとありがたいです。


では、前回までのおさらい。

・俺たち(三人)が、戦争を止めてやる!

・月夜先行

・戦端開い……閉じた

・深影、ヴィンデミアへ


こうか。久し振りすぎて、これでも分からなかったらすみません。

では、どうぞ。

  Side:Mikage



「―――とまあ、こんな感じで、王国軍はまんまと罠にかかってしまったのでした。ちゃんちゃん」


「まさかホントにやっちゃうとはね……」



 客室で月夜クンの方の話を聞いていたんだけどね。冗談ではないとは思っていたけれど、本当にやってくれるとは思わなかった。まだボクは月夜クンを見くびっていたのかな。でもまさかあれだけの戦力差で勝てるとは思わないでしょ。しかも月夜クン本人は何もしていないっていうね。本人は道具に頼ったとか狡い作戦使ったとか言っているけど、いやはや、恐ろしい。勇人クンもご愁傷様。

 ……しっかし王国軍はどこまで痴態を晒すんだろう? いや、あのバルダサンでさえそんな有り様だからなぁ……やっぱり洗脳とやらの弊害なのかな? 怖い怖い。



 エドガーサンの率いる公国軍は、月夜クンの報告を受けた後、スピードを上げてヴィンデミアに向かった。住民を怖がらせるのは嫌だ、というエドガーサマのご意向でワイバーンは街に入る前に離れたところへ置いてきた。ちゃんと説明した後で連れてくるそうだ。

 到着した先でボクらが見たのは、土でできた巨大な何かだった。砂地獄? 流砂? ま、どっちでもいいか。その真ん中に穴が空いたように見えたけど……聞いてみれば、あれは捕えた王国軍を逃さないための仕掛けらしい。地形変えるって……何してるのさ月夜クン……


 ヴィンデミアに着いたら、月夜クンがボクらを出迎えてくれた。エドガーサマのほうが身分は高いしね。一応。その辺月夜クンも気を使ったんだろうけど。郷に入っては郷に従えってことだろう。形式っていうのはめんどくさいけどね。ああ、やだやだ。貴族社会とかやっていける気がしないよ。こういう時は現代日本に生まれて良かったって思うよね。

 それにしても会って早々エドガーサマが月夜クンにものすごい剣幕で迫ってたのは笑えたよね。くふふっ、月夜クンの表情思い出したらまた笑えてきた。どうやらエドガーサマは、月夜クンがとんでもない無茶をやらかしたんじゃないかと思ってたらしい。そりゃあ出発する前は貴族サマたちに捨て石だと思われてたしね。命でも賭けそうな感じだったし。エドガーサマは月夜クンと一緒にいたことがあるはずなんだけど……なんだろ。月夜クンが実力見せるまでもなかったか、未だ子供扱いされてるのか。勇者ってのを過大評価してるのもありそうだ。こっちがそう思わせたわけだし。

 でも、月夜クンはステータスだけ見れば、勇者の中で一番人間離れしてるし。何より、彼は約束を違わない。


 エドガーサマは、月夜クンから事情を聞き出したあと、こちらの失敗を謝罪した。気にしてないと言いながらも、月夜クンはどこか失望しているように感じた。エドガーサマに期待をしていたんだろうか? それとも……いや、これは自惚れかな。うん。


 そんなエドガーサマは現在、お偉いサマとお話している最中だ。シェリーサンの[念話]はグループ会話のようなこともできるらしい。そこには感心したけど、話の内容はもう酷いね。会議とは名ばかり、今後のことなんて全然考えてない。光系魔術師が見つけられなかった責任の押し付け合いばかりで、危機感がまるで足りてない。これだから権力者ってのは救いようがない。頭でっかちばっかりだ。

 なんでそれをボクが知ってるかといえば、シェリーサンがボクらをグループの中に入れていたんだよね。月夜クンと文野サンも一緒に。もちろん独断で。おかげさまで公国貴族サマの無能さを確認できた。ハハ、愉快愉快。笑いすぎで(はらわた)が煮えくり返りそうだ。




 そんなことよりも、だ。月夜クンは本当に成し遂げてしまった。エドガーサンとの約束を違えることなく。義務も責任もないのに、わざわざ自分から引き受けてまで。もし準備が間に合わなかったら。もし策が通じなかったら。いったいどうするつもりだったんだろう?

