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ー呪われ体質。異世界で討伐中ー
「ちょっと待ちなさいよ!」
ミライナは出入口へと向かっている一樹の手を掴む。一樹は掴まれた手を振り払うことなくミライナに視線を合わせ、一言
「これからやるべき事は思ったより多い。だから今のうちに資金を貯めるんだよ。そのためのギルドなんだろ」
「だからって…ねぇ?あんた戦えんの?」
「無理だろドラゴンとか。けどまぁスライムでもそうだがドラゴンにしたって見てみなきゃ何も分からないんだよ正直。百聞は一見にしかずってやつだ」
一樹はミライナの手を掴み返しそっと離す。そして再度振り返りながら歩を進めるがなにか思い出したように「そういえば」と振り返る
「ニーナは専属になって欲しいかな。行ってくる」
「あんた…無駄に体力はあるのね…」
あの後黙って一樹の後を着いてきたニーナは、【トゥーム】へと到着するや否や大きくを息を切らしていた。
「お前が体力ないんじゃないか…?てかあれは思ったよりもだな…」
一樹の指を指した方向には、一樹程度なら一口で10人ほど纏めて飲み込めそうなドラゴンが居る
「巨竜一体なら良いのよまだ、周りの子供龍はどうするの?」
ミライナの言う通り名もしれぬ巨竜の近くには7匹の小さな龍が眠っている。話聞く雨林に生息しているはずだがなぜここに居るのかは分からない
「まぁ…とりあえず近づいてみるしかないな」




