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私の名前は

戸上、垣上カキウエ、戸上トガミだ

どこにでも居る、普通の女子学生だと言うところである

顔については、察していただいた方がいい

どれほどかと聞かれたなら

そこは書き物の特質上

いわなくてもあなたは勝手に空想の私を想像するから

其れを、自分修正して美人にしてほしい

だからといって、私自身がどうかと聞くなれば

其れは特権上

今は、いわないでも良いと思う

・・・何となく

まあ、とにかく始めよう

始めるには好い加減すぎて

絶対深夜に開いてはいけない話を


私はその日、金曜日ということもあり

町に行くことにした

別に家の近くにも

流行っていないのをのぞけば

カラオケぐらいはあるが

何となく

騒がしいというか

人が多いところに向かいたかった

何と言っても、金曜日である

昼間で寝れる金曜日

勿論、今は朝ではない

夕方だ

そこら辺はしっかりと認識だけはしてほしい

私はとにもかくにも

電車を降りると

いつも向かう

アーケードを通り

本道の太い車線がある、大通りまで向かった

そこからカメラ屋だとか

ハンバーガーショップ何かが立ち並ぶ道を歩く

その日は夕方からわずかであったが

雨が降ったため

まばらに傘を差している人が多く

私も例に漏れず

傘を差している

ちなみに透明である

其れも黒の半透明

これに訳はないが

何となく珍しいと思って

少し遠出したときに

ついでに買ったのだ

きょうは、母に言われていたので

傘を忘れていなかったのが

ラッキーだと言えよう

私はその傘をしたから見上げる

軽く腕を伸ばして

曇った空をみる

わずかに差し込む雲の切れ間から

夕暮れが、鮮やかに見える

しかし、そのときはまだ知らない

私がもう少しすれば

真っ暗などんより雲に覆われて

しばらくは、晴れがないことを

しかし、私はのんきに

カラオケやの前で立ち止まった

「すいませーーん」

私はガラスの自動ドアが開くと中に入る

いつも今時間は

どういう経緯では言っているのか知らないが

おじいさんであり

いつも寝ている

かなりどころか

いつも寝ている

よくクビにならないものだ

私はその口を開けている老人に声をかける

「・ああ・・はいはい・・・・いらっしゃりませ」

「・・・一時間お願いします」

「はいはい、一時間ですと、九百円になります」

私は九百円と

このカラオケ屋の一つの特徴である

一人だと、一本ジュースがもらえる特権を生かして

「それじゃあ、イチゴオーレお願いします」

と、老人が言う前に言った

と言うか

この老人は、この特権について

知らないのか

言うことがない

だから言わなければならない

どちらにしても

老人も、そんなことは無いと

主張することもなく

「はいはい」と、まるで分かっていましたというように

それを出してくるのだ

私はそれを受け取ると

もう一つ

部屋にはいるための、ルームカードも、受け取って

いよいよ、部屋が待っている

廊下に向かう

この場所は少しおもしろく

まるでドーナッツのように

円形の廊下になっており

扉を入ると

中に行くほど広々としている

その、扇子状の両側に

長いクッションがある椅子があり

真ん中にテーブル

そして最奥には

少し大きめの液晶画面が壁に埋め込められている

私が手にした物は「666」

ちなみにこの場所には、666も、部屋はない、勿論それ以上もない

ただ、「111」「222」・・・「666」・・「999」となっている、ちなみに、ご察しの通り

この円形のカラオケ屋の個室は、9室ある

それで私が借りたのは

「666」つまりは「6」番目の個室と言うことだ

またまたちなみにだが、カウンターの横に一つ

扉のない

まるで廊下のような穴があり

それを一周すると

そのまま最初の道になる

形にすると逆qのような感じだろう

まあ、どうでも良いか

私はとにかく

ある程度考えていた

メニューで

曲名を打ち出していく

すると

すぐさま時間以上の曲が入ってしまう

どんなボイストレーニングだと言いたいが

私は別にそっち方面の部活

または夢はない

部活はちなみに、ボーリング部であるが

そこは実質、なぜかオカルト研究部とかしている

なぜか知らない

そして私も二度とそこには

入学して入部して以来いっていない

と言うのも

ボーリングが、まさか地質調査ではなく

スポーツだとは思わなかったのだ

それでまあ、いちお、籍だけは押し切られるか達でおいているが

行っていない

私はそんなことを頭から振り切るため、先ほどよりも大きな声を出した

そんなとき、画面には、ちょうど良いことに「とべとべおねいさん」

と、アニメ付きで、表示されていた

しかし何時も思うが

この、シーンドラマ・・どうなのだ、合わさっていると言えば合わさっているが・・どうなのだ・・もしも、どこかの国の拷問・・そう、さぶい国が良い、そこで、捕虜にこの映像を永遠と流したら

