0,532
私は彼女を連れて家に帰る途中
幾度となく彼女に驚くことがあった
まず、彼女は、テレビなら、どこにでも出現できることだ
正直どこかでもこうと考えていたが
それはどうやら失敗でしかなかったようだ
私があの路地裏から出るとき
もう彼女は、そこには居なかった
そして夢かと思った私であったが
電車の車内で
携帯を開くと
そこで彼女が
可愛らしく手を振っていた
「・・・・」
どうやら、気になっていた、ドラマを気を落ち着かせようと
テレビチューナーのボタンを押して開いたせいだと思われ
その他の画面に彼女が出ることはなかった
「・・・・・・・何」
私はつい、つっけんどうなことばを相手に浴びせた
「・・いや、ここにいるよーーって」
「・・・・・あんた、丁度良いや、今から私に伝えなきゃいけないこと
全て教えなさい」
「はい、まず、あなたには殺しあいをしなくてはならなくなりました」
「・・・・・・・・・はいぃい」
私は尋ねる
どういう事だよ
「はい、これを話すと長くなりますので最新の情報を
ヨイショすると」
「・・・ヨイショするとどうなるのよ」
・・よいしょって
「近頃、都市伝説というものが、徐々にでありますが、減ってきています
そのせいで、私たちの存在価値は薄れ
我々が担うパワーの均等が崩れるかも知れないのです」
「何そのパワーって」
「はい、パワーって言うのは、力です」
「いや、その・・なんて言うか・・・そう言うことはどういう事」
「はい、単純に言うと・・」
「単純に言うと」
「夢なのです」
「・・夢」
「はい、それは寝ている時間帯の夢でもありますし
将来に抱く夢でもあります
夢が多ければ多いほど
私たちは多く出没しています
すなわち、均等です
そしてもう一つ」
「ちょっと待って、あんた等は、人の夢で出てくるの」
「いえ、あなた方が間違いを認識したとき
その認識のズレが
私たちという存在を
あなた方が、作り出す
いわゆる
思想の力
あなた方はそれに力を理屈的に使いますが
しかし
そこには現実化する力が、もうその時点で
見た
その時点で、発生しているのです」
「・・つまり、人間が想像できることは
全て実現可能・・見たいな」
「見たいなとはちょっち、違いますが、そんな感じです・・見たいな」
「・・・・・・・それでもう一つは」
「はい、睡眠不足の上昇により
人間は徐々に、私たちの世界と
現実の認識を
曖昧にしてきているという事です」
「二次元みたいな」
「まあ、かなり違いますが、それでも良いです」
「いやなら別にいいけど」
「いえ、グッジョブです」
・・ほめていない
いやみとめてか
「とにかく、睡眠とは、現実と空想を分ける時間
それを怠れば怠るほど、その人間は何時異次元へとそのみを溶かすとも知れなくなります・・いやでしょ」
「・・まあ、別にどうでも良いけど」
「良いんですか」
「・・まあ、何時死んでも良いし」
「良かった、あなたが選ばれて
選んだかいがありました」
「・・え」
「いえ、大体人は死にたくないものです
しかし、それが良いなんて、私の良心が痛まずにすみます」
「有るのそんなの」
「酷いです(涙目)私にはないですけど、一応は言ってください」
「・・ナイノ」
「・ははは、まあ良いです、それで他には」
「いやいやいやいや、殺し合いも気になるけど・・つまりは、あなたたちは何でそんなことをするの」
「いやだから、我々がこの世に生き残るには
今この世にいる・・大体日本ですか
その都市伝説を、一つにまとめる
すなわち
その他のものを排除する事で
より強力なものにしようとしているのです
そう、現実に出没するどころか
恐怖に陥れるような」
「わたしは、あなたが怖かったけど」
「ありがとうございます」
「・・ほめ言葉なんだ」
「ええ、あっちでは、もうそりゃ(頬を染めて)」
「でも、かわいいよね」
急に青くなるだるま
