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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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155 「幸運がない」を笑い飛ばす15

 さて、人間関係が充実してくると、運気(ツキ)が向いてくる。

 ここでの運気(ツキ)とは、なにも怪しげで非科学的(スピリチュアル)なものではない。

 自分とは違った視点や気付きを与えてくれる相談相手、場合によってはトラブルを引き受けてくれる仲間。こういった人間関係に恵まれることで、「不運(マイナス)」を避けたり、大きく軽減したりすることができる。

 そんな人間関係的『余裕(スラック)』が、運気(ツキ)として作用するわけだ。

 もちろん、頼りすぎれば迷惑がられるだろう。人間関係的『余裕(スラック)』を枯れるまで使い果たしてしまえば、運気(ツキ)も当然ながら逃げていく。

 そうならないよう、ときに相談される側、助ける側になる。そうやって、信頼と実績を積み重ねていく。そして、運気(ツキ)に恵まれたツイている人になっていくわけだ。


 おや?

 助けたり助けられたりというのなら、損得なしではないか? やるだけ無駄だった?

 と、思ってしまうかもしれない。けれど、じつは期待値はプラスに(かたよ)る。

 何故なら、君のいるその集団は、集団でいることでメリットを生んでいるからだ。だからこそ、集団が成り立っている。

 協働の正義だね。君は分け前を受け取る立場だ。だからこれで、基本的には得をする。

 でもでも、やっぱり? 期待値がプラスだからと言って、君にとってプラスになるとは限らない。最悪魔王のサイコロかもしれないね? 君の場所は本当に大丈夫かな?

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