表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

公爵様の暗殺を依頼されましたが――公爵様、生活がひどすぎ! ~殺すのは私の仕事ですので、私が殺すまで死なないでください~

作者:アクア
最新エピソード掲載日:2026/07/18
「……死なないでください。あなたを殺すのは、私なので」

実家の借金のカタに暗殺ギルド〈夜蜘蛛〉へ売られた男爵令嬢テッサ、二十歳。
初仕事の標的は、戦争英雄の若き辺境公爵ヴァルター。

ギルドの掟は簡潔だ。
獲物は契約の手で仕留めること。事故死・病死は「仕損じ」――前金は担保ごと没収。
担保は、療養中の妹である。破棄しても同じ。つまり、逃げ道はない。

ところが侍女として潜入した先で見たものは――
執務室で三日寝ていない標的。手つかずで冷めきった粥。
煤の詰まった煙突に、頭上へ崩れかける決裁書類の山。

このままでは、私が殺す前に、この人は勝手に「事故死」する。
それは仕損じ。妹が消える。

かくして暗殺者は今夜も標的を寝かせ、食べさせ、煙突を掃除する。
「勘違いなさらないでください。あなたが過労で死ぬと、私の契約が不履行になるのです。私が殺すまで、死なないでいただきます」

なお公爵は、初日の夜に正体を見抜いている。見抜いた上で、笑って取引を持ちかけてきた。
「君は殺さない。私は死なない。――焦れた依頼主が、先に尻尾を出す」

彼女が「契約中」である限り、別口の刺客は獲物の横取りでギルドの法度に触れる。
王国最恐の暗殺者は、こうして王国最強の盾になった。

毎晩の「暗殺定例報告」でお送りする、
誰も殺さない殺し屋の侍女と、死なない努力をしない公爵の、
契約期限つき職業倫理ラブコメディ。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