↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
473/473

森外では人造種については秘匿され、忘れ去られちょるみたいじゃてな。

ロゼッタ嬢が人造種を知らんかったでな。


「なるほど。

 森外では、迫害の事実を無かったコトにしたいらしい」っとの。


「まぁ、ぬぁんでぇい。

 為政者が、自分達に都合が悪いコタぁ揉み消すようなモンだろーよぅい。


 ほれ。

 深層狩人が御伽話てぇコトになってんだしなぁ。

 先代時代のコトで、コレだかんぬぁ」


「なるほどねぇ。

 言われてみたら、納得だわさ。

 で、その人造種てぇのは、何なのさ?」


ロゼッタ嬢が不思議そうに。


「その前に、この世界には、昔に高度な文明が栄えていたのを知っておるか?」


そうダリルさんが。

したらの。


「ああ、遺跡なんてぇのが、在るみたいさねぇ。

 訳が分かんないのや、ガラクタもだけど、希少品も見つかるてぇ聞いてるわさ」


そう告げると、ダリルさんが苦笑しつつ。


「おそらくだが、訳が分からんのや、ガラクタ扱いの品は、古代文明産のアーティファクトだろう。

 高度過ぎて、今の俺たちには使い熟せないだけだ」


そのようにの。

それを聞いたロゼッタ嬢が。


「いやいやいや。

 ソレってさぁ。

 捨ててたヤツは、実はお宝だったり?」


「可能性は高いだろう。

 しかも古代文明は複数、いや数多と言える程に存在しておる」


当たり前のように告げちょるんじゃがか。


「はい?

 なんでアンタが、そんなコト知ってんのさね?」


まぁ、もっともじゃな。


「深層の遺跡にはな。

 ソレらの情報が残った遺跡が、存在するのだよ。

 深層狩人の目的として、過去遺跡の探索がある。


 全ては分からんが、知れた情報にて、深層探索が捗るコトもあるのでな。

 ソレも、深層狩人になり、人格が認められた者のみに知らされる拠点が在るからなのだが」


ほぅ?

ぞがぁな場所が?


「どんな場所なんさね?」


ロゼッタ嬢が興味津々と。


「生きている遺跡だな」


「はい?」

「ほんとけぇ!?」

「へぇ〜

 そんな場所あるんだぁ〜

 凄いやっ!」


三者三様じゃな。


「本当に、そんな場所が在るんさね?」


ロゼッタ嬢が懐疑的に。

それへの。


「実は、深層の方が遺跡が多いのだよ。

 そしして拠点は、昔の深層狩人が見付けた場所だ。

 先代達は精霊様と呼んでおったが、本人はバイオコンピュータのAIフォログラムと言っておったな」


「?

 なんさね、それ?」

「知らん」

「はい?」


「その様な人智を超えたコトなど、理解できるハズあるまい。

 だが、その精霊は、遥か昔から存在しておるみたいだな。


 様々な知識を得ており、自分の依代を己で整備しとるみたいだ。

 ただ、拠点から動けぬらしくてな。

 遠方の情報などは、知りようがない。


 その情報を得て精霊へ伝える代わりに、狩に役立つ知識などを得ておる。


 で、イニシエの文明についても、精霊から聞いた訳だ。

 まぁ、人造種が騙し討ちされ、森へ逃げ込んだコトは、里の伝承として周知されとるがな」


「つまり、アタイらの祖先が、森人を迫害したと?」


「正確には、王侯貴族の連中が、だがな。

 今では、それほど憎んでおる者は居ない。

 だが、良い感情を持って無いのも事実だ。


 特に王侯貴族連中に対してはな。

 ゆえに、師匠が過剰な反応を見せたのだろうよ。

 まぁ、俺も同じコトをするだろうが」


なるほどのぅ。

まぁ、人の感情は、のぅ。

しかし、バイオコンピュータAIかい?


『私達よりは、遥かに劣りますが、地球の物では歯牙にも掛けて貰えないレベルの性能でしょう』


それって、何気に自画自賛かや?


『?

 いえ、事実ですが?


 それと、ダリル様は情報を持ち帰っていると申されておりますが、実質は拾得物を持ち込んでいる、が、正確なトコロですね。


 情報自体は、小型ドロイドなどを各地に派遣して得ています。

 それらとの通信を繋ぐための、通信基地局拠点も、各地に築かれている模様。


 それにより、莫大な知識を得ているみたいです』


ほーん。

じゃが、そがぁなドロイドが居るんなら、深層狩人に頼らんでも良かろうに。


『物を運ぶクラスの大きさになると、深層獣に見付かり破壊されます。

 なので、気になる品が有っても取り寄せれないのです』


あー

深層じゃけぇのぅ。

ままならんわい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。