「・・・どうしたの」
「いえ・・酷いことを言われたので」
「いった・・・わたし」
「ええ、あっちの世界では、可愛い、綺麗、美しい、ビューティフォー
などは、私のようなものではなく
もはや形容視しがたい、形の崩れたような物のことです
ですから、可愛いとは、こちらで言う、きもいなのですよ」
「・・ごめんなさい・・でも可愛いし」
「ううう(犬のような涙目)」
「ごめんごめん・・でもさっき、人間界と魔界とか」
「そのような呼び方はしてませんが、それはあくまで二の次です」
「二の次なの」
「ええ、人間よりも、明日の都市伝説協議会です」
「・・・なにそれ」
「・・集会です」
「そう」
「ええ、ここで言う国会みたいな」
「・・・・・それで殺しあいなんだけど」
「そう言えば、私がどうして歩けなくなったか知りたくありませんか」
「・・いや、殺し合いの事の方が・・」
「実は私・・」
「殺し合いのことで・・・そろとも何か言いにくいことが」
「いえ・・ただ、他の人が強いので、そう言うの考えるの・・疲れるじゃないですか、緊張して」
「・・まあ」
「分かります」
同意を求められつい
「まあ、運動会とかで
同じような運動神経の人間と」
「そうですそうです、そんな感じです」
「あんた運動会とか分かるの」
「何を言ってるんですか、元人間ですよ、今は、全く別の物ですか」
「・・・・・それで殺し・・」
「私の・・」
「言いなさい、言わないと契約破棄する」
「・・・・・そんな権限はありません」
「うーーーーーーー(犬)」犬のようにうなる私
姿勢も何となく近い
「にゃぁあーーー(化け猫)」猫のように画面の中で構える
可愛い
「分かったわ、で、その由来とは」
「あのですね、彼氏に見せ物小屋に売られまして
何も芸ができないし
夜も下手だし
それで・・・・足切られちゃいまして・・ええ、けんをブッチリと」
「もう聞きたくない」
「まあ、そんな感じのことが行われるので、その前振りに耐性を付けていただきたく」
「もう死にたい」
「いえいえ、いずれ死ぬんですから、まあ、冥土の土産にもう一踏ん張り
っね」
可愛く言われても
「で、あなたはどうなったの」
「死にました」
「どうやって」
「井戸に投げられて、もう、泳げないし
沈むのみです・・じゃんじゃん」(終)
ものすごく場違いな感じで最後を締めくくっただるまという幽霊
「あなたはどうしてそれになったの」
「さあね、あなたが妙な行動を踏んだのと同じで
私の行動
そして生き様が
そうならさせたのかも知れません」
「そう・・」
しかしその少々しんみりした空気を
見事に明るく暗い言葉が
炸裂させた
「では、殺し合いのことについてですが」
殺し合いのヨイショ
「えー、今回、紹介させていただく
殺いあいについて
それは世間一般的に言われる
「バトルロワイヤル」形式をとらさせていただきます
つまりは、勝ち抜き戦
それも、ランダムに
まるで、マラソンのように
最初の一人が勝つように
これは、最後まで生き残った物が
勝ちとなります」
「はい、質問」
「何でしょう」
「私が勝ったらなんか良いことは、あるの」
「無いです」
「無いの」
「はい」
「・・・・」
「・・・・・」
「・・終了」
「では、説明を続けさせていただき・・」
「はい」
「どうぞ」
「わたしも、殺し合いの中に参加しなきゃ行けないの」
「と言うのは」
「これは誰を殺し合うんですか、と言うことについて」
「ああ・・あなたも入ります、でも幽霊相手にどうやって殺しなんて」
「それは単純です、私ではなく、人間の方を殺せばいいのです」
「・・・」
「契約がなされた瞬間、その魂は、半幽霊化していると言っても良い
そしてその魂と言える物は
私とリンクしている
だから、その半分が失われれば
それはバランスを崩したようなものです」
「・・・・・・・」
「・・・次の説明をします」
「お願いします・・・・・」
