ピクシーの報告
皆様おひさしぶりですわ
フロランシアです。
やることがなくて暇で暇で辛い。
ヴシュターク領の改造が終わり、セントラルステーションの建造が終わり
ウシュアイア砦を巨大ショッピングモールにした。
ウシュアイア砦のことをすっかり忘れていて、久しぶりに見に行ったら、
南極にある魔族領と南部連合の交易拠点になっていた。
砦の周囲にそれぞれがカーペットを敷いて交易していたので、砦をショッピングモールに改造した。
砦内でゴザやカーペットを敷いて商売をしていた。
魔族領の偉い人が来ていたので魔法陣を渡して、商売に来やすいようにした。
珍しい鳥肉や魚やスパイスを購入してローレンツダンジョンに帰宅した。
ローレンツ領本邸に帰宅すると、頭が花の魔族からお茶会の招待状が来ていた。
林檎タルトを持参して訪問した。
アルラウネは貴族っぽい事に憧れを抱いているとの事だったのでダンジョン内に貴族っぽいお屋敷を建ててあげていた。
猛烈に喜んでいた。
お屋敷の広大な庭にトレントやマンドラゴラやマイコニドがウジャウジャ集まってきていた。
確か、散開したはずだが?
私は集合体恐怖症ではないけど、後天的に罹患しそうだったのでマンドラゴラ達のウジャウジャに目を向けないようにした。
ちなみにアルラウネには名前を与えてある。
お茶会ゴッコに必要だったからだ。
「カトレア婦人」と名付けたら存在の格があがった。
すごく貴族らしくなった。
背が高くなり、葉っぱがドレスになった。
頭の花は髪飾りになった。
花は地球のランだ。
お茶会ゴッコは楽しい。
楽しいので週一くらいで開催している。
招待状を凝るところから始まる。
もしかしてこっちの世界にきてから初めての友人だろうか?
初めての友人かもしれない。
南部連合内に同年代の女の子の知り合いはいない。
全員外国に避難している。
年下の女の子が2〜3人いるくらいだ。
その内の1人が弟の婚約者のフェリシア様だ。
友人ではなく親族かな?
たまにアルラウネとのお茶会に混ざってくれる事がある。
社交の練習を兼ねているそうだ。偉いなぁ。
私なんか幼い頃は母親とばかり遊んでいた。
婚約してからはモブ君とばかり遊んでいる。
あと、ピクシーにもて遊ばれているけど。
あいつらも一応友人だろうか?
う〜〜〜ん。
今日のお茶会ではアルラウネがもったいぶって
「じゃじゃ〜〜〜〜ん!重大発表!!」と言っている。
パチパチパチパチと拍手してみた。
「私、叙爵されましたのよ。」
「なんか手柄立てたの?」
「いいえ。保有魔力量が急に増えたので自動的にですわ」
「へぇー」(多分名付けをしたからだと思う)
「我が国はそういうものですのよ。ちなみに子爵位ですわ」
「じゃこれからはカトレア子爵とお呼びするわね」
「カトレア婦人子爵ではないのかしら?」
「あー。カトレアが名前で婦人が役職。子爵は身分。だから多分だけどカトレア子爵が妥当だと思う」
「私たちのお茶会の雰囲気には合いません。いままで通りカトレア婦人でお願いしたいですわ」
「ええ。わかりました」
と、和やかにお茶会をしていたら急にピクシーが飛び込んできた。
「フロランシア大元帥閣下!大変です!!」
カトレアが吹き出す。
「あなた、ピクシーにずいぶんと仰々しい肩書きを呼ばせてますのね」
「違うっ!違うのっっ!!呼ばれているだけで呼ばせているんじゃないの」
カトレアはハンカチを口元に当てプスプスと笑いを耐えている。
私はカトレアの笑いを見なかった事にする。
ピクシーに向き直り
「報告を」
ピクシーは敬礼をして
「報告申し上げます。場所はフェーラー領とローレンツ領の境の森。時間は昨日早朝。手配図通りのピンク頭を発見。我々は2小隊で観測任務にあたりました。ピンク頭はローレンツ領方向へ移動。領都に到着後『おかしいわね。もっと賑やかなはずなのに。ここで馬車に飛び込むとローレンツ小公爵様が大丈夫?怪我はない?って心配してくれてお屋敷に招待してくれるはずなんだけど』と呟きながら去って行きました。現在フェーラー領へ移動中」
「敵派閥とはいえ、民間人に被害が出たら大変だわ。監視の強化をお願い。あと民間人に被害が出そうな時はためらわず転移陣を使用していいから」
「了解です」
「あなた見かけない顔ね。所属は?」
「私はピクシー大隊特務部隊分隊 分隊長ピーチャンです。ルンルン隊長の部下です。現在は特務部隊の補助を行っております」
「そう。これからはピーチャンさんと呼ぶわね」
「光栄です」