きっと恐ろしいことになると思われる


「とーべ、とーべ、夢が覚めるまで」

私は歌いきると

急いでイチゴオーレ、を口に流し込み

多少味わった後に

伴奏が始まる

それでは、第三曲目

私はそんなことを頭の中で思いながら

臨戦態勢にはいるのである


「あーだのじがっだ」

最後にもはや、パンク並の、大声を発声したために

声が、がらがらである

「ありがとうございました」

いつの間にか店員が変わったようで

私くらいの年の女の子が、カウンターテーブルの奥で

笑っていた

多分あの笑顔を、町中である居ている人がしていたら

危険人物だろう

それは本人にとってもレットカードだし

周りにとっても、危険な場合でもありそうだ

この場合で言えば、もう笑うしかない本人の状況が

危険と言うのが一つ

もう一つは

普段から笑っている奴

信用ならない

どちらにしても

私がそのとき気になっていたのは

その店員の顔についての蛇足ではなく

外が稲光をするような

黒雲が立ちこめていそうな、暗闇だったことだ

「あちゃー」

別に傘を持っているが

何となく晴れだとかってに、思い込んでいたのだ

本当に、希望観測は危険であるが

まあ、やめられないものであろう

やめたくても

どちらにしても、やはりそこに何時までもいる必要性は

私にはない

傘を持つと

外へ行き

開くガラスの自動ドア

そしてそこで傘を開き

まだ、本降りではなさそうな、そんな余韻が残る中を、歩くのである


しばらく歩いたが

見えるのは、帰りをいそぐライトを付けた車ばかりで

私のあるいている車道には

ほとんど人はいない

私はなんだか

どうしようもなく

私が一人のような気がして

急ぐわけではなかったが

足を早めていた

しかし

せっかくの休日前の金曜日

それなのに何でこんな妙な気持ちにならなければいけないんだ

・・そんなこと言えば

一人で行っている時点で

もう私という人間が

どうしようもない一人のような気がするが

そこら辺は昔からなので

たいしたものではない

しかし

もっとも、中学のことは

それを直そうとして酷い目にあった

結局人は

収まるべきところに収まると言うべきなのか

なんやかんや言っていたが

少し喉が乾いて

私は、自動販売機の前で、立ち止まる

「えーーーと、イチゴオーレーイチゴオーレ・・」

ないとは分かっていながら

缶とペットボトルの間を探すも

発見することはなく

結局「水」を買って

そのまま又

歩き出す

そんなことをしているうちに

次第に雨が酷くなってきた

今の時間だと

私は、映画「ダブルアイ」の、第二の目があしらってある、キャラクターはてな腕時計に目を凝らす、夜蛍光素材で、ぼんやりとまだ見える

そこに書かれていた時間から見て

「・・後一時間」

電車を待っても良いが

少しこの時間に

別の、そう、普段通らないような道を行くことにした

それで私がまず目に付けたのが

自動販売機の裏

路地裏になってそうな場所があった

そこは、ビルとビルに挟まれており

その奥がどうやら曲がっているようで

先が見えない

私は、意を決してそちらを選んだのには

先ほどの、寄り道思考よりも

したたかな案があった

それは、雨が降っていないのである

別に、魔法を見つけたとかではなく

屋根が合わさっているらしく

雨が当たっていない

これが何処まで続くか分からないが

一つのゲームとしておもしろそうだ

どれほど雨に当たらず

目的日到着できるか

少々子供っぽいかも知れないが

私は、そんな案も含めて

その路地裏というか

隙間に足を踏み入れてしまった


私がしばらく歩くことが出来たのは

そこが整理整頓していないにも関わらず

誰かしらとおるのか

一応の道は出来ていた

私はそこを歩けばいいのだから

別段苦になるようなことはない

しかしながら

強いて上げるなら

出来れば、明かりが欲しいところだ

そう、私はそのとき

明かりが欲しかった

そのくらい道で

何か道を照らす物が

そして私は、そのとき

それが得られた

はじめ、それが何か分からなかった

それこそ、夜になると、勝手に人が通過したときだけ

明かりを付けるライトの分類かと

しかし

私の知っている明かりではなさそうだ

