174 「若さがない」を笑い飛ばす10
それじゃ、対処を考えてみようか。
正直、生きるとか死ぬとかどうでもいいよね。
ここで問題なのは、命を特別あつかいしているところだ。
命。あるいは自分自身や、自らの人生、自尊心といったもの。
これを特別である。つまり、無限大の優先度を割り振ってしまったらどうなるのか?
そりゃもう、算段なんて立てられないね。
自分が少しでも傷つく可能性があれば、ダメージの期待値は無限大だ。
どんな宝物を手に入れても、満足度はゼロだ。無限の欲望をかけらも満たせていないんだ。
ソイツを特別だと思い込んだら最悪だ。ソイツと比べたら、君の価値なんてマイナス無限大になっちゃうんだぜ? ふざけんなだろ?
特別な人生の結論は、プラスマイナス無限大か、それともゼロか? そうなってしまうんだ。極端に振り回されるだけの人生だ。それは、ほんとうに特別な人生なのだろうか?
それは、違うだろう。
関係性原理について考えてみよう。特別とはどういうことか?
それは、特別なものを中心に置き、その他の事物と一方的な従属関係を結ぶことだ。
子供の書いた太陽の絵のようなものだ。ぐるぐると丸を書き、そこを中心に光をあらわす線が何本も伸びている。とても単純な絵だ。
そして、単純だからこそ、代わりはいくらでも用意できる。ほとんどの人は、このような太陽の絵を難なく描くことができてしまう。
おいおい、待ってくれよ! それのどこが特別なんだ? と、なってしまうわけだ。
稚気を愛すること。そこに偽りはない。誰だってそんな絵から描き始める。そこを否定する気はない。けれど、子供に嘘はつけないよな? いくらでも代わりのきく太陽の絵について、芸術的だ! なんて言うことはできないはずだ。むしろ子供の方が怒るだろう。もっと上手く書けるのに! って悔しくて、次はどうしてやろうか考えている。それなのに、水を差すなと。
単純なものから始めて、創意工夫をこらし、複雑で妙味のあるものになる。そうすることで、関係性が張り巡らされ、代わりなんてとても考えられなくなる。まさに唯一無二、特別になっていくわけだ。
特別を当てはめると特別さが抜け落ちていき、特別を捨てると特別になっていく。
特別あつかいさえしなければ、たしかにそれは特別でいられたのに。
あこがれる「特別」ってやつは、そんな天邪鬼な性質を抱えている。
これを「特別性の罠」と呼ぶことにしよう。
この罠に引っかからないようにするために、できることはあるだろうか?
努力論を書きながら努力が報われないのもアレなので。
最近ハマってる「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
と、とうとうやってやった……。
カンザキイオリさんの「あの夏が飽和する feat.花譜」で99.197点! 人生初のカラオケ99点超えを果たしました。
なお、100点出せる見込みは立ってません(キリッ
いや、音程で40点満点出せたことがないのと、音程・安定性を重視するとテクニック(ビブラートなど)やロングトーンがトレードオフになってしまって、音程以外は個別でなら出せるんだけど両立できなくて困った。次は突破口探しかな……。
現状は音程39.771点、安定性30点満点、抑揚15点満点、ロングトーン9.685点、テクニック4.742点。最後の詰めが上手くいかない。むぐぐ。
UNISON SQUARE GARDENさんの「シュガーソングとビターステップ」で96.857点。
back numberさんの「水平線」で95.937点。
井上あずみさんの「君をのせて」で95.633点。
虹色メダルはこれで8曲。
最近やってる練習法。
マイページ、採点記録の並び順を「過去最高点(低い)」でソートし、苦手な曲からひたすら潰していく。
目標は、1度でも歌った曲は金色メダル以上かな。
あと銀色を13個塗り替えれば達成――とか言いつつ、ついつい新曲に手を出して遠のくまでがお約束。