嵐 6
体調崩しておりましたllllll(-ω-;)llllll
滞ってしまってほんとに申し訳ないです…………!!
レミニアリス視点⇢??視点 になります。
混乱する、とはこういうことなのだろう。理解しようとするのだが言われたことに対して矛盾が多すぎる。
「先程はお母様が毒を、と言いましたよね?」
いかにも、とルベルトは首を縦に振る。釈然としない表情浮かべたノエルが疑問をぶつけた。
「父様に……リアネス伯爵に何か吹きこまれたのですか?」
「……何も言われてないぞ。皇帝陛下からの書状だと言って渡された」
ますます意味がわからない。
なぜ毒を盛ったのがアリナディスだ、と書かれた極秘文書が無関係のはずのルベルトの元へ届けられたのだろうか。そして、その後届いた正反対の書状。レミニアリスは1つのことに気がつく。
「もしかして……お父様に反抗し得る勢力の仕業??」
「そう考えるのは自然だが、一歩間違えれば皇帝陛下の逆鱗に触れる……。そうだよな?」
「はい、必ず 」
父が愛するのはただ一人。唯一の人を害せばそれ相応か、否、それ以上のもので報復される。
「……反抗し得る勢力がひとつだけあります。アズヴェルト伯爵家─────第三妃様のご実家です」
アズヴェルト伯爵家はリアネス伯爵家と違い、名門とは言い難い。現当主はヴィルナの兄であり、先代当主と真逆の冷徹さで有名である。要らぬものは容赦なく切り捨て、利用できるものはとことん利用する。理論主義な男だと聞いたことがあるような…。
「父様自らその書状を王太子殿下に渡されたのですよね?」
なにやら探る様子のノエルはルベルトに問かける。何故かビクリとしたルベルトは慌てて答えた。
「そ、そうだ。自ら来て下さった。内密にしてくれと言われたし……。皇女殿下には見せてもよいと仰っていた」
ルベルトの反応にシェスは苦笑いを隠せていない。どう声をかけるべきか迷ったが、レミニアリスは思ったことを口にした。
「アズヴェルト伯爵が企んだ事として、伯爵には何のメリットもないと思うのだけど……」
「何かあるのでしょう、きっと。皇女殿下は狙われる可能性が非常に高い……。お気をつけ下さい」
いつになく真剣味を帯びたシェスにレミニアリスは反射的に頷いた。そしてルベルトに笑いかける。
「お知らせくださってありがとうございました、王太子殿下。とても有意義でした」
「……いや、役に立てたなら幸いだ」
そう言ってルベルトは席を立ち、シェスを従えて滞在する宮殿へ足をむけた。
*******
その頃、数ある宮殿の一角。
人目につきにくい場所を目指してマントとフードをきっちりと着込んでワタシは走っていた。目的の場所へたどり着くとキョロキョロと首を巡らす。月明かりは雲に隠されて朧げにしか見えないためか不気味に思えてきた。
「ここだ」
突如響いた声に悲鳴を上げかけ、小刀を構えた。
しかし、相手の顔を確認するとそれをスッと下げた。と同時に相手は持ってたらしいランプに火をともし、ワタシは当然のようにいきなり明るくなった視界に目を眇めた。
「……驚かせないで」
「こうもしないとそれらしくないじゃないか」
あっけらかんと返した相手にハァ、とため息を付く。
「時間はないの。さっさと出してくださらない?」
焦れるワタシに相手がニッと笑ったのがここからでもわかった。そして何かが投げられる。危なげなく受けると中身をランプにかざした。四角い"それ"は一度ならだれでも見たことのあるものだ。
「……どうやって手に入れたの?」
珍しく頬を紅潮させたワタシは相手の表情をみて一気に冷めた。口角を歪めてワタシの手の中の"それ"を睨みつけていたからだ。
「贋物なのね」
躊躇うことなく言葉に出すと、相手は火に油を注いだ時のように殺気を膨れ上がらせる。
「………わかってるわよ。今度はワタシが動く。妙な手出しは無用よ」
「そういうことはさっさと言ってくれないか。私の労力は何だったのだ?」
「無駄……?おかしなことを仰るのね」
「…お前には何の力もない」
「その通りよ。……でもワタシには少しぐらいの権力があるの」
ふん、と冷笑した相手はくるりと踵を返す。
「……1週間後、またここに来い。その時に報告しろ」
言わなくてもわかるくせに、と言いそうになるのを我慢して自信たっぷりに「もちろんよ」と答えた。
シェスは王家に連なるおウチのお坊っちゃんなので、レミニアリスとルベルトの会話にも入れたりします‹‹\( ˙□˙ )/››
読んでくださってありがとうございます!!<(_ _;)><(_ _;)>