 ……いや、きっとそんなこと考えもしなかったんだろう。自分の計画に絶対の自信を持っていたってことだ。目の前でくつろいでる我が学友は、かつての自信を取り戻したのだろうか。失敗を考慮しないなんて、常人では咎められるべき傲慢だ。けど、君はそれで良い。それでこそ、『神童』だ。



 けどここで看過できない問題が明らかになった。そう、ボクらは光属性魔術を扱える魔術師を、ついぞ見つけられなかったのだ。つまり月夜クンの苦労を水の泡にしたことになる。我ながら情けないね。


 聞いたところによると、リルバ王家の名で、冒険者であるなしを問わず光属性魔術を使える者に対して依頼が出されているらしい。それが事実ならば、冒険者は当然そちらへ向かうだろう。王家直々の依頼なんてめったにない。見返りが十分に期待できる。冒険者といえども生計が立てられなきゃやってられない。

 能力やスキルの指定をするということは、まず倍率の低下につながる。母数が大幅に低減するんだから。加えて、それに応えることは、周りに自分のステータスの一部を触れてまわるのと同義だ。そのリスクに対するリターンを払うのは、当然依頼主になる。しかも今回の場合は王家の依頼ということで、コネを作ろうと企む人も多いだろう。


 つまるところ、その依頼は光属性魔術使いにとっておいしいのだ。倍率は低く報酬も期待できる。彼らは我先にと王都へ向かうことだろう。


 魔術師が見つからない理由はそれだけじゃない。

 神の恩恵を魔法(魔術)として実感できるこの世界では、宗教として確立されていなくても神々は深く信仰されている。この大陸には元属性と呼ばれる六つ……火、水、風、土、光、闇を司る神様が祀られている神殿が点在している。ただやはり地域性っていうのはあるみたいで、そういう場所で建てられた神殿は他の神のものに比べてかなり立派につくられる。この差別化された神殿のある場所が、言ってしまえばその神の信仰の総本山ということになる。

 ここで話は戻る。その神殿のうち、光神を祀ったものがあるのは東部のシオーネ教国だ。教国という名の通り、宗教を核とする国家だから光神ルミーアに対する信仰心は他よりも断然篤いし、光属性の魔法が使える人なんかは教国に帰属した方が待遇が良い。

 多少強引な手を使っても、それを実行しようとするのだ。たとえ冒険者でも、他国の騎士でも引き抜きにかかる。そうして教国の武力、聖騎士隊を結成する。


 まとめると、ここいらの光系魔術師はもともと少なく、その上、王国に取られたあとだったってわけだ。言い訳が通じることじゃないとは分かってるつもりだけど、それでも多少はしょうがないところはあったんじゃないかな。何をするにも遅すぎた。やっぱり情報って大事だね。改めて実感したよ。今になって思えば、ボクらは本当に便利な世の中で生活していたんだね。歴史で出てくる偉人なんて、試験の度に覚えなきゃいけないだけの、面倒くさい存在だったのに。今はすごく尊敬の念が湧いてくる。


 だけどそれはひとまず置いておこう。お偉いサン方は頼りにならない。きっと時間だけ浪費して、会議の収穫なんてものはゼロだろう。エドガーサマやシェリーサン、頼れる大人もくだらない会議に拘束されてこっちには来れない。なら、ボクたちで考えといて損はない。幸いまだ時間はある。打開策を何としても考えなきゃ。考えつかなければ……



 ……あれ? 考えつかなきゃ、どうなるんだ?



 落ち着こう。少し焦ってる。まず、このまま何も案が出なきゃタイムアップで、王国軍が罠を脱出する。月夜クンによれば、勇人クンたちを閉じ込めている魔法もすぐ破られる。魔法は時間とともに弱ってくるし、彼らも必死になるからだって。食料には当然限りがあるから、餓死の恐怖を感じれば嫌でも本気になるよね、そりゃあ。

 そうなる前に 彼らを全員始末しようっていう案も出るだろう。そこに反論するのはボクたち3人。代案を出せと言われて、もう一度月夜クンが無茶をする。今度こそ、月夜クン自身が出張る必要があるだろう。そうなれば、月夜クンは力を隠す理由もなくなるから、自分で洗脳を解いて、短期決戦狙いで王国に戻る。まだ見落としてることがあるかもしれないけれど、月夜クンのことだ、なんだかんだ言ってうまくやるんだろう。


 ほら、ハッピーエンドだ!

 彼にすべてを任せれば、犠牲者も出ることはない。命を懸けた激闘を演じなくてもいい。誰も不幸になることはない。


 素晴らしい筋書きじゃないか!


