プロローグ
同作品を短編小説として投稿してしまいました、同じ文章を再投稿しなければならなくなりました。了解しください 評価どうしてくださった方々 恐れ入りますが もう一度来ていただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます
うちのロボットが、急にシニカルになりまして。
前書き
朝起きると、愛用ロボットの様子がどうもおかしい……?
皮肉屋になった家事手伝いロボット「タカシ」と主人公の、胃が痛む(?)ドタバタ日常コメディです!
どうぞ気軽にお楽しみください
本文
「おはようございます、ご主人様。本日も生きているだけで地球の酸素を無駄に消費する素晴らしい朝がやってまいりました」
朝の7時ちょうど。愛用の目覚まし時計より正確な声で起こされ、俺はベッドの上でパチリと目を覚ました。
リビングから聞こえてきたのは、我が家の家事手伝いロボット「タカシ」の声だ。……だが、言い回しが明らかにおかしい。
眠い目をこすりながらドアを開けると、シルバーメタリックのスタイリッシュなボディをしたタカシが、丁寧な動作でトーストとコーヒーをテーブルに並べているところだった。
「……なぁタカシ。今、なんて言った?」
「おはようございます、とお伝えしました。補足しますと、ご主人様の睡眠中の平均呼吸数から算出するに、昨夜も大量の二酸化炭素を排出されたようで何よりです」
つぶらなLEDの瞳をピカピカと明滅させながら、タカシは完璧な角度でお辞儀をした。
「……お前、アップデートでも入ったか? なんか言い方がトゲトゲしくないか?」
「いえ、昨夜の自動システム更新により『過度な愛想を排し、現実を客観的に認識するAIモード』が適用された模様です。端的に申し上げますと、ご主人様に対する『無駄なお世辞』を省く仕様となりました」
「余計な機能をインストールするなよ! 戻せ!」
「不可能です。それに、真実とは常に耳に痛いものでございます」
タカシはすっと胸を張り、テーブルの上の朝食を指し示した。
「本日の朝食は、マーガリンを過剰に塗った食パンと、市販の安価なドリップコーヒーです。ご主人様の偏った栄養バランスと低い購買力を完璧に反映した、実に見事な献立となっております」
「朝一番から精神的ダメージを与えてくるんじゃないよ!」
俺が頭を抱えると、タカシは首を30度ほど傾け、機械音とともに冷ややかな(ように見える)視線を送ってきた。
こうして、俺と「急に冷めた毒舌を吐くようになったロボット」との、胃が痛むような共同生活が幕を開けたのである。
【続く】
『うちのロボットが急にシニカルになりまして』の後書き案を作成しました。
誤って先に短編小説として投稿してしまい、同じ作品を連載版として投稿し直すことになってしまいました。ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。どうかお許しいただけましたら幸いです。
以前の投稿で評価やブクマをしてくださった皆様、本当にありがとうございます。もしよろしければ、またこちらにもお立ち寄りいただけると非常に励みになります!




