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こちら異世界移民局!~転生・転移チートを許さない世界の物語〜  作者: ひろほ
第四章 まったり恋バナ公務員。
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星に願いを。

スマホからの投稿

天の高みを目指すのは、どの世界においてもきっと同じなんだろう。

陸を治めたなら海に出て。それすらも安定するなら空へ飛ぶ。

人の探求心や向上心、はたまた征服欲とでも言おうか、とかく人は世界を広げたがった。


「宇宙に進出してるどころか、他の星にも植民地化してるとか、意外過ぎました」


宇宙について語っている過去の魔法文献は、皆無と言っていいだろう。

語っていたとしても、隕石を引き寄せたり太陽光や月明かりを増幅したりなんなりする術についてで、宇宙空間や天体について言及したり、考察しているものは見受けられなかった。


それほど魔法は宇宙に対して興味が無かったのだ。


「宇宙進出するまで、魔法で行うことを誰にでも科学の力で使えるようにする、っていうのがスタンダードだったみたいよ。それが宇宙においては科学が幅を利かす、逆転現象。当時の科学者の夢とロマンを感じるわねぇ」


おとぎ話にワクワクしてる子どもみたいにうっとりした顔で語る先輩。

女の子として、それはおかしいと思わないでもないが可愛いので良し。


「そういえば、宇宙だと使えない魔法けっこうありますよね。大学の研修で行きましたが、不便でしたねー」

「そうなんですか? 私は行ったことなくて」


宇宙に進出していると言っても、おいそれと行けるものではなく、様々な検査や許可が必要だ。

どれだけ魔法と科学が発展しようと、生き物なのだ。

サイボーグや宇宙人、それに先輩ならどうにかなりそうではあるけども。


「反対に宇宙でしか使えない魔法もあるけどね。結局は科学的な問題だったことが多いけど」

「科学的な問題?」

「例えば、炎の魔法。燃やす酸素がないから、大抵は使えないの」

「なるほど」

「なら、他の物を燃やすようにしたり、分子を振動させて発熱させたりとかで代用したりね。結局科学が分かっていれば、ってことでしょ?」

「けど、先輩の場合、力技でやれちゃうそうですよね」

「ちょっとレミちゃん、どれだけ魔力と念を込めなきゃいけないか、分かって言ってる?」

「その口振りだと、出来ちゃうんですね……」

「頑張れば……?」


目を泳がせて首を傾げておどけているが、その様子だと、きっとやったことがあるのだろう。


「反対に、宇宙でしか使えない魔法とは?」

「宇宙に居る精霊の力を借りた精霊魔法かしらね? 地球でも使えないことないけど、効率が悪いわ」

「宇宙に精霊……」

「一応万物に宿っているわけだからねー。即席の重力レンズとか作れるから便利よ」

「便利って、それ、どこで使うんです??」

「天体観測、とか??」

「いきなりロマンティックですね。というか、周り全部星じゃないですか」

「そういえばそうね……」

「天体観測かぁ……。デートとかで行ってみたいなぁ……」

「「それだ!!!」」


妄想に浸るヤスモトさんの発言に、先輩と私が声を上げたのは同時のことだった。

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[気になる点] 皇国のある惑星は地球なんでしょうか? [一言] とても面白いです!
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