第百二十八話 保護された聖女達
この作品を選んで、お読で頂き、ありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて、楽しんで読んで頂きたいと思います。
私は朝食を摂った後に、メリナをエルフィに預けて、セイナタワーに行き、エンリに試作の魔導線を作って貰い、それに魔力を供給出来るか検証しました。
テストでは上手く行きましたので、今度は魔導線を魔導エンジンに繋げて作動するかのテストをした結果、一応作動しました。
一連のテストでは上手く行きましたので、今度は列車のボディの製作に移りますね、今回はエンジンを積む列車のボディと貨物列車を2両造る予定です。
セイナタワーの周辺に鉄道のレールを1.5km程引く予定で、そのレールの上で走行テストを行い、安全性などの確認もする心算です。
私はエンリとアイスリとライハの4人で打合せをして、其々が得意の分野で、役割分担をして、製作に当たる様に頼み、3人もそれで、同意してくれました。
その日から、魔導列車の製作が本格稼働する事になりましたけど、まだ、先が長く感じられますね、先ずは第一歩を踏み出せたと云う事で一安心しました。
私は後はエンリ達に任せて、自分の工房へ行き、魔力の供給源の魔晶石を作ろうと思い、魔石が格納している棚に行き、魔石を選んでました。
そして隣の棚に魔鉱石と書いた棚がありましたので、見てみると彩りが鮮やかな鉱石が沢山締まってありましたね、何でも魔力を多く含んだ鉱石らしいです。
さらに魔力を与えると増幅するように説明には書いてありましたね、此れは使えると思い、魔晶石と組み合わせれば魔力を増幅される事が期待できると思いました。
先ずは如何の様に組み合わせれば、効果が上がるかをテストする為に、魔鉱石で土台を作り、その上に魔晶石をはめ込むタイプの物を造る事にしました。
結果として二割増しくらいには魔力を増幅する事は出来ましたので、後は魔鉱石を使い魔導線から魔力を魔導エンジンに供給してあげる仕組みを作れば、効率良く動かす事が出来るかなと考えました。
また、一つ先が見えた気がしましてので、此れからは実験の繰り返しになるでしょうね、エンリにもエンジンルームにスペースを取る様に申し送りをしておきました。
いずれは魔導モーターの開発をして、前の世界で言う電車を造り、人を乗せて運べる物が造れたらいいなと思っています。
私はそれから、幾つか試作の台座と魔晶石を幾つか作ってから、自室に戻り、直ぐにメリナの処にいきました。
メリナは最近サディオスに顔が似て来てますね、顔の形は私なのですが、目鼻立ちがサディオスに似てきた感じですね、慈愛の女神メルリス様にも似ているのですが、サディオスも女神様に似ているのでしょうか、不思議です。
実は私にも変化がありまして、髪の色が黒から、慈愛の女神メルリス様の金髪に徐々に変色しているのですよ、今は茶髪に金髪が混ざった感じになってます。
瞳の色も黒から青がかって来てますね、私は此れから如何なるのでしょうか、少し不安がありますね、本当に女神化してしまうのでしょうか、其れが果たしい良い事なのか、自分では判断できません。
それは置いておいて、私はメリナに会いにリビングルーム行くと、直ぐにメリナは笑顔になり、お乳を求めてきましたね、私がお乳を与えると直ぐさま、飲み始めました。
「セイナお帰り、メリナちゃんは良い子ね、余りクズらないわ、オシメの時とお乳の時だけよ、私のお乳も少しは飲む様に成ったわね」
「エルフィ、何時もありがとう、助かるわ、シルフィはまだ、帰ってこないのかしら」
「うーん、まだね、何かしているのかなぁ、今の処は怪しい動きをしている国は無いと思うけどね、使い魔達からは特に報告は無いわよ」
「只今、戻ったのじゃ、セイナも戻って来ていたのじゃな、疲れたのじゃ、フウー」
「あら、如何したの、そんなに疲れて、何かして来たの」
「女神様に罰としての、命令されてのじゃ、それで保護した聖女を王城に預けてきたのじゃ」
「何でかしら、静養でもさせる積りなのかしら」
「まぁ、其れも有ると思うのじゃ、暫く預けて落ち着いたら、此処に搬送する事に成っておるのじゃ」
「此処にですか、何かあるのかしら、分からないわね」
「我も分からんのじゃ、只な、セイナの元へ居れば、能力は上がるのじゃ、体力の回復も早かろうな、大聖女の近くに居れば、魂の洗濯も出来ると云う事かの」
「私にそんな能力があるのかしら、魂の洗浄なんて」
「そうね、聖女達は王の名の下で、随分酷い事をさせられていたみたいだから、魂が穢れてしまったのかもしれないわね」
「ア~、アイラナ様みたいな感じですかね」
「そうじゃな、確かに保護した聖女達は目が死んでおったの、可成り精神が病んでおるようじゃ」
「まぁ、世界樹の下で静養すれば、何時かは元気に成るわ、そうしたら、家で働いて貰いましょうか、聖女として出は無く、一般人としてね」
「そうじゃな、生活する為には働かなければなるまいの、その方が良いのじゃ」
「アブ、アブブ」
「あら、メリナ、如何したの、オシメかな」
私は直ぐにメリナのオシメを確認すると、濡れていたので、直ぐに予備のオシメと交換をしてあげると、直ぐに寝てしまいましたね、寝顔は天使です。
私は寝てしまったメリナをそ~と、乳母車の籠の中に寝かせて上げましたね、エルフィもシルフィもメリナの寝顔に癒されていました。
それから、私はシルフィとエルフィと三人で、雑談をしているとユリアも帰ってきましたね、ユリアもメリナの寝顔を見て、笑顔になってました。
「うふふ、メリナちゃんの寝顔は、本当に天使だわ、癒されるわ」
「お帰り、ユリア、お疲れ様です」
「あっ、セイナお姉さま、只今、戻りましたわ、中々いい感じになってきましたわ、幾つか商会に出しても良いですか」
「うん、良いわよ、出せるものがあれば、商会に卸してあげて、ただ、ユリアが身に着ける予定の物は出さないでね」
「はい、分かりましたわ、セイナお姉さま」
それから、ユリアを加えて、先程の聖女の話をして、暫くしたら、此処に静養に来て貰う事を伝えて、ユリアも何か複雑な心境になった様な面持ちで、聖女の事を心配してました。
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