表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
192/561

171 「若さがない」を笑い飛ばす7

 語り継ぐことの難しさに想いを()せたところで、話を戻そう。

 巨人の肩に乗れ。

 ここでの巨人とは、特定の個人、ソイツを指す言葉ではない。

 たしかに偉業をなした偉人、代表者はいるのだろう。しかし、それを多くの人が語り継ぎ、不要を削ぎ落とし、現代の言葉に翻訳しつづけ、洗練に洗練を重ねた。そうやって、君のところまで届いたということ。時代を超えたつながり、歴史の潮流とでも呼ぶべき、その数多くの人の流れこそが巨人なんだ。その先端、巨人の肩の上に、いま君が立っている。

 もらったものを、きちんと受け取ればそれでいい。

 次の人たちに、ちょっとだけ利子(イロ)をつけて渡してやろう。

 あとはまぁ、できれば負債(ツケ)は遺したくない。なあんて、ね。


 たったそれだけのことを、曲解して人々から『余裕(スラック)』を失わせるために使うというのは、さすがに論外というものだ。真に受けて馬鹿をみるのもつまらないだろう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