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終わり?

精進式から六年後.....



「テュポンーごはんよー」


我が子を呼ぶ声、その声は優しく、とろけるような錯覚さえもしたが、肝心の息子の反応は



「うっさい!!今行くから!!」

暴力的だけど、ちゃんと行くっていうあたりには育ちの良さ?を感じる。読者は察してくれたかもしれないが時が早く経つというのは、仕方のないことで、六年の人生を解説するには同じく六年分の時間が必要なのだ。では、この声の正体は何か



「くそ、今いいとこだったのに!」

狂言 泣雄(くるい なきお)である。正確にいえば、今はテュポン・レフ・メノラースという現役前の男の子である

本を棚に戻し、駆けるように階段を降りる。親にもっと落ち着けと注意されたが、怒りという感情のせいかまともに聞き取ろうとしない




なぜこうなってしまったのかと、そのためにはこの世界に関することも説明しなければならない


この世界は昔、神と呼ばれる存在が直接我ら人間の発展の手助けをしたそうな



だが、人類の転換期と言えることが起きた。それは災害の如く現れた。神はこう告げた


『あれこそが人類の試練であり、乗り越えた時は、我々は現世から去る』


と、そして人類はその試練に打ち勝ち、神が制限し、管理する世界はなくなり、人類は強固たる力を得た。そして、魔法や科学が発展し、種族間の差別は無くなった。もっと簡潔に説明すると




世界ごとインフレした



「科学も十分に発展してるから、前の世界と同じような生活もできてるし」

普通に生活を営むと異世界に転生した気がしない、魔物は確かに存在するがあまり街中に出現するわけじゃないし、だからと言って安心できるわけじゃないけど




前の世界とあんま変わらない、見ただけで精神を削る存在と共生している等々あるため、中身が16のいや、五年経ったから21歳の男が荒んでいるのは、自己防衛のためでもあるだろう




「はーーーーー、なんなんだよこの世界は」

それでも21歳の反抗期を見るのは滑稽というか、顔が引き攣る何かがあるというか



「周りをみれば必ず、異形が紛れ、少し見ただけでも精神が削られる」

外、気分転換のためにここら辺で賑わっている大通りに出ている。先ほど、前の世界の文明レベルで暮らすことができていると言ったが、ここらで賑わしているのは主に()()()である。



もちろん、今の時期は祭りが行われているわけではない。そも、見た目は小説、漫画でよく見る木で骨組みし、布で日差しを抑えるという構成でできている。加えて売り物も果物、肉、衣服とアクセサリーといった装飾品が大体



「まさしく、統制が取れていない」

そんな簡潔な感想が、この世界のことを表している。




だが、そんな彼にダメ押しと言わんばかりに距離にして約200m先から轟音が鳴り響く、直後に建物が倒壊する音と人間の悲鳴が段々と感染するように広がる




「魔物が現れたぞー!!」

と、この世界において、一瞬で危険な状況だとわかることを男が走りながら大声で伝える



「勘弁してくれ、五年経っても処理しきれてねぇってのに」

新鮮な赤色、だけれど錆びついた鉄の匂いを持つ液体が全身にかかる。製造元は、既に肉塊となって目の前で涎を垂らす魔物の胃の中に仕舞い込まれた。大通りの人間は足が早くここで死んだ奴はいないようだが、出現元にいた者たちは犠牲となったのだろう、仕方のないこと、突然何もないところから出現するのだから



運が悪いとしかいえない。だがそんな運が悪い者リストに己も入るとなると、貶すことはできない。食べられる最後

、でも正直そんな終わりでも良いと思っていた。こんな





こんな、理不尽が容易く起きる




昨日まで楽しげに話す友達も、家も明日には消え去るような世界ならば





そして、俺の視界は黒色で覆われた








世界を説明すんのに三話かかったんだけど、もっと削ればよかったな。これで鬱の描写も書けるかなぁ


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