後でみっちり説明を聞こう
「まず、殺し合う、以上です」
「終わり・・」
私は聞く
「はい、これ以上ないシンプルなルールです」
「それって何時始まってるの」
「はい、もうすでに始まっております」
「・・・・つまりもう死んでいる人が居るって事」
「ええ、先ほど一人、説明を受けた直後に」
「・・ちなみにどういう死因だったの」
「それは機密事項です」
「知ってるの」
「いえ、知っていても知らなくてもお教えする事はできません
そして私どもは、ある程度は、プログラムのようなもので
知りながらも、知らないような物にもされてしまうので」
「・・ちなみに、この参加している、幽霊達って・・」
「違います、訂正すると
都市伝説及び
怪談
などなど
それに類する物達です」
「どれくらい居るの」
「さあ、そこまでは多くはないと思いますが」
「参加者分からないの」
「・・すいません」
「・・・でも他にどんな者がでるの・・あ、それに何か技って使えるの」
「私ですか」
「そう、あなたの技、あれだけ騒がしたんだから、なんか凄いものありそうじゃない・・・というか、あなた以外はどんな者が」
「私以外ですと、お菊姉さんだったり、人面犬さんだったり
あと・・・ゴジラなんかも居ます」
「・・ごじら・・・・え」
「・・まあ、嘘はおいといて」
「どこまでが嘘」
「ははは、ゴジラはもう倒されました」
「なんで、どうして、どうやって」
「これは、もう誰にも言って良いことになってますので言いますが
倒されました」
「そんな馬鹿な」
「まあ、動いたのは、ソフビ人形ぐらいのですので」
「それゴジラじゃなくてイグアナ何じゃないの」
「いえ、ゴジラです、しかしながら、これは異例の出現と言っても良い存在でして、ましてや、その主人が、極度のゴジラマニア
しかも、ソフビにしか、愛を見いだせないような
その結果、がこれです」
「どうやって倒されたの」
「禁則事項です」
「それ言いたいだけじゃない」
「禁則ですので・・他には」
「私弱いよ」
「禁則事項ですので」
「どんなよ」
「禁則です」
「まあ良いや、それであんたは何が出きるの」
「わっ・・わたしですか」
「ええ、あなたの必殺技」
「・・・神隠しです」
「つまりですね、私の空間に入れることさえ出きれば、私の、超圧縮空間で、無力化できるのです」
「それってつまり、布団を密閉状態にして掃除機で・・」
「そんなとこです」
「・・でもそれって死を意味するの」
「まあ、ほとんど」
「・・・・死んでないの」
「いや、何と言いますか、布団収納機と言うよりも
ブラックホールに近いものと言うべきでしょうか
私にもどこに言ったか」
後に分かる
彼女の空間は
実はゴミ屋敷なほどに
散らかっていると言うことを
そしてそのせいで見つかるものが見つからないと言うことを
私はまだ知らない
「駅舎ー駅舎ー」
私は自分が降りる駅に気が付き
急いで荷物をまとめると
外に出る
外は先ほどよりも
酷い雨で
とても無事に濡れずにたどり着くことは
とても難しいことに思えた
「私ってどれくらいで死ぬと思う」
「さあ、禁則事項です」
「あんたは、敵なの」
「禁則事項ですから」
「・・・これからそれを言わないでもらえる
いったら、二度と口を切かない」
「きっ・・・・・わか・・・妥協案はどうでしょう」
「どういう」
「私が質問して答えられないことは答えない
だから、そこを説明しますので、
質問しないでください、お願いします」
「それでどういう」
「はい、まず、今敵がどうしているかは知りようがない
少なくとも1キロ圏内は」
「・・・それ、ほとんど分からないってわけ」
「・・・・まあ・・そうなるかと」
「・・・・・次に、敵の情報は、分かっていても、極力教えられません」
「・・・知らないだけ何じゃない」
「・・ぎく」
「・・・(ぎくって)」