なぜなら、こんなところにそんな物のために、電源を、引く人間がいるのか

と言うのがまず第一

そして次に

それがほんの、申し訳程度の明かりであり

酷く白々しい

青白い光だったと言うこと

白々しいが青・・

とにかく

私はその光を始め

誰か不審者がいると思われて

ライトで照らされた

ぐらいに考えたが

どうやら違う

その明かりが照らす場所は

足下である

そういうライトもあると聞くが

どうなのだろう

私は目線を下げ、その発光物の正体を見た

そしてそこにあったのは

カセットビデオ付き

小型ブラウン管テレビである

「・・・」

それこそみま違いかと思った

こんなところにこれがあるのは

普通なのかも知れない

しかし、それが付きっぱなし

もしくは付いたとなると

話は別の方向へと

ズレ始める

「・・・」

私は意を決して

その映像をみようといした

何の運か、運命の運河か

それとも神のドラマ演出か

それは、私とは、反対側で点灯していた

しかし、それなのになぜ、ビデオデッキ付きかと分かったかと言えば

それは、我が家に瓜二つの物が昔あったからだ

それで、もしかしたらと思ったわけである

そして私は、ちょっといした冒険

余った時間の有効活用

話のネタにと

怖さなど忘れ

そのブラウン管小型テレビを、ジャンプして跨いだ

ちなみにジーンズであった

「・・・・」

私はそれを見たとき

怖さと言うよりも

どこかで見た

そんな感情がした

そしてその後すぐに


不味い


そんな感情が浮かんだ

そう、不味い、何か分からないが

そんな感なんかに頼るどころか

当たることがない

私が、そのとき本当にそう思った

それは、どこかから落ちる瞬間


不味い

そう思うようなもの

私はそのテレビから目が離せなかった

いや、もしかしたら動けなかったのか

どっちにしても

私はそこで

なぜ写っているのか分からない

ブラウン管テレビの中で

今まさに

古井戸から

湧き水のごとく

あがろうとしている

黒い髪のような物を見ていた

「・・・不味い」

私は口の中でそんな言葉がでる

しかし

出たからと言って何も変わらない

マラソン大会で、必ず、誰かしらが、一位になるように

わたしは、無情な中で、あがいている

・・・・・・・・・・・

それは率直に言うと

私の前に

井戸から上がり

ついには、画面を越え

私にその手をさしのべて・・来た

・・・いや、突き出してか

とにかく来た

私は逃げることもなく

ただしり餅をついて腰を抜かしていた

なんて不甲斐ない

こういうことが起こる以上に

怖がる神経など持ち合わせていないと思っていたのに

私は自分の精神の嘘吐き具合に

絶望しながら

ただ、連れ去られるかも知れない

そんな時間を過ごしていた

そんなとき、そんなときなのに

目に入ったのは、あのキャラ時計だった

時間は、非常に遅く

ここからのんびり歩いても

私の家の近くまで行く電車は、確実に間に合うだろうと思われる

しかし、どうやら私という物は

今日この瞬間で

その人生に終止符を打ってしまうらしい

・・・逃げられないだろうか

別に何時命を落としても

悔いはない人間である

若いから

この先の人生

そんなもの一切無いと思っているような者である

しかし

人間の本能なのか

それとも、私自身の本心なのか

私は必死に腰だけでも動かそうとするも

何も動かない

動くのは

どこかで聞こえる雨音と

目の前の、死に装束のような、・・いや白いワンピース・・ウエディング

とにかくずぶ濡れの女である

さらに、長髪である

羨ましくはないが

今時珍しい

・・・何時の時代の人かは知らないが

しかし、もし現代的以降だったとしたら

こんな電気家電に入り込むなんて

なかなかのハイテクさ・・いや、向上心である・・・・違うのか

私は黒髪を目の前にして

最後まで笑いをとうそうと

笑いで逃げようと

笑っていたいと

そんな馬鹿なことを

馬鹿な頭をひねりだし

何とか空想をつなげた

しかし

それが徐々によってくる

もう、においも分かりそうだ

「・・・・」

雨のにおい

水の香り

無臭

私はそのとき

何かが見えた

それが現実かどうかは、分からないが