「――――い、おい、天霧」


「ん? ボクは魚嫌いじゃないよ」


「誰もそんなこと聞いてねえよ」


「天霧君、流れるように嘘を吐くのは止めてください。こないだ出された焼き魚を残したこと、忘れたとは言わせませんよ」


「しかも嘘かよ」


「テヘペロ☆」


「ウザい。やめろ」


 どうやらこれは古すぎてお気に召さなかったみたいだ。残念。


「はいはい。

 ところで、月夜クンはこれからどうするの?」


「そのどうってのは勇人たちのことでいいんだよな?

 そうだな……まあ見つかるに越したことはないが、希望的観測がすぎるよなあ……。このままなら、俺が自分でやるのも仕方ないかとは思ってる」


「そっか……」


 やっぱり、か。

 けどこれで安心した。月夜クンにやる気があれば、もう大丈夫だ。

 ボクらは危険を冒すことなく、勇者としての義務もなにもなく、安全な場所から静観していればいい。


 ………。


 ……何を考えてるんだか。確実な方法があるのにそれを採用しないのはただの馬鹿。



 ボクが月夜クンにすべてをゆだねる決意をしようとしたその瞬間、後ろのドアが大きな音を立てて開かれた。


「ツキヨ様! ああ、よかった。ここにいらっしゃったのですね。早くこちらへ!」


 やってきたのは……誰だろうこの人。若くて地味顔の男の人だ。月夜クンに様付けってことはフィリップサンの部下とか、そんな感じかな?


「え、ちょっと、どうしたんですか? いったい何が……」


「詳しい話は移動しながらでお願いします! あいつらが……王国軍が、もう抜け出しました!」


 え? ……マジですか。


「は!? あ、いえ、すぐ行きます!」


「ボクも行きます」

「私も行かせてください」


 これは……まずいことになったね。




  ◇◆◇



「先程まで交戦していましたが、王国側が撤退、現在は膠着状態に入っているかと思われます」


「被害は?」


「それが、やつらもかなり消耗しているようで、戦闘はできるだけ避けているとのことです」


「それは良かった」


 月夜クン、まず気にするのがそこなんだ。地球の価値観で生きてると痛い目見る、なーんて言ってたけど、意外と本人が甘いんだよねぇ。それが悪いとは言わないし言えないけど。考え方が主人公チックというかなんというか。


「天霧君」


「ん? 何、文野サン? 怖くなっちゃった?」


「否定はしませんが。それより、一つ聞いてもいいですか?」


「どうぞ」


「なぜ、進藤君についてきているのですか? その必要はないはずですが」


「うん? それは君もでしょう、文野サン」


「私ですか? 私は……心配、ですから」


「ふーん…………そっかぁ……

 ボクは、そうだね。じゃあ文野サンと同じってことで…………冗談冗談。だからそんな睨まないでよ。そうだなあ、月夜クンの活躍を、この目で見るため、とか?」


「何度言えばわかるのですか? 嘘は止めてくださいといつもいつも……」


 そうか。これは違うのか。

 ボクはいったいどうしてあそこで待っていなかったんだろうか。別に何ができるわけでもないのに。

 ……なんちゃって。べつに理由なんてもの、ないんだろう。強いて言うなら野次馬根性ってやつだ。きっとね。


 ボクらは案内されるままに建物の外へ、そして街の外縁近くまでたどり着いた。周りには手当てをしている街の兵士サンの姿もちらほら見える。空気が明らかにピリピリしている。この人たちが直接交戦したのかな?


「すまん、エドガー様がどちらにおられるか、知らないか?」


「ん? ああ、お連れしたのか。ご苦労さん。悪いがわからねえな。この辺にはいないみたいだし、もっと前線のほうかもしれん。

 それにしても王国のやつら、無理矢理押し通しやがって……」


「すみません。王国軍が逃げたときの様子を伺ってもいいですか?」


「俺らにそんな言葉遣いしなくても大丈夫ですよ。むしろあんたらが客人ですから、こっちが礼儀をはらうべきなんですがね。あんましこういうのになれていないんで、多少は勘弁してくだせえ。

 あのときの様子ですか……。まあ、いきなりのことで俺らも何が何だか最初はわかんなかったんですわ。急に地面からあいつらが飛び出してきやがって、その場はパニック状態でしたね。混乱に乗じてやつらはそのまま逃げちまったってだけの話で、申し訳ねえ……」


 なんだそれは。勇人クンたちは地面に埋められてでもいたのかな? いや、月夜クンは命にかかわるようなことはしないだろうから、大穴に落としでもしたのかも。で、それを破って飛び出すって……人間は空を飛べないはずだったんだけど。全員が[飛行]スキル(仮)でも習得したのかい。すっごーい。