「最後に、まあ、自分もどこまでの線引きをして良いか分からないので
その都度聞いてください」
「あんたの必殺技は」
「・・・さっきの神隠しですが」
「他に技はないの」
「・・・・エアコンですかね」
「何それ」
「冷房いらずです」
「・・・今冬だけど」
「・・・・どうも、すいません」
「他には・・・電化製品の移動でしょうか」
「・・・ああ・さっき携帯のテレビだけに映ったよね」
「ええ、ですから、テレビっぽいものであれば
大体移れます」
「・・それじゃあ、でっかいテレビパネルとか」
「できますが恥ずかしいのいで・・」
「あんた幽霊なんだから、特定だけに見えるようにとかできないの」
「できますが・・・少々力がいりますし
大体、
見える者は、こちらの空気が半ば脳を覆っている状態
つまり、縁ができている者のみです」
「・・・つまり
「夢うつつだったり、暇だと、見えたりします」
「・・そんなものなの」
「まあ、色々状況で変わりますが」
「そう言えば、さっき言ってた、お菊っていう人、
もしかして、番町皿屋敷の」
「はい、って、知ってるんですね
さすが姉さん、顔が広い」
「でもそんな凄い者が出てきて
あなた勝てるの」
「・・まあ、今回は、認知度が、ある程度そのものの力になりますから
そこは、もしかすると・・・・」
「ちなみに技は」
「・・・合うまでおお教えできません・・合いたくないですが」
「これいつまで続くの」
「さあ・・私にも」
「・・朝は出てこれるの」
「まあ、がんばれば」
「頑張ればって」
「・・まあ、最近は朝なのに
夜のような場所も多いですし
こう見えても、最近の幽霊ですから
そこら辺は色々と
昔とは違うのです」
「へー」
「それじゃあ家の中はいるけど
しばらくは黙ってて」
「はい、ではよろしくお願いします」
「っあ、姉ちゃん、何やってるのそんなところで」
私は振り返ると
そこには、保育園をあがったばかりの
垣上 戸慕 かきうえ とした
が立っている
保育園児の服であろう
青い物に
黄色い帽子
それに合わせたような黄色い鞄
それを着用して
こちらを見上げる
「あんたこそ、こんな遅い時間に帰宅」
私が時計を見ると
もう七時になろうとしている
「・・・・姉ちゃんみたいに僕は暇じゃないんだ
塾帰りだよ」
「ああそうですか・・・でも、歩いて帰宅したの」
「まあね、途中までバスで奥ってもらってるんだよ」
「そう」
「そんなことより早く中に入ってよ、濡れる」
言われるままに、私たちが中にはいると
どうやら今日は、ハンバーグのようで
そんな、においが立ちこめていた
うちの場合のハンバーグは
白ご飯に、おかずとして提供さてはしない
自家製の生地を、円形状に焼き
そこにレタスやらモヤシやら
とかしたチーズなんかをかけ、たり
入れたり
それに焼きたての肉を入れて
食すのだ
それも個人個人
シーザーだとか
トマト
何かを入れるので
好みによってかなり違う
ちなみに弟は
何思考かは知らないが
煮干し粉を、かける
どうせ、おべっかねらいだろう
「あら、煮干し粉入れてるのとしちゃん」
「はい、お母様、健康に良いので」
みたいな
私と年が離れているので
もう二親の溺愛ぶりは
悲惨にも思える
愛には、溺れる事はないと思うが
溺死しないか心配になる今日この頃
「あら、お帰りなさい」
私たちが玄関にはいると
気が付いたようで
母親が中から出てきた
「今日は、ハンバーグよ」
そう言うと
用意が良いことで
もう手には、タオルが握られており
二人に渡すと
そのまま奥に引っ込んでいく
「・・・・・ただいまです」
一人言っている
僕・・・・
「早くはいるわよ」
私はそう促しながら
お勝手には行る
中は、暖房が効いているようで
暖かい
私たちはテーブルに用意
された物を見て
またしても心躍っている
「手を洗っていらっしゃい」
母は、そう言ってタオルで頭やら何やら拭いている
二人に言う