貞子が見えるくらいだから、多分これが現実なら本当だろう

私が見たのは、赤い円だった

それは円形であり

その中には、いわゆる図形や数式のようなもの

全てが私の知っているものではない

それが複雑に混ざり合い

赤く輝き

私と貞子の下から

タワーを作るかのように

どんどんと上がっていく

「何何々」

私は心の中で叫ぶ

次の瞬間だった

一気に当たりが暗くなり

私はそれが夢何じゃなかったのか

そう思った

しかし

目の前に

明らかに影がある

それが何か知らないが

マネキンほどはある

「・・・・まさか」

私は動ける身体を

確認すると

急いで逃げようとした

しかし

何者かに

腕を捕まれた

ぞっとするくらいの氷のような冷たさ

私はそれを振り払おうとしたが

それは、ぐいっと、相手側に引っ張られると

そのまま、倒れ込んでしまった

私はそのとき、人生で初めて、気を失うと言うものを

やったのかも知れない


「起きてください、おきて」

私は誰かの声に目を覚ました

どこかに明かりがあるのか

当たりは明るい

「すいません」

私は起きあがった顔に何か当たるのが見える

そしてそれが髪の毛だと気が付いたとき

何か分かっているにも関わらず

そのまま上を見た

「・・貞子」

「いえ、だるまです」

即答の答えだった

「だるま」

「ええ、だるまです」

その顔は、どこまでも弱々しくと言うか美しい

まるで気弱な、高校生女子を思わせる

しかも色が恐ろしく病魔的以上に白い

「でもあなた・・・・貞子じゃ」

「私はだるまです」

彼女はそう言うと

自らのスカートの裾をたぐり寄せると

そのままめくる

「っあ」

私はそこで、彼女の足が、行く重にも縫られていることに気が付く

しかしそれが何を意味するか分からないし

すこし、百合展開を期待した私は

馬鹿だろうか

これを読んでいる人間くらい

馬鹿だろうか

それ以上か

どちらにしても

私は、彼女を見ていた

凝視

「恥ずかしいです・・・」

彼女はそう言って裾をおろした

「あなたは・・そう言えばまだ自己紹介がまだでしたね

先ほど言いましたが、私は、幽霊属 だるまです」

「・・はあ、元からそのお名前で」

「いえ、しかし、そこに名前が付くと

一族には、入れないので」

「そうですか・・」

分からないが合槌を打つ

「あなたは」

「私は」

そこで私は、名前の重要性に

オカルトマニアの同級生田中Q太郎こと「九太」が言っていた

名前を知られると死ぬと言う

ことを思い出していた

正直受験の単語でも覚えてろ

と言いたいが

それを言うと

二、三日へ込んで学校に来なくなるので

正直引きこもりの原因にだけはなりたくないので

適当に相づちをうつのであるが

・・まさか

「っあ、大丈夫ですよ、個人情報は、漏らしませんから」

「・・」

そう言っているがどうなのか

「でも、名前を知られたら、しんでしまうとか」

「ありますね、でも私たちは、先ほどの契約で

一心同体、運命共存体です」

「・・ああ運命・・って・・そんな協力も

だいたい、なに、契約って」

「したじゃないですか、雨の日に、大声を出して、喉を枯らし

赤き汁のはいった牛の乳

さらには、雨の日に、黒きもので、体を雨から守り

その闇よりも濃い暗い道へ

雨から逃げる

すなわち

闇にそのみを任せる

闇に助けを求める

その場所を助けの場所と認める

さらには、最終儀式

女性にして、二つに分かれた着物を着

霊体を、飛び越える

まさに、契約が」

「どこがよどこが、契約って言うのは、契約者が

契約することを知ってから

行うものでしょ

なのにそんな偶然が」

「偶然なら偶然でも良いのですよ

それが定めです」

「何が定めよ、何が、私はそんな、何でも平穏を求め

行動にでれなくなるなんてまっぴらごめんこうむりの助よ」

「あら格好いい・・でも契約は契約

しばらくは、私はあなたとともに動かなくてはなりません」

「・・・・・・・意味が分からない」

「そうでしょう、そうでしょ、世の中とは、大人とは、理不尽に、それでも耐えることなのですよ」

「・・・・・・」


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