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165 「若さがない」を笑い飛ばす
それでは、何事もなかったかのように。
今度は「若さがない」から、できない?
そんな自身の年嵩と向き合ってみることにしよう。
さて、君はどちら側の人間だろうか?
今日はこれまでの人生で、いちばん老いた一日なのか?
今日はこれからの人生で、いちばん年若い一日なのか?
君が過去にこだわっているなら、前者だ。
君が未来にこだわっているなら、後者だ。
はてさて、君はどちら側かな?
そして君がどちらを選ぶにせよ、分かることがひとつある。
君は、今一時への尊重が足りていない、ということだ。
べつに、どちらかを選ばなくていい。
むしろこれは、天秤ごと両方かっさらってしまえばいい話だろう?
この瞬間に、君は人生でもっとも老練に磨きぬかれた時間を過ごしている。
そして、まさに今、君は未来に立ち向かう若き挑戦者でもあるんだ。
過去と未来が交わる場所に、主人公が立っているということ。
それはあたりまえの、ただの名誉にすぎない。