川に晶石!?晶石狩りじゃぁぁっ!
サーマさんが小川から晶石を得たと知り、放術適合者となった者達が小川へと。
浅瀬より澱み、さらには淵となった箇所に晶石が溜まっていたみたいだ。
ダリルさんも参加しているな。
っか、先程、結構な数を得ているが、まだ欲しいんだなぁ。
狩人達は小川と言っているが、普通の川だ。
川幅は広い所で80メートルほどか?
浅い箇所が多いため、船での移動は不可能だろう。
川にも危険な生き物が潜んでいる可能性があり、狩人達は深みへは行かない。
そんな中、ダリルさんは深瀬へと。
ナイフを横に口へ咥えて潜って行く。
川底へと辿り着くと、結構な数の晶石が。
しかも結構デカい。
ダリルさんが何を基準にしているのか分からないが、晶石を選分けて採取しているみたいだ。
ある程度の数を得た後、浮上する訳だが・・・
あれ、5分は潜ってなかったか?
『いえ、8分近くですね』
アレ、無理せずに切り上げた感じなのじゃが、8分とはなぁ。
俺の世界の人から考えたら人外じゃね?
『いえ、マスターの世界でも、素潜りが20分以上できる方が居られるみたいですが?』
いや、マジでぇ!
俺なら30秒持たない自信があるのだが?
俺の世界にも人外さん、って居たんだね!
『人外は、流石に失礼かと。
超人くらいのニュアンスでよろしいかと』
ま、まぁ、確かに。
しかし、そんな方も居られるんだなぁ。
しかし、腰布へ括り付けた布袋へ入らぬほど、晶石を得ているため、左手には採取した水晶石を。
浮上時に水晶石から水を放出しつつ浮上しておるの。
じゃが、水中で襲い掛かって来る魚や爬虫類を、ナイフで片手間のように撃退しておったが、アレ、他の狩人には酷であろうな。
ダリルさんにヤラれて浮かんだヤツを見て、岸辺の狩人達が青くなっておるからなぁ。
本来、水中で動きが侭ならないゆえ、襲われたら助からんのだろう。
やはりダリルさんが、特殊と言うことか?
浮上したダリルさんへサーマさんがな。
「はぁー、相変わらず、ヤルことが無茶苦茶だねぇ。
で、有ったのは、手にしているヤツだけかい?
しかし、大きいねぇ」
そう呆れたように。
「いや、下には大振りな晶石がゴロゴロしておったぞ。
まぁ、結構雑魚が寄って来て鬱陶しかぢたがな。
1番良さげなのは、コレらかな?」
そう告げ、布袋から晶石を複数ほど。
特に4つは、炎虎火晶石の半分ほどの大きさがあった。
3つは他の晶石が大きくなった感じか?
いや、明度が高くなり、色も濃くなっているか。
もしかして、晶石の質が高いのかねぇ?
『おそらく、その認識で正しいかと。
しかし、残る一つは何でしょう?』
あ、アドバイザーさんにも分からないのかぁ。
そんなん思っているとな。
「なんでぇ!こんなぁ!ところへぇ!氷晶石が在るのよっ!」
ん?
パルマさんが、なんか騒ぐ始めたんだが?
「ん?
この晶石か?」
ダリルさんが、青白い晶石を持ち上げ告げる。
「そうよっ!
この辺りって雪が降らないって聞いたわっ!
氷晶石は極寒の地でしか採れない晶石よっ!
こんな場所で採れるなんて、有り得ないわっ!」
一気に言い切り、ゼェーゼェーと荒い息を。
そんな疲れるように言わなくとも。
「ほぅ、そんなに珍しい品か。
まぁ、火の気がない森の中で、火晶石を宿した虎が生まれたのだ。
同じように氷の力を宿した生き物が現れても、不思議ではあるまい」
『おそらく、ダリル殿の推測は正しいでしょう。
氷の力を宿した亜空間へと繋がった晶石だと思われます』
なんとまぁ、よく、そんな品を得たものだ。
そんなん思っているとな。
「炎虎火晶石と似た感じの晶石を選んでみたのだ。
まぁ、この4つしかなかったのだがな」
シレッと、そんなことを。
それを聞いたアドバイザーさんがな。
『呆れたぁー
全てが、それぞれの力が溜まった亜空間へ繋がる晶石ですよ、アレ!』
え?
どゆこと?