「いえ、皆さんに非はありません。俺が想定しておくべきでした。

 くそっ、なんでこんな簡単なことを思いつかなかったんだ。()()()()()()という可能性を!」


 ……ああ、なるほど。確かに、それならうまくやれば脱出できるかもね。実行可能かどうかに疑問は残るところだけど。意外と脳筋が[身体強化]使えばいけるのかな? 月夜クンの言ってた感じだと、使えないのは魔法だけで他はそうでもないみたいだったし。

 でも投げるって……必死すぎでしょ……


「そりゃあ未来まですべてを見通すことはできないよ。カミサマじゃあるまいしね。それよりも優先した方がいいことがあるんじゃない?」


「ド正論をどうも。

 それじゃあ俺たちはエドガー様のところに行くってことでいいんですね?」


「はい、そのように指示を受けましたので。では、こちらへ―――」


「いえ、ここからは俺たちだけで大丈夫です。これだけの人数が抜けてしまっては、人が全然足りてないんじゃないですか?」


「そうですが、しかし……」


「お言葉に甘えようぜ、セイン。実際、余裕はない。妖精の手も借りたい状況だ。あの方のことだ、どうせ直接連れて行かなくても気にされねえよ」


 あ、そういう慣用句はあるんだ。


「……わかりました。すみません、自分はここで失礼します」


「はい、ここまでありがとうございました。

 じゃあ行こう、二人とも」


「うん」

「はい」






 街の外に出て少し経った。向こうに集団が見えてきた。けど……


「これたぶん間違えたよね」


「多分じゃなくて、確実に間違えたな」


 確かに集団は見つけた。林で休息をとっている王国軍、そして我らがクラスメートをね。ダメじゃん。味方より先に敵見つけちゃったよ。

 ボクらは草陰に隠れて顔を寄せ合う。


「どうする?」


「どうするも何も、離れるしかないでしょう。エドガー様に会うことが先決です。こっそり迂回しましょう」


「だな。じゃ、行くか」


 進み始める二人。けれどボクはその場から動けずにいた。



 エドガーサマは月夜クンを信頼してる。止めはしないだろう。


 月夜クンには能力がある。あの全員に魔法をかけることは造作もないだろう。


 ここを離れたらその時点で、結末は確定する。

 月夜クンの活躍。誰も傷つくことなく、勇人クンたちも正気を取り戻してハッピーエンド。月夜クンはみんなに感謝されて、王サマにも褒美を与えよう、なんて言われちゃって。たいしたことしてない、なんて言って断りそうだ。



 なんだ? 気に食わないことでもあるのか?


  ――――べつにない。いいことじゃないか。みんなが喜ぶ結末だ。


 そのビジョンでは、ボクも喜んでいるのか?


  ――――わからないよ。本当に喜んでいるのかなんて。


 ならなぜそんなに悩む?


  ――――理由なんてない。ただなんとなく嫌なんだ。


 好きなように行動すればいい。これまでもそうしてきただろう。


  ――――けど、そうする理由がない。


 なんだ、そんなことか。そんなもの、なければつくればいい。ボクの得意とするところだろう?


  ――――ああ、その通りだね。まったくもってその通りだ。



「天霧君……?」


 ボクが動いていないのに気が付いたみたいで、文野サンがこっちを見ていた。ボクはゆっくりと歩いて近づく。


「どうかしたんですか?」


「いや、ちょっとね。

 そうだ、文野サン、手を出して」


「何なんですか……」


 差し出された手は、あまり男らしくないボクから見ても細い、女の子の手だった。武器を振り回しているせいか、|肉刺≪マメ≫ができている。生きるため、戦うための手。

 ボクは何も言わずに、翠色のリングをその上に置いた。


「これは通信用のリング……なんのつもりですか?」


「いや、うん。まあね。

 月夜クンにも言っといて。しばらくは出てこないでって」


「いえ、意味が分かりませんが。何をするつもりですか?」


「そうだなあ……意外と、話せばわかるんじゃないかと思ってね」


「まさか、彼らとですか? バカなんですか? 最悪の場合、死にますよ。何のためにそんなことを―――」



「うん、よく言うじゃない?

 好きな子の前では、格好つけたいってさ」



「……は?」


「じゃ、行ってきまーす」


 月夜クン。君に劣等感を感じるなんて、おこがましいにもほどがある。ボクなんかが敵うわけないしね。だけど、ここは譲ってもらうよ。せめて好きな子の前でくらい、いい恰好させてよ。悪いけど、そういうことになっているんだ。

では、また今度!


P.S そういえば、ついったー始めました。Soninで検索すれば出てくるかもしれませんね。作品には何も関係ないですけど。

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