表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プロヴィデンス  作者: 藍
79/96

EP79 格闘技界

「あらゆる格闘界など、我が破壊してやる!総合格闘技一つに統合してやる!」


そう息巻く身長約10m、体重約100t、体脂肪率約1%程度と、奴の肉体はまるで恐竜、常人の数万倍のパワーを発揮する、《ミオスタチン完全欠乏》で有り、生きてるだけでも筋力が強力、強靭に成長し続けている、筋肉装甲は人の域ではない、もはや人間の制御可能な域を飛び出た不可抗力の人災とでも言うべき存在。


「アァァァガァァァ!」


とてつもない肉体強度や骨密度は、とてつもないタフネスの理由、機関銃掃射を全弾直撃して傷一つ付かない、それにやつは単にフィジカルが強いだけではない。


「ふん」


スタミナを温存する為にやつは、技術を鍛えた、彼のスタイルは総合的相撲。


バギィ!


「あが!?(骨を回しの代わりに掴みやがった!?)」


そして、投げる、グシャ、人の原型のない肉団子の完成である。


「ふしゅ〜」


やつは御嶽ウタキ相撲を習っている、御嶽ウタキ相撲、それは古式の良さ、現代式の良さ、他国の良さを取り入れ、雷電爲右エ門式のかんぬき、張り手、鉄砲、鯖折り、野見宿禰式の踏み付け、当麻蹴速式の突き蹴り、踵落としや。


現代相撲最強と謳われる幕内優勝60回、900勝0敗0分0無効、61回目以降、相撲界にやつの名前を知らぬものは居なくなった、相撲界ではこのシンプルなフレーズが伝わる、黒凰が出たら死を覚悟し負けを決まり事と想へと。


禁じ手で殆どの技を縛り、相手に反則を許可しているにも関わらず61回目から不戦優勝が続き彼は引退した、そんな黒凰翅のモンゴル相撲式の右四つ、寄り、上手投げ、カチ上げ、張り手、歴代史上初、20年間天下装士を取り続けシルム界を制覇せんとする最強の韓国人、萬龍太マン・リョンタのシルム式のトゥルベギ、トゥルジャプチェギ、オグムダリギ。


ブラジル相撲の顔とすら呼ばれるエイド・ウェルドクス式の投げ技、寄り切り、押し出し、梃子の原理で体格差を無傷する低重心の組み付き、バランス崩し、相手の力の運用法などなど。


っと、時代と国境を超えて、相撲の極大至上の技術を纏めた技術体系が御嶽相撲で有る、だがただ纏めただけの技術体系という訳じゃない。


バギィ!


「いぎゃあ!」


骨を掴む、御嶽相撲開祖、御嶽慎弥がこの世に残したのは、骨掴コツキャク、強力な握力×骨の隙間に指を入れ込む技術と言うもので有る。


彼の場合は純度百の握力ですがね、御嶽慎弥には先天的な超大握力があった、赤子で鉄球を握り潰しパチンコ玉ほどにも無いくらいに小さく圧縮したのだから、それだけではありません。


「土俵を掃除してる、、、こんな朝早くから」


御嶽は相撲をこよなく愛していた、頭が地を着くほどなど甘い、大臀筋に額が着くほど人間が可能な限界域まで深くお辞儀をし、彼は四股を踏む。


脚を外旋回しながら四股を踏むだけで、意図せずとも竜巻が発生する。


「ふっ!」


奴の足腰から放たれる相撲の打ち咬ましはサイの突進を受ける訓練をしていようが対応不可能なクラスであり、重心を極限まで下げた姿勢、まるで虎やら獅子など4足歩行の動物並みの低さまで下げ、強靭な脚力で放たれる打ち咬ましは、人間、否、猪、否、サイ、否、直撃すれば恐竜程の強さが無ければ死は免れない、突進を前にした者達皆は、トリケラトプスが脳裏に浮かぶ程えげつない。