「・・お父さんは、今日遅いの」
私の問いに
「ええ、また仕事みたい」
と母
「そう・・・」
かくして、夕飯が始まろうとしていた
「おいしそうでした」
部屋にはいると
どうやってみているのかは知らないが
そんなことを言うだるま
「・・・・でも、私どうやって戦えばいいの」
「まあ、しかし、あれ美味しそうでした」
「食べる」
私は聞くが
彼女は髪を扇風機のように
振り回すと
「いや、遠慮しておきます
そんな大それた事」
「そう・・食べないんだ」
「はい・・・」
「それでなんだけど、その、どうやって戦えばいいと思う
武器とかよういした方が」
「・・・ほとんど無理でしょう」
「え」
「あなたは今、ほとんど幽霊のようなものです
つまり、あなた自身で、なければいけないわけです」
「・・・・どういう事」
「幽霊をさわることができないように
あなたは、あなたのような人間しか触れることはできません」
「でも、さっき私は、皿をにぎったり」
「そう言うことはできますが、基本的に、あなたの、意志のない接触は無効です」
「意志・・つまり、私が意識しないと
この世の物は、さわれないって言うこと」
「まあ、要略すると」
「・・それなら、相手にはどうやってさわるのよ」
「ですから、相手、つまりは、あなたの同じような者だけが
触れることができるのですよ
そう、触れあい」
「・・・・・・・・何か言った」
「いえ、特には」
「それで、もし、もしもよ、それが来たら、どういう作戦で行く」
「行きません」
「え」
「私弱いので、多分負けるかと」
「ない言ってるの、ならどうしてここで私を巻き込んだの」
「・・・・・あなたも、何時しんでも良いと思っているのでしょ
なら別に良いじゃないですか」
「良くないです
全く」
「・・・・何でですか、そんな憎しみ合いの中に身をと怖じて身を焦がすよりは、それらに早々と焼かれ、楽になって消えた方が」
「あんたはそれで良いの」
「ええ、もうにくむのにも疲れました
もともとにくんでなかったのですが
憎まないと
こういう体になれないと聞いて
こうなったに過ぎません
でも、もう憎むのにの疲れたので
・・・・・ですから、私という存在は
本来ならすぐさま消えるべきなのです
そう思いませんか」
「でも、あなたが死んでも、あなたを知る存在が居たら
また現れるしかないんじゃない」
「そこなんですよ・・・分かってきたじゃないですか
主人」
「・・何それ、トガミの方が良かったですか・・・」
「まあどっちでも良いけど」
正直、トガミと呼ばれるのは好きじゃない
主人と呼ばれるよりも
と言うかどこのどこら辺が
主人言われる所以か
「今のところ、運命共存体
それに、私はあなたにお願いし
死んでもらおうとしている
ですからそれくらいはお願いしなければなりません
・・っで、先ほどの話に戻りますが
つまりです、今回決まったルールの中に
その存在が消え
全てが一つに統一されることにより
巨大な都市伝説に、強化する
と言う物があるんです」
「はあ」
「つまりは、私という存在が、消えると言うことなんですよ
そう、ネットにばらまいてしまった羞恥、をけすのごとく
神のようなことですよ」
「ちなみに、あなたは神の分類ではないの」
「違います、都市伝説です
ちなみに今回
この企画をしたのは
地獄です・・凄いですよね・・まったく」
「凄いの」
「ええもう、極楽とならぶ二大勢力
悪人を更正させるような場所ですよ
全く・・それがよくこんな事に
力を、貸したとしか言いようがありません」
「・・裏があるんじゃない」
「さあ、一介の幽霊の私は
どうもそう言うのは」
「でも、地獄に、何らかのメリットがあるんでしょ」
「まあ、最近、地獄も、あまり信じる物が居なくなったとかで
その勢力が年々低下
ですから、底上げ的に
敵を強くして、その存在を再認識させるってところでは」
