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純潔のLily ~ほほえみとCherry Blossoms~  作者: サンドリバー
~ほほえみとCherry Blossoms~
7/11

修学旅行 ~ドキッ、ホテルで二人っきり!?~

先日、体育大会と文化祭を終え、一段落ついていた時期です。

とあるホームルームの時間


先生 「今日は修学旅行の班などについて決めるぞ!」


といい、名簿を用意してきました。ついにそのような時期がやってきたのです。といってもまだ一か月近くありますが。決めることといっても、移動の班、バスの席順、飛行機の席順、ホテルの部屋のメンバー、などです。さて、誰とメンバーになろうかな・・・?とか考える間もなくいつものように


萌愛 「智佳!一緒の班になろう!」


もちろん断る理由もないので


智佳 「いいよ!今回もよろしくね!」


萌愛 「えへへ~こちらこそ~」


と、萌愛は満面の笑みを見せました。そうして、なんだかんだで決まっていきました。バス、飛行機は二人席で私と萌愛の二人。ホテルも二人部屋なので私と萌愛。班は私、萌愛、いぶきさんの三人の班になりました。決めることも決め、修学旅行説明会なども終え、いよいよ修学旅行が近づいてきました。おそらく、学生生活の中でトップクラスのビックイベントになると思います。

修学旅行前日

プルルルルル


智佳 「あ、電話だ」


相手は案の定、萌愛でした。


萌愛 「もしもし~明日の準備は大丈夫?」


智佳 「こっちは大丈夫、萌愛こそどう?」


萌愛 「トランプにカメラにゲームにうんぬんかんぬん大丈夫!」


智佳 「遊びばっかり・・・」


萌愛 「せっかく二人部屋なんだから楽しまなくっちゃね!」


萌愛はホテルがとても楽しみなのでしょう。ですが、あまりにもテンションが高い萌愛にちょっと注意を・・・


智佳 「萌愛、はしゃぎすぎて明日熱とか出さないようにね」


萌愛 「大丈夫!なんちゃらは風邪をひかないし!」


そして萌愛は続けて言います。


萌愛 「たとえ死んでも火の中水の中だろうと行って見せる!」


智佳 「それはさすがにダメでしょ!!!」


そんな他愛もない会話を繰り広げていました。いよいよ、明日から修学旅行です。

当日、私と萌愛は待ち合わせをしていたので、10分前につくように出発しました。すると、すでに萌愛の姿が見えました。


萌愛 「あ、智佳!おはよ~!早かったね!」


智佳 「萌愛、おはよう!萌愛こそ早いね」


萌愛 「えへへ~楽しみで30分前についちゃった~」


30分前って・・・今ちょうど7時になったというのに・・・ですが、まぁ楽しみになるという気持ちは確かにわからなくもないですし、


智佳 「それじゃあ、学校に向かおっか」


萌愛 「うん!」


そうして、私たちは沖縄へと飛び立ちました。飛行機の中では、


萌愛 「うわ~!飛んだ!わたし飛行機初めてなんだよね~!」


智佳 「あ、そうなんだ~私は三回目くらいかな?」


萌愛 「そのときはどこにいったの?」


智佳 「おばあちゃんの家がちょっと遠いから、飛行機で行ったことがあったんだよね、まぁ小学生くらいの時だけど」


などという会話で三時間近く過ごしました。私たちの高校の修学旅行は、三泊四日です。一日目は軽く戦争の話を聞き、二日目は海でシュノーケル、三日目に自由探索で、四日目は帰るだけというスケジュールです。

そして、なんだかんだで初日の夜。


萌愛 「おお~!ホテルだ!大きい!」


智佳 「えっと、部屋は205か~」


すると、萌愛は走りだし、


萌愛 「智佳!早く行こう!」


智佳 「そんなに急がなくても、部屋はなくなったりしないよ~」


萌愛 「だって、楽しみなんだもん!」


部屋は二人部屋に相応な広さと、ベッドが用意されていました。


萌愛 「さぁ!智佳!枕を手に取って!まくら投げ大会だ!」


智佳 「二人で!?」


萌愛 「じゃあ、女の子らしく恋バナやっとく?」


智佳 「えぇ~・・・まぁいいけど」


とか言っておきながら特に好きな人とかはいないんですけどね。


萌愛 「それじゃあ、智佳からどうぞ!」


いきなり始まったので、


智佳 「いないッ!萌愛どうぞ!」


光の速さで返しました。萌愛は脹れ、不機嫌そうに答えました。


萌愛 「むぅ~・・・いないのかぁ~・・・ロマンスがないなぁ~」


智佳 「そういう萌愛はいないの?」


萌愛 「わたしは・・・いるよ・・・」


智佳 「え・・・」


そのとき、心に若干のなんだかよくわからない気持ちが浮かびました。なんだかもやもやしたような・・・相手が誰なのか気になっているだけなのでしょうか・・・?それとも他の気持ち・・・?


智佳 「・・・で、詳しくお願い!」


すると、萌愛は頬を赤らめながら、


萌愛 「ここだけの話なんだけどね、わたしがある人に恋をしたのは初めて会った時からだったの。その人は初めて会った時からとっても優しくてね、新しい環境に慣れるのが苦手なわたしにとって、その人は親切にしてくれて、本当にうれしかった。そして、いつもわたしの話し相手になってくれてたの。もちろん今でもね。その人に恋をしているって確信した瞬間はないんだけど、気付いたらずっと一緒にいたいって思うようになってたの」


萌愛は改めてこちらを見ると、


萌愛 「これって・・・恋なんだよね・・・」


智佳 「・・・そうだね」


そして、私は続けて言います。


智佳 「そこまでだったら、相手の人もきっと萌愛のことを思ってくれてるんだと思うよ好きな人が相手じゃなかったらそこまでできないだろうし」


萌愛 「ほ、ほんと?」


智佳 「多分ね。だから私もその恋が成熟するように祈ってるよ!」


萌愛 「う、うん。ありがとね・・・」


そのときの萌愛の表情は消灯後だったのでよく見えませんでしたが、少なくとも嬉しそうな表情ではないように思えました。


萌愛 「それじゃあ、明日は海だから早く寝ないとね」


智佳 「うん、そうだね」


そうして、私たちは眠りに落ちました。


萌愛 「・・・わたしが本当に好きな人は・・・」


そうして、翌日。


萌愛 「やったー!海!!!」


10月の後半ですが、まだセミが鳴いていたり、半袖でも丁度好かったり、夏のような気候なので海でも問題ありませんでした。シュノーケルなので、ダイビングセットを貸し出されて、なかなかない経験をできました。その夜は疲れ果てたせいですぐに寝落ちしてしまいました。

次の日は、自由探索で萌愛とサトウキビを買いました。ほかに買ってる人は誰一人として見ませんでしたが・・・その夜も移動疲れですぐに寝てしまいました。

最終日の飛行機の中でも、すぐに寝てしまいました。家に帰り思い出を振り返ると、やっぱり余力のあった初日の夜が一番楽しめたと思います。ですが、初日の夜からずっと頭を悩ませていることがありました。


智佳 「萌愛の好きな人って・・・誰なんだろうな・・・」


大きくため息をつき、部屋がやっぱり落ち着くなと思いながら、消灯しました。

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