「あんなでっかい鉄砲柱が!?木っ端微塵になってやがる、10tトラックが直撃しても微動だにしなかったどころかトラックがぐしゃぐしゃになった千年欅の鉄炮大黒柱が」


《イナシ》本領発揮するには、大横綱1万人分の突っ張りに等しいパワーが必要、イナシは、相手の勢いを逸らす相撲技術。


「相撲は」


健を極限まで収縮、腕関節等の機動を決め関節延長して放つ!これはバネのようなもの、バネ定数(バネの硬さ)x、縮めた距離ストロークこの式が示す通り、パワーは縮めた距離。


xの2乗に比例する、ストロークを2倍にするとパワーは4倍、ストロークを 3倍にすると、パワーは9倍、飛距離も距離の2乗で伸びる。


「最高なんだ!」


「ウボァ!?」


圧力発勁掌底プレッシャーパーム圧力を溜めて一気に解放することで、とんでもない張手を放てる、指先までパワーを貯める、ゆっくりと着実にカウンターを狙うんだ、掌に力みを感じながらも閉じるのではなく開く。


手首に、尺骨や橈骨を感じる、腕橈骨筋わんとうこつきん、円回内筋、指屈筋・伸筋と前腕筋肉群すべてにじんわりと熱を、肘から上腕ニ頭筋、三頭筋、三角筋、脇、肩甲骨、大胸筋へと、チャージを完了して渾身の一撃を解放!!!


関節延長を出来るものでない場合、チ壊れる可能性が高く危険である、だがそれほどに強い、一切の才能を持たない最低レベルの人が唯一、素手で人体の部位破壊を成せる技術、圧力は筋力×延長飛距離から威力が増加する。


「否定なんかさせない!」


「総合以外はすべて、弱点だらけの欠陥品だろうが!ウボァ!?」


「お前はまるで分かってない、長所と短所を、人に弱点や欠点なんてもの一切合切存在しないと言うのに、存在価値を、証明手段を間違える程度の雑魚がほざくなよ」


「そんなのは屁理屈だ!おぇ!?」


御嶽が押している。


「生まれ付き腕が無い?それは違う、持たぬ腕を持って生まれて来たのだ、脳の一部が無く、知能が低い?ならば野性を手に入れ易い、吃音症?ならば歌い手でスターになれる素晴らしい素質だ、悲観することなど何も無い、差別されて良い理由なんか無い!お前は、そんなことにすら気づけない、馬鹿野郎だぁぁぁ!」


トガァァァァン!圧力発勁掌底プレッシャーパームが心臓を破壊するのだった、、、。


「なぁ!お前も総合だろ!なぁ!だから我々の仲間に!」


「その統合思想は、俺には理解出来ないな、格闘技にはそれぞれの良さがあんだろ?」


ボクサーは言う。


「やはりダメか、、、やれ」


「死ねぇい!」


刺客が数十人飛びかかる、だがしかし。


「遅い」


ドガガガガ!


「ウガ!?」


彼が強い理由?220cmの体躯に、210kgと言う質量がありながら、ミニマム級の最軽量のボクサーの速度よりも速い、それにとことん粘る、奴の速筋、遅筋共にボクサーとして上澄みの域に位置するところかな、、、。


「ハァ!」


スパン!奴のジャブはジャブじゃ無い、ミッドは一撃で爆ぜて装着者の両腕から上半身まで全骨が圧し折れる、サンドバッグだって一撃、付けてる一番大きく新品のグローブも爆ぜる、トルク・馬力・力積、全てが人外の域だ。


「これが?いつもより一回りデカいな」


「はい、5000Jまでの威力までなら測定可能なパンチングマシンです、名前は!」


バゴーン!パンチングマシンが宙を舞う、なんと何tと有り地面にしっかり固定してある、新設されたプロボクサー専用のパンチングマシンをマシンごと吹っ飛ばし、結果は測定不能。


「うっぐ、るぅ〜ふっふっふっ、、、だは!」


1000tにも到る大岩を押すヒッティングマッスルトレーニング中、あまりにも強い押し力で零距離で岩を木っ端微塵にしてしまう、打突なし、単なる触圧ですらそれだ、奴は全身イカれてる。


