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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。

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178 「若さがない」を笑い飛ばす14

 ほどほどに「特別」を取り除いた結果、「いのち」の構造はとても応用しやすくなっている。

 たとえば、「いのち」の構造を言い換えてみよう。

「内圧」が高まって、「障壁のもっとも弱いところ」から「決壊」する。

 この「障壁のもっとも弱いところ」を見つける作用を「課題の発見」と言い換える。

そして「決壊」を「解決」と言い換えてみる。

 すると、「ちせい」の構造が見て取れる。「課題の発見」と「解決」の論理だね。

 バクテリアだって迷路を解く。「ちせい」は人間だけの特別ではない。

 生物の進化の歴史を追っていくと、なにか目的をもって進化しているように見えることがある。古代の爬虫類(はちゅうるい)に複雑な知性があったのか? それはおそらく違うだろう。けれど、恐竜もまた「いのち」であり「ちせい」の構造を含んでいたはずだ。高いところの植物を食べるために首を長くしたものもいれば、身軽に動くもの、(あご)の力を強くしたものなど、さまざまな試行錯誤があった。それはまさに「ちせい」と言えるだろう。

 一般に言うところの知性は、およそ個人的なものだ。先祖代々の、などと言ってもせいぜい数世代にわたるぐらいだろうか? 何百何千という世代交代による進化の歴史を知性とは見做(みな)さないだろう。

 けれど、それも「ちせい」のたしかな構造(カタチ)であると、筆者(わたし)は認める。それを尊重する。

「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 だるーんと昨日のつづきから。

 昨日は力を抜いて、声を響かせる方法についてでした。

 もしやりにくかったら、(あご)をほんのすこし上げて気道を開くのもいいかも?

 あと、無理に高音や低音でやらず、何の音でもいいから「りきみ」がないまま出せる音で。ちな筆者(わたし)は低いミ~ラ(E3~A3、mid1E~mid2A)ぐらい。体格や性差もろもろで変わるはずだから、当てにはならないけどね。

 落ち着いて、深呼吸、リラックス、リラックス。ゆるっとした感じでそっと声を出してみるとやりやすいんじゃないかと。


 さて、今日は滑舌の話。


 まず、ちょっとズルい方法から。

 あくまでカラオケゲームを攻略してるだけなら、鼻歌でもいいんじゃない? と。

 口を閉じて、「ん~♪」だけで歌うとどうなるのか。

 これでも、じつはけっこう点が出ます。が、ビブラートができなくなるので、テクニック点を2.5点ほど捨てることになります。これが痛い。

 音程を40点中36点、安定性を30点中26点だったとすると、ロングトーンと抑揚が満点でも89.5点、90点に届かない。もうちょっと『余裕(スラック)』が欲しい。

 まぁ、序盤で普通に歌ってビブラートを1回入れてから鼻歌にうつるなんてことも考えられますが、歌ってる最中に考え事を増やしたくない。上達の邪魔だからね。


 カラオケゲームの難しいところは、メロディーラインと歌詞が同時に表示されるところ。どっちを見ればいいの!? で慌てる。

 だからこそ「りきみ」が入るし、共鳴、声の響きが台無しになる。

 ここで、歌詞を間違えたり、入り遅れたりすれば大変だ。失敗が次の失敗を呼び、そのまま曲が終わる。たぶん80点も届けば御の字だろう。


 さて、攻略を考えてみる。

 まず、歌詞を目で追いかけて、メロディーラインは耳で追うことにしよう。どちらも目で追いかけちゃダメだ。

 そもそもメロディーラインが分からないときは、歌詞は無視。軽く鼻歌を歌いながら、目と耳の両方でメロディーラインを追いかけ、感触をつかむ。

 メロディーラインがおおよそ(つか)めてきたら、歌詞ありにチャレンジ。ひとつずつ取り組んでいくこと。


 それじゃ、滑舌について。

 まず、歌詞を見るタイミングに気をつけよう。今歌ってるところの歌詞を見るのではなく、この1行歌い終わったら次の1行はなんなのか、に目を向けよう。

 口は今のところを歌いながら、目は次の歌詞がなんなのかをチェックする。このやり方になれることで、『余裕(スラック)』ができます。

 これは仕事などの多くの作業でも使えるテクニックですね。目の前の作業は無意識的にこなし、次何をやるのかに意識が向いている。スムーズに事を進める、ベテランのやり方ですね。

 ごく一部の例外的な曲はあるかもしれませんが、基本的に歌う前にはきちんと歌詞を表示してくれます。はやめに次の歌詞をチェックすること!


 あとは、ちゃんと口の動かし方についても触れておきます。

 アナウンサーの練習みたいに、「あえいうえおあお」の発音をやってみましょう。

 ただし、ここで注意点。

「あ」「え」「い」は上の前歯が見えるぐらい、大きく口角を上げて発音すること。

「う」「お」は口を思いっきり(すぼ)めて発音すること。

 なので、最初の「あえい」はほとんど口の形が変わりません。

 そして、「あえい→う→え→お→あ→お(→あえい)(次の繰り返し)」となります。「→」のところで、口角が上がったり下がったりおおきく動くわけですね。

 (ほお)の筋肉を動かすトレーニングですね。たぶん、慣れないうちは3セットもやれば充分。ゆっくりやって20秒ぐらいでしょうか?

 それで、軽い筋肉痛でも感じたら、なんか美味いものでも食べて寝ましょう。おやすみ。


 うん、そして実際に歌うときや、日常で話すときは、その6割ぐらいの感じでOK。口角の上下、おおきな「うごき」ができるようになっておけば、ちいさな「うごき」は自然にできるようになるでしょう。


 もしもそれでもキツい場合は、よほどの速い曲やヒップホップ、ラップ系でしょうか?

 それは誰がやっても難しいので、あと回しにしてもいいと思います……が、そこで無理を押すなら、いったんカラオケアプリを閉じましょう。

 歌詞サイトを検索して、歌詞を見つつアカペラでゆっくり歌ってみる。ちゃんと歌えるほどゆーっくり歌う。ただしい「うごき」ができることが大事。

 確実にできるようになったら、ちょっとずつ早く、またちょっと早く……とやっていく。いずれ、原曲と同じ早さになるでしょう。

 それでもできない曲はもう勘弁してください。それは異常に難しい曲だと思いますので。手軽に攻略できないものとして割り切りましょう。


 というわけで、今日は滑舌の話でした。

 大事なのは、歌うときに「りきみ」をなくすこと。

 だったら、歌う前にあらかじめ「りきみ」をやっておいて、歌うときは6割のゆるーい感じでやればいいじゃないか! という話でした。


 そういえば、10月17日はカラオケ文化の日だとかで、8時間無料で歌唱&分析採点し放題らしいぜ!(2024年10月17日(木)18時~同年同月27日(日)23時59分まで)

 これって、スタンダートプランにあるキーのおすすめをしてくれる機能まではしないのかな? どうなんだろう教えていつもの友人さーん?

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