さて、そろそろリアルへと。ん?花咲さん?どがぁしたんなら?
動画を確認し、まぁ良いじゃろ、っとの。
で、リアルへと戻るコトに。
したら花咲さんがな。
「もぅ、あの料理は食べれないんですね」っと、寂しそうに。
まぁ、当然じゃわな。
花咲さんは、別に屋敷へ住んでおる訳ではない。
ゆえに、屋敷で出す食事を食すコトはないでな。
「だから、コレから大変だ、っと言ったではないですか。
映像世界で食べれる食事は、屋敷で食べる料理よりも、クオリティは上なんです。
だから、屋敷で食べる料理にさえ、不満に思ってしまうんですよ?
なのに、一般の料理では、全くグレードが追い付いてませんから。
この味を知って、何時も食べている料理を食べたら、愕然とするでしょうね」
ん?
そこまでかえ?
『正直、私は料理を食せませんので、分かりかねます』
まぁ、ジェミアさんは、そうじゃろな。
じゃが。
「いやいや、沙織さん?
儂らが外で食べた料理、ソコまで酷く無かったように、思うんじゃがの」
ちゅうたらの。
「ドリームステージ本社の食堂は、一般の料理店よりクオリティは上です。
それなのに、アノ湯とアノ結晶を使用していますから。
比較対象が、違い過ぎるかと。
それに、フレンチの店は界隈つでは有名で、セレブが押し掛けるレベルです。
でも、悪くは無かったですが、正直、劣るように感じましたが?」
あーねぇ。
「それは、そうじゃの。
儂もフレンチは数回しか食うたコトがノうてな。
以前に食べたヤツほどの感動は、正直なかったのぅ。
じゃが、ふむ。
アノ湯とアノ結晶を使っておれば、また違ったのやもしれんなぁ」
「ソレらは一般へは流通させる気はありません」
イキナリ、ジェミアさんがの。
まぁ、造れるのが、儂だけじゃ。
一般流通させる程に確保すんのは、流石にのぅ。
「この屋敷での使用は、マスターが居るため許容範囲です。
ドリームステージが管理する食堂への配給も、マスターが名誉会長であるため、目溢しされておりますね。
ですか、本国の上層部への配給も、ままならない状況なのです。
マスターを優先するのは、当然ですが、施設を提供し管理を行っているのは、本国です。
さらに、出来た品を管理しているのもです。
その本国を差し置いて、未開の原住民たる地球人を優先するなど、有り得ませんので」
そうジェミアさんが告げるとの。
「ええっ!
私達って、未開の原住民なんですかぁ!?」
ちゅうて、花咲さんがの。
したら、沙織さんがの。
「美咲。
銀河系どころか、太陽系を自由に活動する技術力がない文明なんですよ、我々は。
彼方は恒星間移動どころか、複数の銀河を短時間で移動し、さらには次元を移動しつつ、文明の活動範囲を広げているのです。
明らかに、技術レベルか違い過ぎるのです。
そうですねぇ。
縄文時代の幼児と、現代の大学院生を比較したとします。
差が有り過ぎて、比較にもならないでしょ?
我々と本国では、今の例えが埃粒にも満たない程の、差があるのです。
そう考えたら、未開の原住民あつかいも、仕方ないのでは?」
沙織さんに告げられ、目が点になっちょるな。
「私は学校での成績が優秀となっておりました」
「そうですね。
皆の憧れでしたモン」
「実はアレ。
コチラで本国基準の教育を受けていたからなんですよ。
正直、私は落第ギリギリでしたし」
そう告げて、ため息をの。
そがぁに難しいんかい!?
「先輩が、ですかぁ!?」
花咲さんが、驚いちょるな。
「コチラの高校や大学で教える教育レベルは、アチラの幼児が習うレベル未満なんです。
そうですね。
コチラの中学生が習うレベルを、中世ヨーロッパの学者に習わせたら、授業に付いて行けますか?
むろん、下準備などは無しで、ですよ?
まず、無理だと思いますが」
「ほうじゃのぅ。
中世と言わんで、昭和でも無理やもな。
なにせ、スマフォやパソコンどころか、ガラケーやポケベルも無いでな。
シャワーなんぞも無いぞぇ。
先ずは、前提条件が違い過ぎるでな」
エアコンもない、テレビは手動じゃから、リモコンも無いでなぁ。
基礎知識自体が、違い過ぎるわい!