そんな彼だが、パワーだけでは無い、その神経系は、反感を買った過激な次の対戦相手のファンが雇った黒ずくめが、零距離の上に不意打ちのチャカの発報を、人外の反射神経で余裕を持ち回避、そのままチャカをパンチで破壊しつつ発砲者の頭を破裂させる。


「見えな!?ウボァ!」


パンチ速度、反応速度、共に速度は異常、秒間10000発以上の速拳だって容易いのだ。


ブチャア!肉が爆ぜ、内臓の潰れる生々しい音が響く、ルール有りの試合、手加減しててもこうなってしまう。


「じねぇ!」


「技量も、力量も、足りねぇぇぇ!!!」


バゴーン!顎をカチ上げると、対戦相手は宙を舞う!なんと対戦相手はリングの外まで吹き飛んだ!


「うは!」


技術力すら異常、敵選手がクリンチだとか足踏みだとか、審判を買収して隠しナックルとか、ズルし放題、舐め腐った態度で減量すらまともにしてない25kgも体重差のある相手に脱水やら目のぼやけだのある状態で圧勝、KO勝利するほどっと。


彼はボクサー時代、負けなし、幾度としてチャンピオンの座に輝き、敵なしとしてMMAに転向したのだった、転向してすぐのこと。


「うぐ!?(一切の比喩はねぇ!万力の如しではない、万力そのもの、否、万力以上!)」


バギボギ!まるで綿菓子感覚で骨をグシャベシャにしてしまう、組めねぇ、掴めねぇ、寝れねぇ、突けねぇ、あんな人間、触れたら最後、終わりそのもの、あんなんと戦える人間は人間じゃねぇ。


30MJメガジュール、約3060トン、3000万ニュートンにも達するパンチ、電磁投射砲レールガン、戦車の主砲、大型ミサイルのキネティック・エネルギー、大型重機にも匹敵する初段時点のパンチ。


え?1000tを蝕圧して10000回をすぐさまに放てる打撃速度でこれかって?だから言ってるじゃないか”初段時点の”って、筋肉に力を入れてない出発時点の状態、つまりジャブ未満でこれなのだ、、、。


「雑魚ばかりだな」


「あり得ない!こんなのは認めてなるものか!」


「寛容になれよ、纏めなくても良いんだから」


「クソ!クソ!クソッタレメ!お前らなど皆殺しにして」


ドガァーン!腹に一撃が入る。


「ウボァ!?、、、」


「後は警察に任せるとしよう」


暴徒と化した過激派総合格闘技集団テロ!破壊未然に撃破!


「異種間での戦い?大いに結構!だがなぁ、殺し合いだのそんな目的で来るなら、もっと武装してこい、銃火器でも核兵器でもな、喧嘩のムエタイじゃなくヤリ合いのムエボランってのはそう言うもんだぜ」


「我らに勝つなどまだまだ修行が足りないんな、空手道場、いつでも看板を撮りに来るが良い」


「躰道それ即ち総合の上、君らの基礎だ、極めたいのなら黙ってついて来い」


「ふ〜一段楽ついたな、君らの足捌き悪くなかったよ、どうだい!テコンドーやってみる?」


「ガッハッハ!いい戦いだった!急参戦演者達よ、プロレスは楽しめたか!」


各地でも、表舞台に立つ数々の格闘技者が彼等を制圧したのだった、、、。


「最近何故こうも沢山の問題が日本各地で増えているのでしょうか?」


「何者かによる作為的なシナリオに巻き込まれているのでしょうか?何故かは分かりませんが遊戯のような雰囲気をヒシヒシと」


「あり得ない!ここまで大規模な計画を遊びで?馬鹿げている、机上の空論でしか無いことです!」


「まぁそう、、、ですよね?」


日本上層部での会議の議題は日本内部に多発する事件、議論は白熱していた、、、。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