驚愕!ダリルさんの出生秘話!!
ふと、矛盾点に気付く。
あれ?
ダリルさんって、三歳児の頃に食べる物が無くて自分で狩りしてなかったけか?っと。
その疑問にアドバイザーさんがな。
『二歳の頃に、ダリル殿の産み親が親権を持ち出しまして。
それにて、ダリルさんは引き取られることにですね』
いや、待て待て、ちょっと、待てぇいっ!
捨てたんだよなっ!
しかも乳飲み子をっ!
それで親権を主張するのか?
『だからですよ。
地に置いている間に連れ去られた、っと、主張をですね。
いや、確かに捨てて直ぐに保護しておりますが、そうしないと乳飲み子など死にますからね!
それを逆手に取った訳です』
いやいや、その理屈は、おかしいから。
『で、引き取られた訳ですが、普通なら覚えてないこともダリル殿は覚えていた訳です。
ゆえに親には懐かないだけでなく反抗的でして。
そんなダリル殿に腹を立てて暴行を』
はぁ!?
二歳児にかぁ!
阿保かぁ!
『里の者が気付いて即座に止めましたが、知らせを聞いて来た里長にボコボコにされていましたね。
次にしたら殺し、家族は里から放逐する!っと言われて、青褪めていたらしいです』
潔いほどのザマァ系だな、ソヤツ。
『で、その家で育てられる訳ですが、元々が貧乏な家です。
ゆえにダリル殿の食事量が少ない、との苦情もですね』
で、ガリガリで、自分から狩りするダリルさんになる訳か。
しかし、とんでもない夫婦だな。
『まぁ、母親の方は、ある意味では古代文明の被害者ではあるのですが』
はぁ?
どゆこと?
『女性が優れた遺伝子を求める、っと言う話しを聞いたことはありませんか?』
まぁ、聞いたことはあるが?
それが?
『複数の遺伝子を胎内にて融合し、より優れた種を残すように造られた人種が在ります。
それが、ダリル殿の産みの親です。
ある意味ビッチと言われる存在ですね。
まぁ、そのように造られた種な訳です。
で、その様な存在であるため、里の男性と関係していたりします』
うわぁ、とんでも無いな、をいっ!
『で、関係した男性の遺伝子を統合し取捨選択しつつ、子を形成します。
つまり、遺伝子統合システムとして生み出された人造種末裔なんですよ』
はぁ?
それって、そうゆう風に人の手で生み出された、っうことぉ!?
『そう言うことですね。
ゆえに、彼女は抗えない本能に支配された被害者でもある訳です。
ちなみにダリル殿には師であるガウランドの遺伝子も組み込まれておりますから、ある意味では本当の親子でもあります。
まぁ、サーマさんの旦那さんを含む数人は、遺伝子提供者ではありませんが』
っうことは、里の男共ほとんどが、対象じゃねぇかっ!
とんでもねぇな、をいっ!
『でも、そのお陰で、ダリル殿のような人造種末裔が誕生した訳です。
そうでもないと、このような存在は産まれませんよ?』
うーん。
素直に納得できんのだが?
っか、そんな文明、滅んで正解だわいっ!
っと、ダリルさんが採取を終えて帰り始めたな。
荷車から借り受けた籠満載だ。
ダリルさんが輸送隊の宿営地へ辿り着くと、サーマさんが呆れたようにな。
「こりゃぁ、また、仰山採って来たねぇ。
何を採って来たのやら」
「野草や野菜に香草と香辛料。
それにソイ芋だな。
ソイ芋は醗酵が甘いが、無いよりは良かろう」
そう告げて食材を渡す。
「おやおや。
無くて欲しい品ばかりじゃないかね。
塩だけの味気ない品だけになりそうだったけど、これだけ有れば色々できるよ。
けど、人数が人数だ。
品数は抑えて一品にしたいところさね。
さて、何にするかねぇ」
サーマさんが悩んでいると、被害者である女性の一人がな。
「あのぉー
麺料理は如何でしょう?」っと。
「はい?
麺料理ぃ?
なんだい、それ?」
あーねぇ。
知られてないんだな、麺料理。
しかし、麺料理にも色々とあるが、どんな料理かねぇ?
楽しみだ。