「何でそうなると・・どこら辺につながりが」
「人間にとって、地獄の鬼も、私たち幽霊と同じだと思っているのでしょう」
「・・違うの」
「まあ、次元が違いすぎるだけの話で
その、ソフトは同じだという感じですか」
「ソフト」
「ほら、パソコンとかの」
「ああ・・・」
「・・・あ・・・不味いです」
「どうしたのよ」
「敵が来ています・・・しかもこの感じからだと・・カッパです」
「・・・なにそれ、ふざけてる」
「私がふざけたことなんてありましたか」
「・・・」
あるような気がする
と言うか
その存在そのものが
でもまてよ、カッパって、妖怪じゃ・・大体こんなはんとかいのような汚い町の川に
そんなもの居るのか
だいたい、これはどれほどの範囲で行われているというのだ
「・・・あんたこれって範囲決まってるの」
「ええ、終着が、早いように、この町の範囲内で行われます」
「・・さっきも聞いたけど、どれくらい参加してるの
「・・・それが何ですが・・先ほど全員の、説明が終力しまして
その時点で、十二人
その直後に
一人やられ
十一人
そのまま、三人立て続けにやられ
今のところ
八人となっております」
「その立て続けって、同一人物なの」
「多分・・もしかしたら、イレギュラーのバンパイヤかと」
「・・・・何それ」
「最近流行って、その影響で、ふとしたきっかけで
誰もが思ってしまうのでしょう」
「そんな、好い加減なもので命かけなきゃいけないの」
「まあまあ、あなたは何時死んでも良いのですから
私もですが」
「・・良くない、何かおもしろそうなものであろうこれに
そんな下向きでやって良いの」
「とおっしゃりますと」
「だから、少しぐらい弾けようって言ってるの」
「・・弾けるですか・・私どもは、そう言うことは禁句でして」
「・・良いじゃない・・・でもさっきのは禁句じゃないの」
「はい、ゲームが始まりましたので
もう、やれることは全て話させていただくく所存です」
「そう、それなら、早速、バトルをしに」
「ちょっと待ってください、そのことなんですが」
「なに、先ほど言ったカッパ・・結構強いのです」
「良いじゃない、当たって挫けろよ」
「挫けてはだめでは」
「でも言うじゃない、逃げたらそこで終了だ」
「撤退は作戦のうち
「一度逃げたら全てから逃げなくてはならない」
「・・・そこまで言うなら良いですけど・・・カッパ、女好きですよ」
「まあ、撤退も悪くない・・・それでそれはどこに向かっているの
私以外にもいるのなら
その人の所に行くんじゃない」
「いえ、あなたの家の、一直線
家々をなぎ倒してきています」
「妖怪って、そんなバトルアクション系の物だっけ」
「・・・妖怪ですから・・・化け物ですから
ちなみに、私たちと違って
制限がありません
ある程度、得意のフィールドは、ありますが
私たち幽霊にように
特定の場所を離れられないなんて事はないです」
「でも、あんた動いてたよね、テレビから出て」
「あれは、契約するためです
本来なら滅多に出れないんですよ」
「補食する蜘蛛みたいだな」
「もう、そんなほめないで」
本心で照れているが
「ほめていない」
と、いちお言っておく
「あと五百メートル」
まるで、轟天号ばりの、緊張感の元
そんなことを言う
「逃げられないかなー」
「逃げても追いつかれるでしょう」
「誰か見方に、助けを」
「そんなもの居ませんが・・でも」
「でも・・お菊姉さんなら」
「そう言うと、彼女は、電話の中で電話をかけ始めた
なかなかシュールなおもしろさがるが
しかし、緊迫している状況に変わりははなく
「3」 「2」
と、だるまが、画面の中で、小さく見える、指で電話しながら
示している
「はい・・分かりました、ありがとうございました」
「どうだった」
「三十分で向かうって」
「・・それ大丈夫なの
間に合う」
「無理でしょう」
笑顔で言う、だるまだった




